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福島で増えつつある遺伝子の欠陥を、科学者たちは怖れている(DW English)
http://www.asyura2.com/12/genpatu26/msg/636.html
投稿者 無段活用 日時 2012 年 8 月 22 日 02:00:55: 2iUYbJALJ4TtU
 

(Scientists fear increased genetic defects in Fukushima: DW English)
http://www.dw.de/dw/article/0,,16170549,00.html


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原子力

福島で増えつつある遺伝子の欠陥を、科学者たちは怖れている



福島原発の大事故の影響は、いまや、蝶に見られるようになった。人体もこの影響を受け始めるかも知れないと、研究者たちは心配している。

福島での核のメルトダウンによる放射線の結果として、奇形が見つかったのは、シジミチョウ科の蝶だ。

この科の蝶は、世界のどこでも見つかっている。この蝶は、環境の変化に非常に敏感だ−水から大気汚染まで、化学物質から放射能まで。

そのため、科学者にとって、シジミチョウは健全な環境について優れた指標となる生物だ。シジミチョウが病気になったとき−たとえそこに、目に見える問題が何もなくとも−それは生態系のどこかに問題があるという意味だと、放射線の専門家で核戦争防止国際医師会議(IPPNW)(説明:投稿者)の会員、ヴィンフリード・アイゼンベルグ氏はDWに語った。

「日本の科学者たちの発見は、驚くに当たらない。チェルノブイリ以後に実施された研究には、類似の発見があった」と、同氏は説明した。


蝶・ネズミ・鳥に奇形

1986年のチェルノブイリ原発の大事故の後にも、福島の蝶に最近見られたものと類似の奇形が、昆虫に観察できた。

現在もなお、研究者たちは取り組みを続けており、大事故があってから52世代目の野ネズミには、汚染されていない地域の野ネズミの約100倍の遺伝子の突然変異があることを発見したと、アイゼンベルグ氏は語った。

ツバメも大きな影響を受けた。チェルノブイリやその周辺地域では、鳥は絶滅したも同然だ。そこでまだ生きている鳥たちは、「頭が非常に小さく、成鳥にまでうまく育つ割合は非常に低い。」と、アイゼンベルグ氏は説明した。


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人々にも原子力の放射線の影響がだんだん現れるようになると、ヴィンフリード・アイゼンベルグ氏は怖れている


しかし、遺伝子の欠陥を子孫に受け継いでいくのは、動物や昆虫だけではない。チェルノブイリの9カ月後、トリソミー21−DNAの21番染色体が1本余分に多い病気(ダウン症候群として知られている)−を持って産まれる新生児の数が顕著に増加した。

この期間は−チェルノブイリの外側でも−奇形や流産の数が特に多かった。放射線防護協会(説明:投稿者)のレポートによれば、チェルノブイリの大事故の結果、ヨーロッパ全土で18,000〜122,000の人々に遺伝子の欠陥がある。


小量の放射線でさえも危険性がある

突然変異を起こさないために、細胞が受けることのできる放射線の限界は、明らかでない。ミュンヘン・ヘルムホルツセンターにある放射線防護研究所のペーター・ヤコブ所長は、小量の放射線でさえも、ダメージを与えるには十分だと、DWに語った。

しかし、ヒトの細胞には、長い時を経て進化した優れた防御システムがある。どのような異常が細胞分裂の間に発生しても、ある酵素がそのほとんどを確実に修復する。しかし、放射線に短い時間被曝した後、短時間にそれを修復するとき、次の世代の細胞に受け継がれるような、より重大な異常をもたらす可能性が生じる。長期的には、それが癌につながる可能性がある。さらに、その突然変異が精子や卵子の細胞に発生したとき、病気の原因となるこういった突然変異が、次の世代に受け継がれる危険性がかなり高くなる。


病気に対する恐怖

原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)が実施した研究では、福島での原子炉のメルトダウンの結果として、日本で甲状腺癌や白血病の数が顕著に増加することはないであろうという結論が出ている。それでも、動物や昆虫の研究結果がヒトのためにきちんと声を出すことができないとしても、奇形の蝶は自分たちのために声を出していると、アイゼンベルグ氏は語った。

