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再稼動なら配管を無くせ・・・無くせないなら再稼動するな! その1
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2012年08月23日 がんばれ福島原発!
原発の建設が真っ盛りだったのは、1980年代でそれまでに今回事故を起こした福島第一原発は完成していた。
80年代には、東電を対象にすると福島第二原発の1〜4号機が次々と営業運転を開始し、柏崎・刈羽原発が着工した。
その当時原発1基3000億円とも4000億円とも言われ、その要因は、原発の建設工期の長期化がその要因の一つであった。
この為、原発の建設工事について、合理化を強く求められ工期短縮が強く言われるようになっていた。
ここで、メーカが強く押し出したのが、各部材のモジュール化であり、出来る限り現地作業を少なくし、
工場で組み上げたものを設置することで、工期の短縮を図るというものだった。
この発想は、建設工程の短縮だけでは無く、現地溶接点数を減らすことが出来ることから品質向上にも繋がる
ことから、多くのエリアをモジュール化することが急速に進んだ。
設計図面上では、そのモジュール化は理想的であり、全体の溶接点数は、30%程度圧縮することが出来たのだが・・・
合理化策が功を奏して、原発建設の全体工程は、福島第二原発建設当時が60ヶ月であったものが、
柏崎・刈羽原発建設時には、50ヶ月強まで圧縮することができた。
電力会社は、建設時においてもコストをカットし、いかに安く原発を作るかを模索していたのだ。
また、定期検査においてもその工期の短縮をメーカに押し付け、一日も早く発電し利益を得ようとする
姿勢が如実に現れていた。
しかし、その裏側で隠れた大きな問題が発生し始めた。
それは、設計図面と実際の現場のずれが各所で発生し始め、それを現場合わせで対応していくと、
その歪みは、最終的には大きな歪みとなって現れ、設計変更を余儀なくされるというトラブルが多く発生した。
このときは、設計者が現場に来て実際に計測作業を行うので、しっかりと設計図面に反映されるので、
その後の管理が出来るということだが、現場合わせでどうにか対応してしまった箇所については、
その歪みを抱えたまま営業運転に入ってしまうことになる。
モジュールが大型化されればされるほど、現場と設計の間で深い溝が広がっていった。
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