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震災瓦礫の広域処理、事故当初は福島県外に放射能汚染がされていないと思ったという嘘
朝日新聞の連載記事に、震災当初、瓦礫の広域処理を思い立ったとき、復興担当相などが福島県以外の瓦礫には放射能汚染がされているとは思わなかったと記されていた。
しかし、これはいくらなんでもあり得ないウソだ。福島県内の瓦礫を広域処理しないとした時点ではっきりでまかせだと分かる。小学生だって、放射能を含んだ風や雲が県境を超えて拡散することを理解しているからだ。それに、実際、関東から東北にかけてはかなりの濃度の放射能物質を含んだ風が吹いたことがスピーディのシュミレーションでも明示されていた。まあ、今回は朝日新聞の記事だが、読売も同じようなもの、または、もっとひどい嘘を流しているので、今更という感じだが、こういった記事を見るたびに、日本の洗脳というかマインドコントロールが深刻化していると思わざるを得ない。
あらゆるところから嘘とデマが噴出していて、よくもまあここまででたらめな社会になったものだと思うことがよくある。まず、専門家という人たちがほとんどあてにならない。何々委員会の委員長とか、時には大臣職に就いている専門家でさえ、平気でうそをつく。まあ、背景には事情があるとは思うのだが、それにしてもだ。
次に、社会のほぼあらゆる層に、嘘を故意について、社会を操作する人たちが存在している。インターネットでの発言などもそうで、時には、まともなサイトのふりをして真剣に物事を考えようとしている人たちを集めて情報収集をしている。
時には殺人事件までもがでっち上げとしか考えられないような形で起こされる。だから、実際に殺人が起こっているのか、それともこれはこけおどしなのかと迷ってしまうことになる。多分、こういう状態が続けば、白のものを平気で黒だと言いくるめて人をだますことが行われるだろう。実際、僕の身の回りでは、毒物を仕込んだ食品が平気で売りつけられている。
こうやって、事実がなんであろうとそんなことは構わないという態度が人々に広まっていく。自分の当面の利益があれば、何でもする。そうやって、金がどんどんと金のある奴らに集まって、結果として普通の人々はより困窮し、それがまた拝金主義を助長する。結果的には、社会全体が環境に対応する力を失うのだ。その先には大規模な滅びが待っている。
ソ連などの旧共産圏が滅びた大きな原因は、実態を簡単にごまかしてうその報告を幹部にあげることが広範囲に行わるようになったからだ。当然、その原因は共産主義の硬直化した支配体制にあった。ソ連の場合はスターリンに象徴される命令通りに動かないならば即刻処分だという一方的な権威主義があったわけだ。
今の状態は、スターリン時代のソ連よりも悪い。スターリン時代はアメリカとの競争があって、それが一定程度の緊張感、互いに嘘を許さないという正常化への献身というものがあったが、今は、アメリカの強欲が世界を支配してしまっていて、ほとんど歯止めが効いていない。
まあ、体制側について嘘をつくのは当面楽だ。しかし、それは確実に全体を滅びに導いている。そして、実際に自分が滅びる立場にならないと、間違えに気が付くことはないのだろう。これが、現代人の神をなくした精神の特徴だ。
今朝4時のNHKのニュースでは、福島第一原発の警備を担当されていたという方の顔出しの証言があった。事故から1年と半年経って関係者が口を開きましたというようなアナウンスが付いてのもので、男性アナウンサーがいかにも深刻な内容だという表情で話している。しかしながら、内容が問題だ。地震当日は、原発敷地内を見回りしてたいした混乱はなかったが、1号機爆発後から混乱が始まったというような話なのだ。
肝心な地震での被害が全く無視されている。少なくとも送電鉄塔が倒れていたし、事故直後から現在まで現場作業員には事故について話をするなという口止めがされているはずだ。
一部の報道では、1号機原子炉ではかなりの水蒸気漏れもあったと言う証言がある。第一原発の現場作業員は既に1万人を超えた人数がいるはずだ。口止めがされていないのなら、あれだけの事故をなぜ多くの関係者がどんどんと証言を始めないのか?
地震は大丈夫とのウソが巧妙にされている。
さらに、アメリカの原発事故調査団が福島原発事故調査をやって、東電に対して、事故対応マニュアルが整備されていなかったなどのアドバイスをしたということだが、かなり疑問。地震の被害の程度が全く明らかになっていない。事故調査をするなら、まず、地震が起きた当初確実に動いていた監視カメラ映像の検証とその公開が必要。原子炉のフタや核燃料プールの映像があるわけで、それに触れずに、単に非常時冷却装置の操作ミスなどの人災面のみを指摘しているのは、明らかに、アメリカ当局自体が福島第一原発事故の本当の原因を隠蔽しようと工作して来ていることの証。アメリカが、日本が再度原発事故を起こすことを狙っているのは明白。日本を世界中の国々の核廃棄物処分場にすることを狙っている。もし、そうでないなら、ごく当たり前に、なぜ東電やIAEAの監視カメラ映像の検証をしないのか。
こうやって、アメリカは自らの強欲にかられて世界も、そして自分自身も壊滅させていくのだ。日本で次に原発事故が起これば世界的にひどい放射能汚染になる。
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