日本の40,000人以上の子どもたちに一連の超音波検査を実施した結果、その35%にしこりや嚢胞が見つかった。

「子どもたちにとって、これは普通じゃない」と、かつて小児科医でもあったアイゼンベルグ氏は語った。同氏は、何人かの同僚とともに、福島第1原発の大事故があってからの期間について、日本の出生に関する統計を取得できるよう要請している。いまのところ、取得が認められるのを、同氏はまだ待っているところだ。



執筆:Judith Hartl / sb
編集:John Blau

2012年8月16日




-----------------------------

(投稿者より)

ドイチェ・ヴェレの英語サイトに掲載された記事です。誤訳があるかも知れません。ご容赦下さい。

こちらは、チェルノブイリが人体に及ぼした影響を研究している、ドイツの医学者たちの証言を使って、蝶の研究結果を補っています。

 

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コメント
 
01. 2012年8月22日 08:05:07 : pqVV3BQ1LE
------放射線に短い時間被曝した後、短時間にそれを修復するとき、次の世代の細胞に受け継がれるような、より重大な異常をもたらす可能性が生じる。

この文は、生物の優れた修復システムが返って仇(あだ)となって、遺伝に悪影響を
及ぼすと言っている。被曝した個体、細胞が低線量ゆえに死なないのが返ってわるい結果を
生むということなのだ。

------奇形の蝶は自分たちのために声を出していると、アイゼンベルグ氏は語った。

これは本当にそうで、自然界の生き物は人間のために警報を発してくれている。
だから、多少の迷惑がかかっても大事にしたいものだ。


02. kokikokiya 2012年8月22日 16:05:29 : 0bb8QBtRSdjIA : jjj834ARe2
福島がガンマーフィールド化したということですね。
照射量がただというのが違う所。

放射線育種場ホームページへようこそ!
http://www.irb.affrc.go.jp/


03. 2012年8月22日 17:09:07 : TRlvpkEP3A
記事を読ませていただきました。勉強になりました。以下は、私の感想です。日本人はやっぱり大和魂のど根性しか信じないし、いまや放射能の話題は、なんと日本大和帝国、いや官僚帝国の最大のタブーとなったのであります。黒タマ散珍が、安全といえばみんな安全と信じる。やまんば下が地獄の放射能の被害はないといえば、なんとみんなまったく疑いを持たない。わずか阿修羅仏を信じる絶対的少数派がブツブツいうくらいで、多くの国民はぎゃはは、ギャハハと提灯を持って騒ぎまわる。ガッコの先生もきらいなんだって、理科や科学は。わかんないしね。理科系なんてまじめすぎるおたくだしね。理解する光なんて頭の中にないしね。原子なんてへんくつのやること。たのしくおどって、うたってなんぼだよ。おや、それじゃあソドムとゴモラみたいだって、そうさ、あの時代にも放射能はあったんだろ。そのうち神風が吹いて放射能なんてどっかに飛ばしてくれるから、しんぱいするだけむだだって。安楽に。あんらくに。安楽死まではいかないだっぺ。おどるあほうに、みるあほう。遺伝子なんて言われてもわからんもんねえ。しかし、すごいね。証拠がないんだよ、目に見えないものは、信じないんだよ。原始人はね。原子物理なんて猿にはわからないね。原人にも放射能はわからないね。黒タマ算チンはお金儲けの好きな汚い老人に見えるね。スターウォーズにはヨーダという老賢人がいたけど日本にも来てほしい。やっぱり日本人には修身が一番必要だ。根性があれば、プルトニウムもうまい、うまいみんなで食おう。ということにそのうちなるだろう。早く石棺にしないのは、もっとみんなが放射能といっしょに遊んで、放射能大好き人間になりたいんだろう。いまのげんじょうはこんなもんだろうとおもうがね。しかしね。あんまりいうと命をねらわれるとまずいから、このくらいでにげるとしましょう。おおこわ。おおこわ。

