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線量計の紛失など新たに24件
動画 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120823/k10014494811000.html
8月23日 22時40分 NHK
福島第一原子力発電所で、線量計を巡って鉛のカバーをつけるなどの問題が相次いでいることから、東京電力が改めて調査した結果、作業員が線量計をなくしたり、つけ忘れたりしたケースが、新たに24件見つかりました。
東京電力は、管理が不十分だったとして、再発防止策を徹底するとしています。
福島第一原発では、作業員が被ばく量を少なく装うために、線量計に鉛のカバーをつけてたことが先月、発覚したほか、線量計をつけ忘れるケースが、今月、相次いで明らかになり、東京電力は改めてほかに問題はないか調べました。その結果、線量計の管理の記録が残っている去年6月以降、作業員が、着替えるときや作業の途中に線量計をなくしたケースが、新たに19件確認されました。
また、線量計を借りるのを忘れるなどしてつけ忘れたケースが、新たに5件確認されたということです。
これらの作業員の被ばく量について東京電力が推定したところ、最大で、およそ3時間の作業で0.72ミリシーベルトに上ったとしています。
東京電力は、今月10日から、作業員が線量計を身につけているかを、現場でチェックする対策を始めましたが、その後も16日に作業員が線量計をなくしていて、一連の問題に歯止めをかけることができていません。
東京電力は「線量計の管理が不十分だった。作業の前に線量計をつけているかを確認するなど、改めて再発防止策を徹底したい」と話しています。
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