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福島県沖の漁10種に拡大し操業
9月10日 5時21分 K10049020711_1209100548_1209100621.mp4
東京電力福島第一原発の事故のあと、試験的に行われている福島県沖での漁が、10日から対象の魚介類をケガニやスルメイカなど10種類に拡大して行われています。
福島県相馬市の松川浦漁港では、10日午前2時前に漁師たちが11隻の漁船に乗り込み、漁に使う底引き網などを点検したあと、次々に出港していきました。
福島県沖では、ことし6月、福島第一原発の事故のあと、1年3か月ぶりに漁が試験的に再開されましたが、対象の魚介類はタコとツブ貝の3種類に限られていました。福島県漁連ではこれまでに水揚げした魚介類や放射性物質の検査態勢に消費者から一定の理解が得られているとして新たにケガニやスルメイカなどを加えて対象を10種類に拡大し、10日から漁を始めました。
対象の魚介類は、いずれも福島県の調査でことしに入って一度も放射性物質が検出されていないもので、10日午後に水揚げされ、種類ごとに放射性物質のサンプル検査が行われて問題がなければ地元などに出荷されます。
地元の漁協の検討委員会の委員長を務める佐藤弘行船長は「一歩一歩進んでいると感じている。本格的な漁ができるまでは相当時間がかかると思っているので、辛抱してやっていきたい」と話していました。
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原発・フッ素27
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