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【国民よ、怒れ!この場に及んで原発の復活とは。】
原発は、安全性・経済性・必要性の全ての面において、完全に破綻している。膨大なデメリットとゼロのメリットが日本国を実験材料として証明されてしまったのだ。
原子力発電および原子力発電事故の事情を大方知れば、まともな人間なら皆、原発全廃を望むだろう。何事も、店じまい・解体するのはあっという間のはずだ。原子力ムラは、さっさと廃炉・使用済み核燃料管理・除染(移染)に転職すればよい。それを、すぐに廃止できない影には、悪巧み以外見えない。
「ただ単に、やめるだけなのに、どうして18年以上もかかるの?」聡明な小学生がいたら、すぐにそう尋ねるであろう。今から18年以上もの間、一体何をやって時間を潰すつもりだ。不思議で仕方がない。
所詮、原子力ムラの目的は、ただ一つ、停止している原発をジワリジワリと再稼働させることだ。
なんの取り柄も無い、発電の劣等物原発を、政府が頑なに弁護するのは、国民を虫けらの如く犠牲にしてでも、一重に官僚・政治家・電力会社・マスコミの利権を保持したいからに他ならない。このことは、もう痛いほど分かった。だけれど、国民の一人ひとりは、虫けらなりに一つの「生命体」として健気に生きる権利がある。国民よ、怒れ!
【日本民族滅亡のリスクを抱えて原子力発電をするのは、馬鹿げたことだ。】
こんな基本的なことを、何故、政治家や官僚や電力会社は直ぐに理解してもらえないのだろうか?ホント嫌気がさしてくる。
百害あって一利ない、生命体の生存を脅かす危険極まりない無用の長物原発は、今この瞬間をもって全廃を決定するべきである。原発事故が国内で起こっていないが、さっさと脱原発を決めたドイツを見習いたい。
地震の巣の上で原発を動かすことが、100%危険な事は、福島第一の事故で実証されたばかりである。それなのに、この事故が無かったことのように処理されている現状には寒気を覚える。
そして、日本が滅ぶということは、日本の「原子力ムラ」も滅びるということだ。残念ながら、原子力ムラの人は、それが分かっていないらしい。懐に札束が入り込めば、それだけで人生満足のようである。ああ虚しい。
【火力発電より原子力発電が安いなんて、誰がどう考えても大嘘である】
脱原発で電気代が高騰するとの根拠は何か?
電量100万キロワット当たりの建設費・燃料費・人件費・減価償却費・維持費・地震対策費を、原子力発電と火力発電の対照表を作って証明するべきだ。
原子力発電には、無限大といっていいほど特別な維持費がかかっている。
@使用済み核燃料の保管:
これが原子力発電の、長い目で見た最悪おバカ部分である。原子力発電につきまとう核のウンコ=使用済み核燃料は、言わば死神のウンコだ。何万年も永久に超有害なのである。何万年もプールで冷やし続けなくてはならない。世界中探しても、処理できる人もいないし施設もない。保管する場所を移しているのに過ぎない。引き取ってもらうには膨大なコストがかかる。人類が原子力発電を初めて以来、この死神ウンコは日本のみならず世界中にたまり続ける一方なのである。時が経てば経つほどこの維持管理コストは重く膨れ上がっていく。電気代は高くなる一方である。この問題のみで、もうすでに原子力発電は、経済的に破綻している。
A廃炉のための費用:
一基当たり数兆円と、膨大なコストがかかるらしい。はっきり言って原発の減価償却費は発電によって得た利益をまるごと食ってしまう。
B建設費
火力は原子力の1/5のコストだと分かっている。けっこうなお金をかけて作っているのだ。
C燃料費
例えば、100万キロワットあたりの正味の燃料費を、火力と原子力で比較したデータは意外と無い。計算結果を提示した単価のデータはあるが、計算式に隠され、原子力発電の純粋な燃料単価は、実は「隠れブラックボックス」の状態である。
原子力発電の燃料費そのもの値段を「原子力発電所1基に1回あたり詰め込むウラン燃料は何円ですよ。MOX燃料は何円ですよ。使用前燃料棒は1本あたり何円ですよ。」とはっきりと提示し、火力発電の重油・石炭に比べて安価であることを証明するデータがあれば見せてほしい。
そして今や、LNGガスの方が、原発より安くなっている。原発を再稼働するくらいなら、LNGガス火力発電を増設するべきであることは明らかだ。
D人件費
危険物を扱う原子力発電の方が高くつくことは容易に分かる。
D地震・津波対策費
火力発電は、耐震補強くらいかもしれない。火力発電所に防波堤を作るという話は聞いたことがない。が、原子力発電は延々とコストがかかる。津波対策のための防波堤設置費はいくらかかるだろうか。福島第一の遮水ダムさえも、「そんなお金はない。」と作れないほどの経済状況である。津波対策の防波堤を完璧に気づいたら、原発のコストはいくらかかるだろうか。原発コストはこの領域においても無限大なのである。
以上のように原発は、「バカの産物」である。
にも関わらず、NHKは、火力発電のコストが、電力会社に重くのしかかっているかのようなニュースを流している。この放送局は、人から受信料を貰っていることを忘れたのだろうか。受信料を払うどころか「迷惑情報料」として受信料を返納して欲しいくらいである。
結局、電気会社は、上記のような原子力発電に伴う膨大なコストを、火力発電のコストになすりつけ、原子力発電のコストそのものからは差し引いて、いかにも原子力発電が安いかのように粉飾し、悪質なコスト計算をしていることは察しがつく。
【原発無くても、今年の夏は乗り切れた。】
今年の夏は、総発電量のうち原子力発電は1.3%のみで十分に乗りきれた。むしろ、電力が余ってしまったので、多数火力発電所を止めたのが現実だ。大飯原発再稼働はムダ回しであったとデータは証明している。
【福島第一は漏れ続けている】
ふくいち4つの地獄釜の蓋は、まだ開いたままである。着実に海に空に陸に漏れ続けている。東日本の汚染状況は、大方全貌が見えてきたが、深刻なデータが目白押しである。
人の手に負えないどうしようもない領域に達してしまった。原発事故は、東北・北関東を修復不可能なまでに汚染してしまったのだ。この範疇においてもコストは無限大と言って良いであろう。
【野田総理のウソとそれに対する回答】
野田総理は、何とか脱原発を阻止しようと、屁理屈・イチャモンを繰り出してくる。嘘のバリケードを山のように積み上げて籠城する野田総理。
原発推進の為のウソは、誰にでも簡単に切り崩すことができる。降伏させるまで、闘い続けなければならない。嘘のバリケードはさっさと突破らおう。
脱原発は、経済発展の為の妨げになる。→原発そのものが経済的に破綻している。
自然エネルギー発電はお金がかかる→自然エネルギー発電は段階的に増加させればそれでよい。それまではLNGガス火力発電で賄うのだ。
安全性が確保される場合は、原発を再稼働できる。→今さら原発を安全だと主張するバカはいない。
原発を止めたら電気代が高騰する→上記のごとく、原発を続ければ電気代が高騰する。それが事実だ。原発のせいでいらないコストがかかるのだ。火力発電の燃料費のせいでは断じてない。
脱原発すると、雇用が失われる。→確かに、原子力村は失業する。が、原子力発電は、安全面でも経済面でも既に破たんしており、この世に不要なものだ。原子力ムラは廃炉・使用済み核燃料管理・除染(移染)に転職するのが宿命であろう。
【結語】
さあ、今この瞬間に原発を全廃しよう。
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