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活断層評価は果たして意味があるのだろうか
活断層評価は果たして意味があるのだろうかと疑問に思います。数万年とか数十万年に一度しか活動しないとされるようですが、これは、その活断層が地震の原因となる地震動を起こす頻度です。日本列島は基本的にどの場所でも数百年という期間を取れば、震度4以上の揺れがあるはずで、ある一つの活断層が数万年の期間動かないと言っても、現実には近隣で地震があるたびにある程度ずれ動き、その地震がおさまった時にまたそれ以前の状態に戻ることを繰り返していたはずです。つまり、活断層評価とは、その活断層が地震の原因となる地震動を起こしたというよりも、単に、一定以上のずれが今現在観察できるような状態で残り、そのような跡を残した地震動の間隔が数万年とか数十万年であったかどうかを見ているにすぎないのです。
震源が例えば数十キロ以上離れていて、マグニチュードが3程度以下であれば、その活断層がずれ動くことはないのかもしれません。しかし、震源が近く、マグニチュードが4以上ならほぼ確実にその活断層はある程度ずれ動いているはずです。更に、その活断層が地震の原因となる地震動を起こしていていても、たまたま観察可能なほどのずれを残していなかったということも考えられます。歪みの解消が複数の活断層で起こった場合、当該の活断層のずれが元の状態に戻ってしまい、結果的にずれが残らず、他の活断層がずれることで歪みの解消が完成してしまうことがあり得るからです。
阪神大震災を起こした兵庫県南部地震は3つの活断層が活動したとされ、それに応じて周辺の多くの活断層がずれたとされています。震源とされる活断層の野島断層も淡路島では地表から観察ができましたが、神戸阪神側では野島断層の地表地震断層は見つかっていません。このような地表から観察ができない伏在活断層は全国に広く存在するはずです。
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海溝型の地震の直前には、その周辺が地震空白域になり、より離れた場所でマグニチュードが6から7程度の地震が地震空白域を囲むように起こることが知られています。現在、南海地震が30年以内に発生することが予測されていますが、このことは南海地震震源域の周辺を空白域にし、その空白域を囲む地域でマグニチュード6から7程度の地震がある程度起こることを意味しています。日向灘は南海地震の西端だとされていて、鹿児島で言えば、南シナ海に面している地域で直下型地震が起こる可能性が高まっていると言えます。同様に、関西で言えば日本海側で直下型地震が起こる可能性が高いと言えます。特に若狭湾周辺でマグニチュード6から7程度の地震が起こる可能性は高いでしょう。
*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<1135>>TC:37879,BC:6532,PC:?、 Mc:?
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