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福島・子供の甲状腺検査 説明不足、不安招く(毎日新聞クローズアップ2012)医師法違反?
http://www.asyura2.com/12/genpatu26/msg/727.html
投稿者 ジャック・どんどん 日時 2012 年 8 月 26 日 07:29:19: V/iHBd5bUIubc
 

大阪本社版2面には、「甲状腺検査 福島県外も 被曝影響有無、比較へ 保護者不安に対応」と出てますが、ネットにないので別のものを紹介

クローズアップ2012:福島・子供の甲状腺検査 説明不足、不安招く
毎日新聞 2012年08月26日 東京朝刊
http://mainichi.jp/opinion/news/20120826ddm003040163000c.html
http://mainichi.jp/opinion/news/20120826ddm003040163000c2.html
http://mainichi.jp/opinion/news/20120826ddm003040163000c3.html
http://mainichi.jp/opinion/news/20120826ddm003040163000c4.html


 「子供の健康を見守り、安心してもらうため」として福島県が無料で実施している18歳以下の甲状腺検査に、保護者の不安が募っている。セカンドオピニオンを求めて県外の病院を受診する人も続出。背景には結果に関する県の説明不足がある。【須田桃子、鈴木泰広、坂井友子】

 ◇独自受診、県内病院が拒否も
 福島県川俣町に住む60歳の女性は6月、4歳の孫を秋田市の中通(なかどおり)総合病院に連れて行った。車と新幹線で片道3時間、前日から宿泊し、甲状腺の触診と超音波、血液の検査を受けさせた。健康診断のため保険は適用されず、費用は約1万4000円。交通費なども約4万円かかった。

 福島県立医大から検査結果の通知が来たのは2月。「小さな結節(しこり)やのう胞(液体がたまった袋のようなもの)がありますが、2次検査の必要はありません」とあるだけで、約2年後の次回検査まで放置して大丈夫か不安が募った。秋田の病院で複数ののう胞を確認、気が動転した。医師は半年後の再受診を勧め「今度は病名がつき保険も使える」と言ったという。

 この病院には今年3月14日から約5カ月間で福島県の子供ら65人が訪れた。新潟や北海道、首都圏でも同様の受診が相次ぐ。福島医大が実施する県の検査は担当医を日本甲状腺学会など7学会に所属する専門医に限っているものの、検査は設備と経験のある医療機関ならどこでも可能だ。


 だが、遠くまで足を運ぶ人の中には、福島県内で検査を拒否された例が少なくない。会津若松市に避難する2児の母親(38)は市内の5病院に電話をかけ、断られた。「診てもらいたい時に診てもらえないなんておかしい」と憤る。

 医師らに理由を聞くと、「福島医大と異なる判断が出たら混乱を招く」(福島市の小児科医)▽「保護者の不安を解消するのは民間病院の役目ではない」(会津地方の病院)。県の検査に携わる医師の一人は「今回の福島医大の検査は放射線の健康影響を追跡する世界でも例のない疫学調査。他の病院で受けて県の検査を受けない人が出ると、邪魔することになる」と話した。

 福島医大の山下俊一副学長らが1月に日本甲状腺学会など7学会に出した文書の影響を指摘する声もある。県の検査結果に関する相談があった際、「次回の検査までに自覚症状等が出ない限り追加検査は必要ないことを、十分にご説明いただきたい」との内容だ。同学会に所属する医師の一人は「この文書に従うと、医師は診療を拒否してはいけないという医師法に反してしまう」という。

 この文書について山下氏は「県は精度の高い検査を行っているので保護者が混乱しないようにきちんと説明してほしいという意味で、セカンドオピニオンを与えることを否定するものではない」と説明する。

 保護者の不安が広がる中、浪江町は7月、県の検査がない年は町の診療所で検査する事業を独自に始めた。紺野則夫健康保険課長は「県は保護者や子供の気持ちが分かっていない。もっときめ細かく対応しデータを提供すべきだ」と話す。

