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地熱を生かす バイナリー発電 地中熱で省エネ
http://www.asyura2.com/12/genpatu26/msg/748.html
投稿者 gataro 日時 2012 年 8 月 27 日 09:51:47: KbIx4LOvH6Ccw
 

地熱を生かす バイナリー発電 地中熱で省エネ

地熱を生かす バイナリー発電 地中熱で省エネ 投稿者 tvpickup

BS TBS NEWS 21サタデースコープ 2012.8.25。
特集「地熱」を生かす

地熱発電のメリットと課題。
さまざまな地熱利用を紹介。バイナリー発電や地中熱利用なども。

<参照>

地熱発電(Wikipedia)

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【関連記事】

http://www.shinmai.co.jp/news/20120824/KT120823ETI090002000.php

地熱発電 潜在力を引き出そう(信濃毎日新聞)
08月24日(金)

 地球は熱の塊なのだという。体積の99%は千度以上の部分が占める。地面をボーリングしていけば温度は次第に高くなる。仮に中心部に達したとすると、そこの温度は6千度。太陽表面とほぼ同じになる―。

 九州大学名誉教授、江原幸雄さんの近著「地熱エネルギー」に教えられた。

 この熱を取り出して使うのが地熱発電だ。天候や季節に左右されにくく、原発に代わるベース電源として使うのに適している。アイスランドでは地熱と水力で電力のすべてをまかなっている。

 日本は実は世界有数の地熱エネルギー大国である。発電量に換算すると約2千万キロワット、原発20基分ほどになる。米国、インドネシアに次いで世界第3位。地熱エネルギーをフル活用できれば、日本に原発は要らなくなる。

 実際の発電量は54万キロワットにとどまる。地熱は拡大余地の大きいエネルギーの一つである。

 地熱利用を妨げてきた要因の一つは自然公園法の制約だ。地熱資源の8割は国立公園などに位置している。政府はこれまで、公園内では地熱発電の新設を原則として認めてこなかった。

 そんな姿勢を疑問とする声は専門家の間に少なくない。例えば米国の環境シンクタンク、アースポリシー研究所代表のレスター・ブラウン博士だ。「世界有数の地熱エネルギーを日本がなぜ利用しないのか、理解できない」と共同通信の取材に答えている。

 政府の姿勢にも変化が出ている。今年3月、環境省は地熱発電についての新しいガイドラインを決め、都道府県などに通知した。開発事業者と地元との合意、情報公開など4条件を満たせば、規制区域内で井戸を掘ることを認める、との内容だ。

 地熱利用に対しては、温泉事業者がお湯枯れの心配から警戒の目を向けることも少なくない。無理もない面がある。

 江原さんの著書によれば、しっかりした監視態勢をとれば温泉利用とは両立できるという。

 自然エネルギーの中で地熱は、その可能性が十分には理解されていない面がある。各種の世論調査では、期待度で太陽光や風力に水をあけられている。

 地熱の技術は日進月歩。環境保全、温泉利用との両立へ、官民で知恵を絞りたい。

 地熱の潜在力、利用拡大の可能性、自然環境と折り合う方法など、専門家と研究機関による積極的な情報発信にも期待する。
 

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コメント
 
01. 2012年8月27日 14:47:06 : GG1xPXbxIM
>地熱利用に対しては、温泉事業者がお湯枯れの心配から警戒の目を向けることも少なくない。


この懸念を解消する地熱発電の方式に、地下にある高温の岩体に水を送り込んでその水で温水を得る高温岩体地熱発電がある。

この方式は地下にある熱水を利用する従来の地熱発電ではないので、温泉枯渇の心配はほとんど無いと言われる。

高温岩体地熱発電のポテンシャルは新エネルギー・産業技術総合開発機構の調査http://criepi.denken.or.jp/research/review/No49/chap-2.pdfで16ヶ所合計3800万kw(原発約40基分)あると試算されている。

高温岩体発電で懸念されるのは、高温の岩体を破砕してそこに水を送り込み熱水を得る方式なので地震の誘発原因になるのではないかということだ。

スイスで微小地震が起きた例があり、高温岩体発電で地震が起きる可能性は否定されてない。

ただ岩体発電の深さは地下4〜5Kmであり、自然の地震は浅い震源でも10Km、プレートの大地震などは数十qという深さなので、浅い所に不安定地層があるような場所を選ばない限り、岩体破砕時の地震や表層的な微小地震の可能性はあっても、自然の大きな地震を誘発するには至らないという見解もある。とはいえ地震大国日本なのでこの点は徹底的に研究しなければならないだろう。

また地熱利用ということなら、発電でなく冷暖房のための地中熱利用ヒートポンプという技術だ。

これは省エネルギーの有望な技術だ。原理的には地中温度が一定する深さに空気パイプを埋め室内空気を循環させるだけの技術であり、夏涼しく冬暖かい井戸水と同じである。

このシステムは自然にも優しいし原理そのものが極めてローテクで地中部に設備や可動部が無いので、パイプ素材の耐久性さえ確保すれば壊れる心配も無く基本的にメンテナンスフリーだ。

大規模から家庭用の小規模まで応用出来ると言われる。埋設深度は50〜100mと言われるが、家庭用などの場合10m近辺でも実用になるようなことも言われている。

ついでに言えば、地熱も有望な資源と思うが、日本の風力資源のポテンシャルは地熱以上である。以下のデータはIDが変わってしまったが過去コメントhttp://www.asyura2.com/12/genpatu26/msg/370.html#c3で私が書いたもの。

環境省の「平成21年度 再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査」(平成22年3月)http://www.env.go.jp/earth/report/h22-02/full.pdfによれば、陸上風力発電と洋上風力発電を合わせると、

シナリオ3・・・48747億kWh/年(原発950基分。世界の原発総数435基の2倍以上)
シナリオ1・・・4454億kWh/年(原発87基分)

※シナリオ1(風力発電可能で風速の最も強いエリア。つまり発電可能エリアは小範囲になる)
※シナリオ3(風力発電可能で風速の最も弱いエリア。つまり発電可能エリアは広範囲になる)
※(54基の2009年度の原発総発電量は2274億kWh/年。1基当たり平均約51億Kwh/年)

の風力資源がある

ここで言うシナリオとは、技術的に利用困難な量も含めた「賦存量」(=埋蔵量)ではなく、社会的、地理的制約を考慮して、実際に利用可能な発電量を推定した「ポテンシャル」という数字である。


02. 2012年8月28日 07:14:00 : FdTxUVkU8c
地中熱利用は中国、北朝鮮も手がけている。これでピーク電力が少なくなれば、
太陽光発電とあわせ、むだな発電所を持つ必要がなくなり、電力料金の大幅な
値下げも可能となるでしょう。

地中熱利用は原理的には、季節を均すということで、冬の冷熱を夏に利用し、夏の
温熱を冬に利用すると言うことです。だから、廃熱が都市を過剰に暑くするということ
もなく自然に叶った熱の利用と言えるでしょう。


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