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「日本列島に安定した地層はない」 核のゴミ処理は不可能
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2012/9/12 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
コンクリで埋めても放射能漏れる
やはり国は潔く脱原発を決断すべきだろう。
日本学術会議は、きのう(11日)、高レベルの放射性廃棄物処分について、数万年にわたり地中に廃棄する最終処分政策の見直しを求める提言をまとめ、原子力委員会に提出した。
注目すべきは、「日本列島は地震や火山活動が活発で、万年単位で安定した地層を見つけるのは困難」と指摘していること。国内では廃棄不可能だというわけだ。
確かにそうだろう。今月10日、国交省は豪雨や地震で山の斜面が地下深い岩盤から大規模に崩れる「深層崩壊」の危険度マップを公表した。それによると、少なくとも17県の約9000カ所で深層崩壊の跡が見つかったという。核のゴミを地中深くにせっせと埋めても、自然災害によって露出する危険性が高いのだ。
実際、放射性物質に汚染された焼却灰や汚泥の最終処分場候補地となった矢板市のある栃木県も「深層崩壊」の跡があるし、近くには断層も通っている。数万年も耐えられるとは思えない。防災評論家の大山輝氏はこう言う。
「矢板市は、日光の火山帯まで30キロの距離にあり、那須火山帯にも近い。茨城沖地震や房総沖地震の影響も受ける地域です。汚染物質を埋めるのに適した場所ではありません。コンクリートのプールに閉じ込めたとしても、完全に固まるまでに数十年かかるし、地震や自然災害でひび割れたり、雨水が入ったりすればもろくなる。大地震で山と共に崩れ、一気に放射性物質が漏れ出すことも考えられるのです」
他の地域も似たり寄ったりだ。安心できる場所などどこにもない。
元立教大学理学部教授の佐々木研一氏(放射能に関わる無機・放射化学)が言う。
「安全で確実なパッケージ方法はありません。しかも、放射性廃棄物の処分には、何十万年とかかる。それでも、まだ再稼働や原発新設の動きがあるのがおかしい。これ以上、廃棄物を増やすのは許されません」
「2030年までに原発ゼロ」なんて悠長なことは言っていられないのだ。
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