 ◇詳細結果、開示請求が必要
 福島県の甲状腺検査は、しこりやのう胞の有無、大きさを基に「A1」「A2」「B」「C」の4段階で判定している。BとCは2次検査を受ける。

 保護者の不安が最も大きいのは「A2」だ。しこりなどが見つかったが基準より小さいため2次検査の対象外のうえ、通知にはしこりの数や部位、大きさが具体的に記されていないからだ。福島医大には電話の問い合わせが250件を超え、同大は改善を始めた。今後は結果に関する住民説明会も開くという。

 だが、他にも課題はある。検査前に保護者が署名する同意書には、結果について「(保護者や本人の)希望により、いつでも知ることができる」と明記されているが、医師の所見やエコー画像を見るには、県の条例に基づき情報公開請求しなければならない。


 開示請求はこれまでに6件あった。うち3件が約3週間後に開示されたが、静止画像は通常のコピー用紙に印刷されたもので、より鮮明な画像のデジタルデータは「改ざんされる恐れがある」(福島医大)と提供されなかった。同大広報担当の松井史郎特命教授は「身体に関する情報の取り扱いは特に慎重を期さなければならない。本人と確認するには開示請求してもらうのが確実だ」と説明する。

 これに対し、日弁連情報問題対策委員会委員長の清水勉弁護士は「子供を守るための検査なのに本末転倒だ。検査結果のように本人や保護者にとって切実な情報は、本人と確認できれば速やかに希望する形で開示すべきだ」と指摘。仮に提供した画像が改ざんされても「元データを管理していればよい話で、非開示の理由にはならない」という。  

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コメント
 
01. 2012年8月26日 08:20:35 : zWtxZbDuyo
福島の弁護士や警察もおおくの人は法律もくそも無く直ぐに子供や自分を守るために動かないと大変なことになるぞ。馬鹿だなみんな。劣化したな。自分達の仕事も金も子孫も全部大変なことになるぞ。

このままいけば最悪は日本社会がなくなるかもしれんぞ。


02. 2012年8月26日 08:37:41 : pPJ5gJb78A
医師法
第19条 診療に従事する医師は、診察治療の求があつた場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。
2  診察若しくは検案をし、又は出産に立ち会つた医師は、診断書若しくは検案書又は出生証明書若しくは死産証書の交付の求があつた場合には、正当の事由がなければ、これを拒んではならない。
http://blogs.yahoo.co.jp/omizo1960/22230138.html

応召義務
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%9C%E5%8F%AC%E7%BE%A9%E5%8B%99

正当事由の例
1.医師の不在または、病気等により事実上診療が不可能な場合
2.天候不良で、事実上往診の不可能な場合
3.診療時間外で、休日夜間診療体制をとる地域で当番医を示して断る場合
4.手術中など患者を収容しても適切な処置が困難な場合
5.疾病又は負傷が自己の専門外である場合

「応招義務は患者の保護の側面も有すると解されるから、医師が診療を拒否して患者に損害を与えた場合
は、当該医師に過失があるという一応の推定がなされ、…正当事由に該当する具体的事実を主張・立証しない限り、同医師は患者の被った損害を賠償すべき責任を負う」(神戸地裁判決平成4.6.30)
http://archive.mag2.com/0000093652/20080731231750000.html

こういう判例が出ている以上、がんであるにもかかわらず診療を拒否され、
それがもとで重症に陥った、あるいは病死した場合は、損害賠償を請求できると思います。

診療拒否の証拠をきちんと残しておきましょう。


03. 2012年8月26日 09:24:10 : j7qqRoBSh2
自覚症状等が出ない限り追加検査は必要ないことを、十分にご説明いただきたいって!!!
自覚症状出てからでは遅いのでは???

