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環境省:被ばく影響でゲノム調査 専門家は疑問の声 (毎日新聞) 
http://www.asyura2.com/12/genpatu26/msg/861.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 9 月 01 日 14:31:04: igsppGRN/E9PQ
 

環境省:被ばく影響でゲノム調査 専門家は疑問の声
http://mainichi.jp/select/news/20120901k0000e040192000c.html
毎日新聞 2012年09月01日 11時48分


 環境省は31日、東京電力福島第1原発事故による被ばくが人の遺伝子に与える影響について調べるとして、福島県内の希望者のゲノム(全遺伝情報)を解析する調査を来年度から実施する計画を明らかにした。同省は「不安解消のために必要」と説明しているが、専門家からは「ゲノムを調べても被ばくの影響は分からず、税金の無駄遣いにつながる」との批判が出ている。

 環境省によると、福島県立医科大と協力して、希望者からDNAを採取、ゲノムを解読して通常と異なる塩基配列や遺伝子の異常などを見つける計画で、必要経費を来年度予算の概算要求に盛り込む方針。額は億単位になるとみられる。

 放射線は遺伝子を傷つけ、一部はがんなどを引き起こす。化学物質や放射線が子どもの健康に与える影響を長期間追跡する国の疫学調査「エコチル調査」に協力している一部の妊婦らから遺伝子を調べてほしいとの要望が相次いだという。

 この計画についてゲノム科学の第一人者、中村祐輔シカゴ大教授は、人は元々少しずつ塩基配列が異なるのに加え、解析装置がエラー(配列の読み間違い)を起こすため、塩基配列の変異があっても病気につながるかどうかや被ばくの影響と断定することは不可能として「荒唐無稽(むけい)な計画」と批判。ゲノム解析が専門の宮野悟・東京大医科学研究所教授は「放射能の影響なのか分からない解析結果が勝手に原発事故と結びつけられ、福島県民の心を傷つけ、差別や偏見を生じかねない」と懸念を示した。

 環境省は「計画を具体化する際には、専門家の意見を聴く機会を設けたい」と説明している。【比嘉洋、河内敏康】


 

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コメント
 
01. 2012年9月01日 15:24:39 : VbWAbFllIA
原子力村利権が叫ばれているがどうもゲノムの世界も
利権が激突しているようだ。
日本では文部省系と環境省系。
医学部は原則文部省系だがこれに環境省が切り込む。
どちらもいわゆる2流官庁だから縄張り争いはハイエナ並の戦い。
1流官庁の財務省と経産省のライオンの戦いとは違う。

またゲノム科学は幹細胞科学と並んで次世代薬品開発の嚆矢と目されている。
従来の化学的手法の医薬品開発は世界的に行き詰まっている。
医薬品開発は言わずとしれたグローバルの戦い。
シカゴ大の研究者がいちゃもんをつけるのはゲノム解析から
思わぬ成果が出てくることへの牽制。これは米の意向に沿っている。
この計画を放射線被爆の影響のみの調査と考えるのは早計である。


02. 2012年9月01日 16:35:26 : sXAr2EDXmM
今から福島県民の遺伝子情報を集めても、被曝後の遺伝子情報がわかるだけで、
被曝前の遺伝子情報はわからないわけですよ。

だから、住民の遺伝子に変異があっても、被曝によるものとは特定できません。
他の要因(先天的な要因や、他の食物・化学物質などの後天的要因)によるもの
も含まれてしまうからです。この点では、中村先生の説明が正しい。

利権以前に、原理的にできないことで予算を取ろうとしている。

なお、ゲノムに関する国家予算を文部科学か経産かと考えてらっしゃいますが、
本丸の厚生労働をお忘れではないですか。

国立の医療機関・医学研究機関(除く大学などと附属機関)の予算は、
厚生労働の管轄です。

さらに、文部科学省に全分野の研究者が応募できる科学研究費補助金が
あるのに対し、厚生労働省には厚生労働科学研究費補助金があります。
ゲノム関係の比率は、格段に厚生労働が大きくなります。


03. 2012年9月01日 16:56:04 : VbWAbFllIA
02さん
あわてて書いたので厚生労働省の事を忘れていた。
病院免許や医師免許など医療系免許は厚生労働省が本命。
国家予算最大の厚生労働省は自分が2流と言われることに
至極不満を持っている。
ここは原発事故で傷ついた経済産業省を追い落とし
自分こそが1流で有ることを示すため虎視眈々と
フクシマでチャンスを狙っている。
また2流の中でも小ネズミのような環境省に原発規制庁
が行くのを経済産業省も厚生労働省も不満に思っており
いずれ追い落としをはかるはずだ。

04. 2012年9月01日 23:18:14 : YLMBkAcn5C
02
中村教授の指摘の正しさは、02様のご指摘の他に次の点を含むと愚考します。
ある個人Aのサンプルを採取したとして、サンプル中に含まれる全ての細胞のDNAを解析するのでなければ意味がない。細胞の遺伝子中のDNAの損傷具合、箇所が全て同じなんてことはない。その上細胞レベルでの発ガンメカニズムが解明されていないのですから、個人Aが後で癌になったとして回顧的に特定するのはほとんど不可能。

懸念される異常は癌のみならず四肢、皮膚、外貌など多様な奇形を含む。
これら異常とDNA損傷の因果関係はわからない。もし分かっているなら、現在において特定の遺伝子構造の欠損と奇形の発生の因果関係が分かっていなければならない。ところが分かっていない。”何番目の細胞のどこのDNAがこうだから左右の足の長さが極端に違う”あるいは”はげ”ということをお聞きになったことはありますか。しかもその異常は次の世代以降の世代に発現するものですから今の世代の遺伝子を調べても将来の世代の癌、奇形の発生”原理的に不可能”なのです。

そんなことやるカネがあるなら児童を原因物質の被曝環境から遠ざければいいだけです。


05. 2012年9月02日 09:05:39 : 0JWTrB5cgo
------同省は「不安解消のために必要」と説明しているが

「不安解消」が目的なのだから、除染とおなじことで、予算を使って
御用学者に「不安解消」になることを言わすだけでしょう。

おおきな人口減が起きているのだから、放射能の影響との関係を調べる
のがまずやるべきことなのだが、これは「不安解消」にならないからやる
わけない。

ようするに日本に科学はない。日本は発展途上国以下だということです。


06. 2012年9月02日 11:27:16 : 9vbygxAZQP
シカゴ大の解析装置がショボイだけでは?

07. 2012年9月02日 12:20:42 : x2pFtdSN7I
06
しょぼくても最新でも同じ。

08. 2012年9月05日 12:47:11 : BJDydticek
文末のゲノム専門家二人の見解どおり、科学的妥当性がなく差別のみ助長する恐れあり

福島「全ゲノム解析」に異議 - 科学政策ニュースクリップ
http://d.hatena.ne.jp/scicom/20120831/p1


09. ごめす 2012年9月06日 10:58:46 : DdnmrY6odTJHA : Q4ugh8WjtW
被曝と関係なくゲノム研究データとしておいしいんじゃないのこれ。

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