04. 2012年8月22日 17:48:33 : rmJgDTRPEM
原子物理学や原子核工学の学者が偉そうなこと言っているけど、ほとんどの連中の生物学に関する知識なんて、せいぜい大学(理系)の一般教養レベル。高校レベルすら怪しいのだって沢山いる。
偉そうなことを言っている医者だって、物理学は高校レベルすら怪しいのが沢山いる。
要するに、専門分野以外は大したことないんだ。権威に騙されずに、みんな必死に勉強しろ。連中の専門分野以外の話しに引き込めば、知識でも連中を凌駕できるはずだ。

05. 2012年8月22日 18:30:40 : VBW5aB2CEs
ダンゴムシの奇形についてどなたかご存知ありませんか。
千葉市内居住者です。サッシの縁を歩いている、色は白、
形は魚のような形。物が触れると丸まったのでダンゴムシと判明。
頭と肩の部分を残して、体の半分以上の外側の殻のような部分が
無くなっていた。足は体の中についていたのか?

今まで見たことが無いけれど、よくある奇形でしょうか?


06. 2012年8月22日 21:41:55 : rA7MdIDWdU
>>05
奇形については小野医師が収集しておられます。<HP「院長の独り言」
ttp://onodekita.sblo.jp/article/47213885.html


今は奇形の探求より証拠を残す時期です。
写真をとり、標本を保存し沢山集めてこそ原因追及の元になります。
一人でつぶやいて、気持ち悪いと捨ててしまっては永遠に闇の中に葬り去られます。
証拠を残して将来の研究に備えましょう。
院長に報告されることをお勧めします。


07. 2012年8月22日 23:06:18 : rA7MdIDWdU
追加

奇形動植物(2)院長の独り言
ttp://onodekita.sblo.jp/article/57510646.html


09. 2012年8月23日 15:28:42 : qeTZ8zy0uE
五番さんへ。千葉、我が家の周りで。。。という投稿に、団子虫の話、酷似して載っています。じわじわ、生活、日常が、異常に思えてきて。。。映画 渚にて  がもう一度見るのが怖くなっている、そのこと事態が恐怖であります。

10. 2012年8月24日 14:42:17 : TedDW8m3uo

【36%の福島の子供達が甲状腺に異常増殖を持っており、医師達は暗闇の中にいる】

http://ytaka2011.blog105.fc2.com/ (「ヤスの備忘録」より)

これは日本ではほとんど報道されていないが、海外の研究者は深刻に受け止めているようだ。7月19日、「CONFIRMED: 36 Percent Of Fukushima Kids Have Abnormal Thyroid Growths And Doctors Are In The Dark」という記事が出た。

この記事は日本語に翻訳されている。以下がその全文だ。このサイトから引用させていただいた。


数日前、私たちは福島県健康調査に基づいて「36%の福島の子供達が放射能のせいで、甲状腺に異常増殖をもっている」とレポートした。

私たちは、このことで「山下俊一氏の企み」について語ったオーストラリアのカルデコット医師にこの検査が何を意味するのか尋ねてみた。

カルデコット医師はこの検査の有効性を確認したあと、検査結果の緊急性を改めて強調した。

1.子供の甲状腺に嚢腫や結節をみつけるのはとても珍しい。
2.子供に見つかった異常増殖の数は非常に多い。
3.普通ならこんなに早い時期=1年以内に異常発生は見つからない。多くの放射能にあたったと解釈して間違いない。
4.日本の政府が言っていることから、この異常増殖がどういうものであるかを知ることは不可能だ。

確かに甲状腺の嚢腫は比較的頻繁に見られるが、しかし子供には珍しいことで、癌性の可能性があるため、医師たちはこの異常増殖について心配している。

なぜこのレポートが大々的に世間に知られていないのか? こう尋ねると、カルディコット医師は「日本政府は超音波検査の結果を小児甲状腺の専門家に知らせていない、メディアも放射線災害を無視して、世の中を放射能に対して麻痺状態にしようとしている」と非難した。

