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『佐藤栄作による核武装秘史』 隠された意図 核武装と表裏一体、採算度外視で原発推進がなされたカラクリ!
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2012-09-04 05:54:43 原発問題
原発大震災の超ヤバイ話 著者 安部芳裕
発行 株式会社 ヒカルランド 2011年7月31日出版 P215-217より一部紹介
第9章 隠された意図
−核武装と表裏一体、採算度外視で原発推進がなされたカラクリ!
佐藤栄作による核武装秘史
(略)
外務省が1969年に作成した
「わが国の外交政策大綱」なる極秘文書には
「当面核兵器は保有しない政策はとるが、
核兵器製造の経済的・技術的ポテンシャルは
常に保持するとともに、
これに対する掣肘(せいちゅう)を
受けないように配慮する」
と書かれています。
このような研究に基づき、佐藤政権は原子力平和利用三原則と
非核武装三原則を掲げながら、核兵器開発を具体化していきます。
核技術とはウランとプルトニウムを取り扱う技術であり、
そこから電気をつくることもできるし、
兵器をつくることもできます。そのために必要なのは、
濃縮工場と原子炉と再処理工場なのです。
ただし、通常の軽水炉で生産されるプルトニウムでは
原爆用としては使えません。軍事用プルトニウムの生産は、
黒鉛減速型の原子炉である必要があります。
1965年、日本で最初に導入された東海原発の原子炉は、
英国で核開発用に製造された黒鉛減速炭酸ガス冷却型
(コルダーホール型)の原子炉でした。
この原子炉を利用することにより年間に
最大20発の核兵器を製造することが可能と試算されています。
1967年には動力炉・核燃料開発事業団(動燃)が発足し、
高速増殖炉の開発を始めました。
高速増殖炉が完成すれば使用済み核燃料から戦術核といわれる
高性能小型プルトニウム爆弾を製造することができます。
動燃に与えられた使命は、採算を度外視しても
高速増殖炉を開発することでした。
1971年には東海原発から取り出した使用済み燃料から
プルトニウムを抽出するため、東海村再処理施設の
建設が始まります。
その後、茨城県大洗町に高速実験炉「常陽」、
福井県敦賀市に高速原型炉「もんじゅ」、
ブランケット(核融合炉内壁の一部)を再処理するための
東海村リサイクル機器試験施設(RETF)の建設と、
核開発は順調に進むはずでした。
しかし、1995年に高速原型炉「もんじゅ」が
ナトリウム火災事故を起こし、1997年には
東海再処理工場が炎上爆発事故、1999年には
東海村JCO臨界事故と、日本の密かな核兵器開発は
暗礁に乗り上げています。
また、福島第一原発の事故で明らかになったように、
原発は日本国民を危険にさらします。
もし、どこかの国が日本を攻撃しようと思えば、
原発を空爆すれば壊滅的なダメージを与えられることが
実証されてしまいました。
わざわざ空爆しなくても、工作員を潜入させて、冷却装置や
電源を破壊すれば大ダメージを与えることができます。
もはや国家安全保障としての原発も、
すっかり正当性を失ってしまったといえるでしょう。
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