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「脱原発」といいつつ「原発推進」の野田首相
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2012-08-23 06:54:57 生き生き箕面通信
おはようございます。
生き生き箕面通信1353(120823)をお届けします。
・「脱原発」といいつつ「原発推進」の野田首相
「長期的には脱原発依存です」とヌケヌケと説明する野田首相。昨日
8月22日に官邸で行われた「反原発デモ代表」との面会では、デモ代表
側が求める「大飯原発再稼働の停止」には、本音で「拒否」し、ゼロ回答
でした。面会後の記者会見で、代表側は「不完全燃焼」「消化不良」と不
満をつのらせ、デモ継続の意向を明らかにしました。
当初、面会する気などまったくなかった野田首相が一転して面会する
ことにしたのは、官邸前のデモから「ガス抜き」して収束させる狙いでし
た。折りしも、原発比率の討論やパブコメを通じて、日本のエネルギー
政策の根幹を決める時期に重なっていました。そこで、いつまでも官邸
デモをそのままにしておくのはまずいと、思い付きの「面会パフォーマン
ス」を演じて見せたのでした。しかし、デモ側の不満を募らせただけで、
首相側には裏目に出ました。
今回の「面会」を新聞はどう評価したか。読売の今朝の社説は、見出し
からして「禍根残す面会パフォーマンス」と全否定でした。書き出しから、
「民主党政権の場当たり的な大衆迎合主義(ポピュリズム)を象徴する
出来事といえよう」と、口を極めてののしりました。「反原発団体と面会し
たことは禍根を残したのではないか。反原発デモに一定の理解を示した
と誤解されかねない。首相はこうした対応は今回限りとすべきだ」と、横
柄に決めつけました。
読売社説は、ウソもありです。脱原発依存を主張する菅直人・前首相を
なじるにあたって、「菅氏も展望なき脱原発路線で再稼働に待ったをかけ、
深刻な電力不足を引き起こした」と、「深刻な電力不足」があたかもすで
に起きたかのように断定調で書きました。ここまで、書き飛ばすと、「与太
社説」というほかありません。
朝日の社説の見出しは、「開かれた政治の一歩に」でした。面会を、
「これまでの政治の意思決定の仕方や、政治文化を変える可能性を
はらんでいる。評価したい」と、評価しました。こうも指摘しています。
「市民の抗議は、再稼働だけに向けられているわけではない。それら
を決めた意思決定の仕組みと、民意を代表すると想定されている間
接民主主義の機能不全への異議申し立てだ」と、政治の閉塞状況の
核心をつきました。
そして、「今回のような面会も、一回で終わらせず、次の機会を持つ
べきだ。今度は抗議だけに終わらせず、胸襟を開いた対話と呼べるも
のにしよう。これを、開かれた政治への一歩とすべきである」と、結び
ました。
どちらの社説が、私たち大衆の心に添ったものでしょうか。どちらか
は、私たちの願いに添うことを「大衆迎合主義(ポピュリズム)」と、け
なしました。失礼な「上から目線」です。
それにしても野田首相は、都合によって「脱原発」を表明しつつ、現
実には「原発推進」をしゃあしゃあとやってのける。その演技に自分で
陶酔しているかのようなバカ丁寧なモノいいです。野田首相の反国民
性は、明らかに危険水域を超えつつあります。一刻も早く引きずり下ろ
すべきだと強く主張します。
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