カルディコット医師は「福島の子供に見られる高数値の甲状腺増殖はとても珍しい」と言っている――普通、放射能の影響は5年から70年にかけて見えてくる――海外の医療関係者もこの問題に取り組むべきだ、と。

“この情報は世の中に明らかにされるべきです。そして、海外の専門家に今すぐ助けを求めるべきです。超音波で見られる全ての病巣は生検(患部の一部を切り取って,顕微鏡などで調べる検査)されるべきなのに、実際されていない。そして、生検をしていない事は医療的に無責任な行為です。なぜなら、もしこの子どもたちに癌が発生していたら、治療なしでは死んでしまうからです。“

私たちはまた、アメリカ甲状腺学会会長で、コロラド医学大学の内分泌科チーフのホーゲン医師とも話をしたが、彼はこの検査結果を聞いたことが全くなかった。

ホーゲン医師はカルディコットの見解に同意し、福島原発事故後にこれほどすぐに多くの子どもたちに、甲状腺の嚢腫や結節が見られることに驚き、この事実が世間にもっと広く知られていない事実に驚きを示した。

また、彼は最近の超音波検査は敏感になってきているので、2センチ以内の嚢腫は生検されなくていいが、5ミリ以上の結節は生検される必要があるといった。

チェルノブイルの後、放射線物理学者は、子供たちが浴びた放射線量と甲状腺の結節と癌にかかった子どもたちの数から放射能の危険性を調べたとホーゲン医師は語った。チェルノブイルでは多くの子供達に結節がみれらたが、福島では嚢腫が多くみられるので、“少し違う”と彼は言う。

ニューヨーク科学アカデミーは世界中で100万人近い人たちが1986年のチェルノブイル事故で浴びた放射能の結果死亡した見積もっている。

ホーゲン医師は福島の放射線の危険性のデータや、チェルノブイルと福島の比較データは見たことがないという。

ホーゲン医師は「もし、アメリカで放射能災害が起きたら、このような情報はいくつかの場所で発表し、多くの人に知ってもらい、批評してもらいたいだろう、広く情報が知られない限り、データを検討し、批評をすることは難しい」と述べた。

以上である。

【現状は予想以上に深刻か?】

このような情報は日本で大きく取り上げられることはない、政府、地方自治体すべてが「安全神話」を守ることに躍起になっているからだろう。

しかし、福島県立医科大学など福島の医療機関の関係者はこの状況をどのように考えているのだろうか?

コルマン博士の最新刊、「目的をもつ宇宙」の翻訳者のひとりであるキクチさんより、日本の放射能汚染に関するドイツ語の記事を翻訳しているブログを紹介された。全文日本語なのでぜひ読んでほしい。必見のブログだ。

「Canrard Plus Tomos und Entelchens Blog」

このブログの8月6日の記事に、スイスの専門家が福島県立医科大学の医師たちに直接会ったときの状況を語ったインタビュー記事の日本語訳が掲載された。以下に全文掲載する。

ミシェル・フェルネックス:チェルノブイリの教訓を無視する福島

スイス、バーゼル大学教授のミシェル・フェルネックス博士は、WHO(世界保健機関)のIAEA(国際原子力機関)からの独立を求める Independant WHO (Pour l'independance de l'OMS)、またIPPNW(核戦争防止国際医師会議)のメンバーでもあります。記事は氏が日本を訪問された後のインタビューです。 原文はこちら

- 福島医大の医師達と意見交換された感想は?

私は同大学の教授四人に会うことが出来た。心臓科、泌尿器科、内科そして眼科の医者だ。彼らは全員放射能汚染に起因する疾患に関してまったく無知だったようだ。そして若い患者の間に心筋梗塞や糖尿病、眼科疾患が出現するのを見て大変驚いていた。私は彼らにゴメリ市でバンダジェフスキー教授が独立研究施設ベルラードとの協力の下にチェルノブイリの被害者を対象に行った研究について話した。バンダジェフスキーの研究は、放射能汚染、特にセシウム137と今挙げた疾患との因果関係を明らかにしている。

