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本音のコラム 脱原発への道 鎌田慧(かまたさとし) 東京新聞
東京新聞 2012年(平成24年)9月4日(火曜日)
政府が募集したエネルギー・環境に関するパブリツクコメントは、「即時」も含めた「原発ゼロ」が、九割にも達した。意見聴取会や討論型世論調査などでも、「原発ゼ
ロ」が多数を占めた。
わたしたち「さようなら原発」運動は、再処理工場、高速増殖炉など核兵器原料のプルトニウム生産停止を求める八百万を超える署名を集めた。もはや動かしがたい、堂々たる全国の声である。
フクシマの悲劇を二度とふたたび繰り返すな、原発はやめよう、という声を、天の声として聞けないとしたなら、政治家として失格である。
政権党である民主党内にも脱原発派がふえ、内閣は動揺している。「原発ゼロ」を主張しないと選挙に勝てない、との危機感が影響しているのだが、財界と結びついた官僚の巻き返しが激しい。滅亡間近の原発の利権にしがみついている「守旧派」政治家、経営者、官僚に問いたい。
フクシマから何を学んだのか。また同じ苦しみを与えるなら、あなたはどんな責任をとるのか。日本は戦後の焼け跡から、希望を掲げて復活した。壊滅した軍需工場は平和産業に転換して発展した。いつまでも、希望なき原発産業に依存するのは、愚劣だ。希望は「即脱原発」である。「二〇三〇年ゼロ」でさえ長すぎる。法律で内閣を縛る「脱原発基本法」の制定を成功させたい。 (ルポライター)
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