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いつの間に、一般公衆の放射線被曝許容量が7ミリシーベルトになったんでっか???
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Dr.中川のがんの時代を暮らす:/51 「魚好き」と内部被ばく
毎日新聞 2012年09月17日 東京朝刊
http://mainichi.jp/feature/news/20120917ddm013070030000c.html
日本における天然の放射線による被ばく量は年約1・5ミリシーベルトと言われてきました。しかし、昨年末に公表された新しいデータ(東京電力福島第1原発事故以前の数値)によると、食品からの内部被ばくは0・58ミリシーベルト増え、年0・98ミリシーベルトとなりました。この結果、年間の自然被ばく量は2・09ミリシーベルトで、医療被ばくと合わせた「国民線量」は年5・97ミリシーベルトに達します。
一般公衆の「線量限度」(個人が新たにそれ以上の被ばくをしてはならないとする数値)は年1ミリシーベルトですから、平均的な日本人の場合、「年約6ミリシーベルト(国民線量)+1ミリシーベルト(線量限度)=年約7ミリシーベルト」まで放射線被ばくが許容されることになります。年1ミリシーベルトという数字の比重が分かると思います。
自然の内部被ばくが増えた理由は、食品中の天然のポロニウム210の詳細な分析が可能になったためです。ポロニウム210の算定が1992年(前回公表時)の数値で過小評価されていたことが分かり、食品からの自然の内部被ばくが年約1ミリシーベルトとなりました。
ポロニウム210からの被ばくは年0・8ミリシーベルトと見直されましたが、これは世界でも高い値です。ポロニウム210が魚介類に多く含まれているためで、日本人の長寿の理由の一つである「魚好き」が自然な内部被ばくを高めているというわけです。今後、これまで評価できていない未知の自然被ばくが分かってくれば、国民線量はさらに高くなる可能性もあります。
ちなみに年2・09ミリシーベルトという日本の自然被ばく量は、世界平均の2・4ミリシーベルトを下回ります。日本がウラン鉱石など資源に乏しいためで、米国は年3・0ミリシーベルト、フィンランドは年約7・5ミリシーベルト、フランス、スペインは年約5ミリシーベルトです。
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http://mainichi.jp/feature/news/20120917ddm013070030000c2.html
このような数値の違いはありますが、欧州でがんや白血病が多いわけではありませんし、自然からの被ばくが安全で、原発からの人工的な被ばくが危険、というわけでもありません。もちろん、原発事故は許されるものではありませんが、放射線がもともと暮らしの身近に存在している、という事実も理解することが大切です。(中川恵一・東京大付属病院准教授、緩和ケア診療部長)
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