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原子力関連施設と活断層:渡辺満久
http://www.youtube.com/watch?v=uE4lRNogXnI
http://www.veoh.com/watch/v37430214aqAFQs4G
原子力関連施設と活断層:渡辺満久
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/131399.html
http://megalodon.jp/2012-0914-2226-27/www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/131399.html
日本の原子力関連施設の多くは十分な耐震安全性を備えているとは言えず、
いくつかの施設は活断層上に建築されていることがわかってきました。
「活断層を値切る」とは、長い活断層を短く見積もることを指しています。
長い活断層ほど大きな地震を起こすことが知られています。
活断層が短ければ地震は小さくなるので工事費を安くすることが可能となります。
これまでの原子力関連施設の建設は、まず場所ありきだったようです。
場所を決めてから、そこが安全であるという作文が始まり、
活断層の存在は否定されてきました。
どうしても否定できない場合は、その長さを短くしてきたのです。
また、津波の高さも同様に値切られてきました。
海岸部で大きな地震が起こった時には建造物が損傷を受け、
津波による被害を受ける危険性があったのですが、
2011年03月11日にそれが現実のものとなってしまいました。
福島第1原子力発電所の事故は、「過去の事例でわかっていた津波の高さや
地震の大きさ」を想定しなかった、すなわち、本来は想定すべきことを
考慮していなかったことによって発生した人災なのです。
どうしてこんなことが起こってしまったのか?
それは、これまでの安全審査が杜撰であったためです。
正しい安全審査が行われなかった最大の理由は、活断層評価に係わってきた専門
家の活断層を評価する能力や「中立性」に非常に大きな問題があったからです。
「活断層研究者=地震研究者」という誤解があるため、
活断層評価の場に本当の専門家がいなかったという状況がありました。
中立性に問題があるとは、本来は純粋に活断層の危険性を検討すべきであるのに、
電力側の利益を代弁するような立場にいる「専門家」が審査をしてきたという意味です。
そのような問題のある「専門家」を任命し続けてきた政府機関にも大きな責任があります。
福島第1原子力発電所の事故に関する責任の所在は明らかなのですが、
誰も責任を追及されることなく1年半が経過しようとしています。
大変おかしなことです。責任を追及されないのであれば、これからも、
その「専門家」達は安心して過ちを繰り返すでしょう。
大飯原子力発電所については、再稼動の前に活断層の有無を確認する必要がありました。
想定される危険性を確認せずに再稼動に踏み切ってしまったということは、
福島の教訓は生かされず、再び同じ過ちをおかしてしまいました。
想定できるものをどうして検討せずに進めてしまうのでしょうか?
誰も責任を取らないですむという状況が、再稼働容認の背景にあるのではないでしょうか。
責任の所在を明確にすることもなく、責任を問うことも好まないとすれば、
日本人はあまりに優しすぎると思います。
原発と活断層
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/nature/2012/04/post-8f7a.html
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