04. 2012年8月26日 10:23:23 : WLaynYUsHs
天木氏のメルマガより。↓

天木直人のメールマガジン2012年8月26日第639号

国会は山下俊一福島医大教授を喚問して真実を追及せよ


 きょう8月26日の毎日新聞は一面トップで福島県の子供の甲状腺被曝
調査結果について書いた。

 すなわち調査の結果、受診者の約35%にしこりが見つかったため保護
者の不安が広がり、国としても放射線の影響の有無を調べるために県外で
も同様の検査を実施して、比較データを得る事を決めたという。

 受診した福島県の子供の約35%にしこりが見つかったという事はとん
でもないことではないか。

 自分の子供にその症状があらわれたと考えてみればいい。

 調査をした福島県は「良性の小さなのう胞やしこりは通常でもよくある」
と説明しているらしいが保護者の不安はひろがっているという。

 当然だろう。

 チェルノブイリ原発事故で子供の甲状腺がんが増えたことは紛れもない
事実だ。

 検査を実施している福島県立医科大は、チェルノイブイリ事故後に子供
の甲状腺が増え始めたのが4−5年後だったことから「現時点で放射線の
影響が出ることはない」と言っているらしいが、そんな言葉で保護者の
不安が解消されるはずはない。

 ましてや原発事故以降の行政側の対応は隠蔽と責任逃ればかりだった。

 保護者のなかには福島県内のほかの病院に再度診断してもらおうとする
者が出てくることは当然であるが、「福島医大と異なる判断が出たら混乱
を招く」という理由で拒否される例が少なくないという。

 県外の病院で再検査を受けたら複数ののう胞が確認されたという。

 これで不安が高まらないはずはない。

 私が心底驚いたのは毎日新聞紙上に掲載されていた福島医大の山下俊一
副学長の次の言葉だ。

 山下氏は今度の福島県の甲状腺検査の総責任者である。

 「(今回の調査は)県民の健康増進のための医療サービスで、決して
調査研究ではない。WHOの推計で、福島住民の被曝線量はどんなに
高くても100ミリシーベルト。100ミリシーベルト以下の健康リスク
は明らかには証明されていない、または非常に小さいというのが科学者の
国際的合意だ・・・」

 「小さながんも見つかるだろうが、甲状腺がんは通常でも一定の頻度で
発症する。結論の方向性が出るのは10年以上後になる・・・」

 「日本という国が崩壊しないように導きたい。(チェルノブイリ事故の)
ウクライナでは健康影響をめぐる訴訟が多発し、補償費用が国家予算を
圧迫した。そうなった時の最終的な被害者は国民だ・・・」

 私は福島県民ではないがこの山下教授の言葉を聞いてあきれを通り越し
て限りない憤りを覚えた。

 これは人の命をあずかる医者の言葉ではない。

 真実を誠実に追求しようとする科学者の言葉ではない。

 国と言う言葉を持ち出して誤魔化す政治家の言葉だ。

 理屈をこねて責任逃れに終始する官僚の言葉だ。

 政治家と官僚では原発事故処理はできないことは過去一年で証明済みだ。

 いまこそ山下教授を国会に喚問し、国民の前で追及しなければならない。

 原発事故とその後始末の不誠実という国家的な犯罪を追及する事を被害
者の福島県民だけに任せておいてはいけない。

 国民全体の問題として福島の子供の甲状腺問題に懸命に取り組まなけれ
ばならないと思う。

 毎日新聞のこの素晴らしい調査報道を読んで私はつくづくそう思った。


05. 2012年8月26日 10:42:32 : tvcNkErc0A
>医師の所見やエコー画像を見るには、県の条例に基づき情報公開請求しなければならない。

 開示請求はこれまでに6件あった。うち3件が約3週間後に開示されたが、静止画像は通常のコピー用紙に印刷されたもので、より鮮明な画像のデジタルデータは「改ざんされる恐れがある」(福島医大)と提供されなかった。

通常の保険診療とルールが違うのでしょうか。
診察や検査結果は本人の希望があれば開示義務があります。またデータはコピー代は自費ですが、デジタルデータでも希望すればコピー可能なはずです。
今回の「福島県が無料で実施している18歳以下の甲状腺検査」は特別のルールに基づいているのでしょうか?
いずれにしても、福島医大の対応は、問題でしょう。
こうなると福島医大は信用できないということになりそうなので、異常が見つかった人はデータが集約できやすい状況をつくりたいですね。

福島県で働く、甲状腺専門医よ、立ち上がれ!!


