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野田首相と脱原発市民団体 "形だけ"面会
(日刊ゲンダ2012/8/23)「日々担々」資料ブログhttp://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-6694.html
醜悪なパフォーマンス
野田首相はきのう(22日)、脱原発デモを呼びかけている市民団体のメンバーと面会した。首相がこうした市民団体と面会するのは異例で、もちろん、野田のパフォーマンスだ。デモのシュピレヒコールを「音」と言った野田に対する怒りは広がる一方で、脱原発官邸デモは毎週、凄まじい盛り上がりを見せている。で、慌てた民主党は「エネルギー・環境調査会」を立ち上げ、脱原発の研究に乗り出すそぶりを見せ、官邸は官邸で、市民団体と話し合う演出をしたわけだ。
こんなよこしまな動機だから、もちろん、話し合いは平行線に終わった。市民団体側は全原発の停止を求め、野田は政府方針を説明しただけ。
「そりゃそうでしょう。そもそも、野田首相は脱原発を真剣に考えたこともない。官僚に言われて、最初に再稼働ありきで動いている。官僚の操り人形相手に話し合いも何もありません」(ジャーナリスト・横田一氏)
そういえば、脱原発の論客で、山口県知事選に立候補した飯田哲也氏も今月13日、支援者との会合で、野田をこうブッタ切っていた。
〈政府は5月18日、15%の自主的な節電と広域連携と自家発電で、再稼働なしでも電気は足りるという報告書を出しています。野田首相を含めて政治家は日本語が読めないのか、日本語を読めても中身の論理を理解できないのか、分かりませんが、「足りない」「足りない」と言って再稼働をした。ところが、(夏でも電力は足りているので)足りないという論拠はなくなった。
そこで、今度は「経済がもたない」と言い始めた。「経済が持たない」というのもゴマカシで、日本経済がダメになるわけではない。電力会社の経営が持たないのです。それをごちゃ混ぜにしているのです>
電力会社を潰したくないのであれば、きちんとそう言って、交付国債でも何でもぶち込めばいい。やり方はいくらでもあるのに、原発再稼働を決めた野田。いまさら、どんなパフォーマンスをしたって、遅すぎる。
再稼働めぐり平行線 首相、市民団体と異例の面会
KyodoNewsさんが 2012/08/22 に公開
野田佳彦首相は22日午後、脱原発を求めて毎週金曜夕に官邸前で抗議行動を呼び掛けている市民団体の代表メンバーと官邸で面会した。団体側は全原発の廃炉や、再稼働をさせないよう要請したが、首相は「基本的な政府方針は脱原発依存だ。中長期的に原子力に依存する体制を変えていくことを目標にしている」と理解を求め、双方の主張は平行線に終わった。
反原連vs野田総理(ノーカット版)
OPTVstaffさんが 2012/08/22 に公開
毎週金曜日に首相官邸前で脱原発の抗議活動を呼びかけている反原発首都圏連合のメンバーが野田佳彦首相と面会した。
今回、野田総理に面会したのは、反原発首都圏連合を構成するグループの代表者など11人。
菅直人前総理の付き添いで官邸入りし、午後2時から約30分間、官邸4階の会議室で面談した。まず、「NO NUKES MORE HEARTS」を代表してミサオ・レッドウルフさんらが「1、大飯原発の再稼動を中止すること」「2、現在検査で停止中の全ての原発の再稼動をさせないこと」「3、国策としての原子力政策を全原発廃炉の政策へと転換すること」「4、原子力規制委員会の人事案の白紙撤回」の4項目の要求を読み上げ、野田総理に手渡した。その後、出席した市民が、それぞれの思いを野田総理にぶつけた。
「怒りのドラムデモ」を代表して出席したイルコモンズさんは、今回の脱原発の運動について、「日本社会は、社会運動やデモに対する嫌悪観やうとましいという風潮があったが、この1年半で大きく変化してきている」と語り、「ネバーネバーネバーギブアップ」と野田総理のスピーチを引用。「デモなど抗議活動は原発を止めるまで決して諦めない」ことを強調した。
野田首相は、こうした話を表情を変えずに、一方的に聞くのみ。終盤で、国の原子力政策について「基本的な方針は脱原発依存だ」と理解を求めたが、再稼働は安全確認と国民生活への影響をふまえ判断したとの発言に、出席した市民らは反発。平行線のまま、会談は終わった。
イルコモンズさんは面談後の記者会見で、「野田首相の再稼働宣言と、とそれに続く再稼働で、この国の人びとの心に突刺さっていた制御棒を引き抜かれ、眠りこけていたデモクラシーが再稼働した。それはいつ止まるかわからない」と説明。「この何十年かけて積み重ねてきたアクティビズムフォビア(運動ぎらい)を野田首相は崩した。もっと怖がってもいいと思う」と話した。
今日のとの面談に関して、市民の間では、福島の代表者を入れるべきだといった声が出ていたが実現しなかった。郡山で子どもたちの集団疎開を求めて裁判を起こしている「福島集団疎開裁判」は独自に記者会見を開き、代表・井上利夫さんが「これまで、原発いらない福島の女たちなどが度々面談を申し入れてきたにも関わらず実現していない」として、福島の子どもたちを第一に据えるべきだとの考えを示した。
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