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ここ数ヶ月、仲間と東京都内を中心として、放射能汚染状況を調査してきた。当初は、黒い物質の発見及び測定を主たる目的としていたが、それ以外の黒い物質ではない「普通の土壌」も比較検体として採取し測定してきた。
「黒い物質」はなんらかの要因によって、放射性物質が極端に濃縮されたものであり、極めて危険な物体であることは間違いがない。しかし、それは、局所的に存在しており、それのベクレル数をもって、その地域一帯の汚染状況の目安にはならないと判断した。
冒頭の表は、私たちが任意に採取した「黒い物質ではない」通常の土壌のベクレル数(セシウム合算)についてまとめたものである。
私たちのベクレル計測単位は Bq/kg であるため、チェルノブイリ基準に合わせるために Bq/uに換算した。換算にあたっての係数は65とした。
この表と以下の基準を比較して見る限り、「東京はチェルノブイリ級の汚染である」という主張は誇張ではないことがわかる。
<チェルノブイリ>
(強制避難エリア): 148万Bq/m2(MBq/km2)〜
第一区分(強制移住エリア): 55万5千〜148万Bq/m2(MBq/km2)
第二区分(補償つき任意移住エリア): 18万5千〜55万5千ベクレル/m2(MBq/km2)
第三区分(放射線管理エリア): 3万7千 〜 18万5千Bq/m2(MBq/km2)
私たちが調査した15検体のうち、
第1区分(強制移住エリア) に該当するものは、1箇所
第2区分(補償付任意移住エリア)に該当するものは、3箇所
第3区分(放射線管理エリア) に該当するものは、7箇所。
区分外となるものは4箇所 であった。
この投稿内容を確認することは容易である。自分自身が土壌を採取してお近くの測定所に持ち込めばよいのである。私たちはネット情報などで、「数万ベクレル」という言葉に慣れてしまっているが、kgあたり600ベクレルの汚染があれば、それはもう、チェルノブイリの第3区分に該当するのである。なお、ここで強調しておきたいのは、検出しているのはセシウムだけだということである。
この投稿に対する批判であれなんであれ、ご自身で測定することを強くお薦めする。
私たちは、そういう土地に住んでいるのである。
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