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(転写開始)
震災がれき 第1陣到着
2012年09月07日
木くずが入ったコンテナの空間放射線量率を測定する県の担当者=熊谷市の太平洋セメント熊谷工場
東日本大震災で発生したがれきの県内処理が6日始まった。昨年12月に受け入れを表明してから、曲折をたどり、ようやく第1陣の27トンが工場に運び込まれた。搬入先の3市町長は「復興に寄与できる」と意義を強調するが、住民からは不安を訴える声も出た。
◇放射線量は基準値内
岩手、宮城両県の震災がれきについて、国は広域処理を進めており、埼玉は熊谷市、日高市、横瀬町の3工場で1万1300トンを1年かけて受け入れる。
午前10時、太平洋セメント熊谷工場に、緑色のコンテナを積んだ大型トラックが入ってきた。中身は岩手県野田村の震災がれきを破砕処理した木くず。県の担当者が、コンテナの左右で空間放射線量を計測。続いて1キロ分の木くずを取り出して鉛で囲まれた箱に入れ、木くず自体の放射線量を測った。それぞれの値は毎時マイクロシーベルトで0・031と0・029。県の定める基準値内であることを確認した。
トラックは屋内の仮置き場に移動し、荷台から木くずが勢いよくおろされた。山と積まれた3カ所で再び計測。いずれも基準値内だった。
運び込まれた木くずは計11トン。県資源循環推進課の森美秀課長は「測定結果は全く問題のない値で、安全が確認できた」と安堵(あんど)の表情を見せた。
一方、三菱マテリアル横瀬工場にはトラック2台で11トンが運び込まれ、炉内で燃焼処理された。焼却灰はセメント原料になる。日高市の太平洋セメント埼玉工場にも約5トンが搬入されたが、測定値は基準値内だったという。
この日はどの工場周辺でも搬入に反対する動きは見られなかった。県と3市町は受け入れ期間中、ホームページで測定結果を随時公開していくとしている。
◇住民から不安の声も
今回の受け入れについて、富岡清・熊谷市長は「被災地の復興に役立つと考える」との談話を発表した。日高市長と横瀬町長も搬入を控えた8月28日の共同会見で、同様な発言をしている。
それぞれ、未曽有の災害に見舞われた被災地の苦労を分かち合うのは当然、との考えを前面に出し、理解を求めた。今回の処理にあたっては、住民説明会などを通じ安全性を訴えてきており、「当初は反対意見のメールが多かったが、ここ1〜2カ月は記憶にない」(富岡市長)と地元の理解は得られたとしている。
だが、放射性物質の拡散への不安がぬぐい去られたわけではない。
セメント工場がある地区の岡部宣明・熊谷市三尻自治会連合会長(74)は「被災地の現状を考えると受け入れざるを得ないが、大賛成というわけではない。放射線量の数値はきっちり調べてほしい」と注文をつけた。
横瀬町の工場近くの住民は「(ある地区だけ放射線量が高い)ホットスポットのがれきが混じらないか心配だ」と話した。
■震災がれき受け入れまでの動き
11年
11月 岩手県から受け入れ要請
12月 上田清司知事が応諾表明
12年
1月 搬入総量5万トンと県発表
1〜2月 熊谷、日高、横瀬の3工場へ搬入決定
3月 がれき置き場がある岩手県野田村で放射線量測定
同 3工場で試験焼却
4月 上田知事が安全宣言
同 搬入先2市1町で住民説明会
5〜6月 3市町長が受け入れ了承
8月 総量1万1300トンへ下方修正と県発表
同 県が岩手県と協定締結
9月 受け入れ開始
(転写終了)
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マスコミ・電通批評13
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