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現在の第一原発の様子。左から4号機、3号機、2号機、1号機=9月4日、本社ヘリから、浅野哲司撮影
東電独自のシステムで拡散を予測していた!!
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/6614919.html
とある原発の溶融貫通(メルトスルー)
●風はどこへ吹く
東京電力の心配は、放射性物質が原子炉から出た場合、どのくらいの量がどこに向かうか、だった。風向きに気を配り、文部科学省のSPEEDI(スピーディ)とは異なる、東電独自のシステムで拡散を予測していた。
昨年3月14日早朝。3号機の原子炉の圧力が急上昇した。「これね、もう危機的状況ですよ」と、吉田昌郎所長(57)がうろたえるほどだった。
本店から風向きの報告が入る。「今、陸地に向かって、双葉町方向に向かって吹いています」。さらに、爆発した際の放射性物質の拡散予測が伝えられた。
「風2メートルで評価しますと、最大のポイントは2.2キロ先、ちょうど敷地境界あたり。5700ミリシーベルト。250ミリ圏内がずっと相馬郡の方まで広がっていくものと思われます」
高い値の放射線が、原発から20キロ、30キロの距離を超えて、さらに北の遠方に流れていくという。
本店の小森明生常務(59)が確認した。「ん、250ミリシーベルトが北の方に行くんだよね」
「そうです。風がちょっと舞ってるんで、データを連続して見ますけど、東風が支配的か、西風が支配的かによって、全然状況が変わってくるんですけども」
大熊町のオフサイトセンターにいた武藤栄副社長(62)も確認する。
「20キロのところはどのくらいの線量になるの?」
「250、250ミリシーベルトです」
「250ミリパーアワー(毎時)ですか?」
「積算線量で250ミリシーベルトです」
「うーん」
高い線量の拡散予測に、白い防護服姿の武藤副社長が腕を組んで天を仰いだ。
その後、テレビ会議では何度も風向きが報告された。汚染地帯の方向や場所は、放射性物質が飛び散る際の風向きによって変わるが、予報はくるくると変化していく。「3時くらいまで北風に変わります。それでまた夜は南風なんですけど、明日はずっとまた、今日の夜中から夕方まで、北風です。場合によっては2F(ニエフ)(第二原発)の方、南側に汚染が広がる可能性があります」
結局、3号機の原子炉建屋は、14日午前11時過ぎに爆発した。東電幹部が気にしていた風向きや拡散予測の情報は、福島第一原発の周辺自治体に伝わらなかった。
(朝日新聞)
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000851209180001
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一つ前の記事と関連のある情報ですね。
ベントには一切触れていませんが,ベントだろうが爆発だろうが東電が放射性物質の拡散を予測できていたことは事実ですね。
やはり,住民に知らせなかった重大な責任があります。
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