06. 2012年8月26日 11:04:40 : EszHBBNJY2
福島県立医大から検査結果の通知が来たのは2月。「小さな結節(しこり)やのう胞(液体がたまった袋のようなもの)がありますが、2次検査の必要はありません」とあるだけで、約2年後の次回検査まで放置して大丈夫か不安が募った
===========================================================
>>医師は半年後の再受診を勧め「今度は病名がつき保険も使える」と言ったという。

なぜいま直ぐに病名を伝えないのか?

>>医師らに理由を聞くと、「福島医大と異なる判断が出たら混乱を招く」(福島市の小児科医)

どういうこと?

>>。ヨ保護者の不安を解消するのは民間病院の役目ではない」(会津地方の病院)。

意味不明。

>>県の検査に携わる医師の一人は「今回の福島医大の検査は放射線の健康影響
>>を追跡する世>>界でも例のない疫学調査。他の病院で受けて県の検査を受け
>>ない人が出ると、邪魔するこ>>とになる」と話した。

半分本音がダダ漏れ!福島県民の特に子供を対象としたモルモット(実験材料)の放射能追跡調査という人類初の試みの邪魔をしたら、医師会で追放処分されるからというのが本音じゃないの?

>>開示請求はこれまでに6件あった。うち3件が約3週間後に開示されたが、
>>静止画像は通常のコピー用紙に印刷されたもので、より鮮明な画像のデジ
>>タルデータは「改ざんされる恐れがある」(福島医大)と提供されなかった

いったい誰に改ざんされるの? 本人に渡すのでしょう?



07. 2012年8月26日 11:24:16 : wu54kBh8PY
結局、こういう事態がどういうことにつながるか、国はよくわかっているから、全力で情報統制しているわけだろ。天木直人はまともな言論人だったのだね。誤解していたが見直した。こういう人が増えてほしい。

08. 2012年8月27日 10:23:37 : AJHqSRO45s
矢魔舌という名前を聞いただけで反吐が出る。

サイテー人間?人間じゃないな。


09. 2012年8月28日 15:34:42 : 39HuzqnW7g
これじゃまるで、福島医大も原子力ムラの一員じゃないか。
原子力ムラは解体すべきだ。

10. 2012年8月28日 22:00:35 : mfGTvhl4lk
放射性物質の飛散で、国が滅びかねない事態になる可能性がある。
東電の怠慢や高給取っての責任転嫁、背後にある軍事目的のユダヤの原発推進は
糾弾されて当然だとは思う。けれど、山下の

「日本という国が崩壊しないように導きたい。(チェルノブイリ事故の)
ウクライナでは健康影響をめぐる訴訟が多発し、補償費用が国家予算を
圧迫した。そうなった時の最終的な被害者は国民だ・・・」

という言葉をよくよく考えてみると、不本意ながら、国民より国を守る為に
東北・関東民を犠牲にした事に理があるように思えてしまう。
放射性物質による何世代もの苦しみを取るか、赤貧で国ごと国民が滅ぶ方を取るか。正直、あちらを立てればこちらが立たずなんだろう。どちらを選ぶにしろ、国民総出で巻き込まれる事態になるのは確実だ。

だから、みんな考えてくれ。放射性物質で滅ばずに済み、
尚且つ国家財政を破綻させずに、日本国民が生き残る道を。
野田が出した答えは、消費増税だ。自分の懐事情を考えると反対したい所だが、自分にはそれ以外に国を潰さずに済ませられる方法が思い浮かばない。

脱原発自体は賛成だけれど、その先のビジョンがなければ
結局は内外からの訴訟で国そのものが滅びかねない。
…俺たちは一体、どうすればいいんだ?何かいいアイディアは無いか?


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