福島医大では原発について話してはいけないという指令が出されている。1人だけ環境学の教授で原発事故の子供への影響を研究しようとしている人がいるが、たびたび脅迫に遭っている。大半の大学職員は規律を重んじ、自分達のキャリアを守るために目を瞑っている。これは非常に深刻な事態だ。日本ほど研究能力のある国は、放射能汚染がもたらす遺伝子の変容についての研究を深め、代々引き継がれていく遺伝子の変異を予防する対処法を開発するべきである。 甲状腺の疾患はすでに出現しはじめているが、癌は潜伏期間が長く、子供が癌や脳腫瘍を発症し始めるのは4年後だろう。成人の場合はもっと後だ。体重の軽い赤ん坊の出産が増加している。女児の誕生は5%減少している。これは女性の胎児の方が脆弱なせいだ。先天性疾患やダウン症児の出産数変化に関してはまだ秘密が保たれている。

- 汚染地域の住民は現在どのように生活しているのですか?

私は京都に避難した女性達に会った。彼女達は危険についても予防措置についてもまるで何も知らされていなかったし、汚染されていない食品も供給されていなかった。福島市内では人々は家に閉じこもり、庭仕事もしなくなった。放射能の線量は大変高いものだ。除染された校庭でさえそうだ。日本政府は現在、放射能から避難した家族を未だ汚染の激しい街に帰還させようとしている。 田舎では自給自足をしている小規模農家は汚染米を食べている。売ることが出来なくなった米だ。農家は破産した。彼らは放射性物質の体内への吸収を防止し、体外排泄を促すためにペクチンを摂取する必要がある。

- りんごのペクチンですか?

ベラルーシで得た体験によればヴィタミン強化したりんごのペクチンを三週間摂取する療法はセシウムの蓄積量を減少させる効果がある。つまり人体組織への被害が減少する。この療法は三ヶ月ごとに繰り返すことができ、特に子供に対しては食品の選択と調理方法を吟味する予防法と組み合わせなければならない。日本政府はこう言った情報の提供も予防も行っていない。一方、ベルラード研究所のヴラジミール・バベンコ氏の著書”効果的な放射能予防実践方法ミニガイド”の和訳は日本でよく売れた。

- つまり日本の行政責任者達はチェルノブイリの教訓に耳を貸さなかったわけですね?

そういうことだ。原発事故発生後3日以内に安定ヨウ素剤が配布されることもなかった。甲状腺疾患や病苦を予防するためのこの単純な措置を取らなかったことは重大な過ちである。チェルノブイリと同様避難も遅れた。30キロ圏外の地域では避難も行われず、自主的に避難した人々に対しては賠償も行われない。放射線防護のための国際ルールも守られなかった。放射線許容基準が引き上げられ、放射能に対する感受性が成人よりも100倍高い子供にさえ適用された。かつてソ連政府はこの許容基準量を超えることを拒否した。しかし日本政府は、住民ではなく原子力産業を救済するために現場に駆けつけた原子力ロビーIAEA(国際原子力機関)の影響の下にこれを認めたのだ。そしてWHOは完全に姿をくらました。

- しかし子供達には線量計が配られましたね?

線量計では外部被曝量がどれくらいかをある程度知ることができるが、体内の人工放射性物質蓄積量は測れない。そして慢性の内部被曝は外部被曝の10倍の発病力を持つ。だからこの内部被曝を定期的に検査し、汚染地帯でどのように生活し、食事をし、衣服を選べば良いのかアドヴァイスをしなければならない。そうしたことが行われていないのは犯罪だ。

- あなたが福島を訪問された理由は?

私がぶしつけな性格だからだ。数ヶ月前のことだが、日本の毎日デイリーニュースの記事を読んで、私は長い手紙を送った。記事内の主張で私が間違いだと思う点をひとつひとつ指摘したのだ。私の手紙は全文が公開され大変な反響を呼んだ結果、特に原発事故被害者達の団体から講演旅行に来てくれと声が掛かるようになったのだ。この訪問のおかげで私は、事故の被害者が見放されているのにも関わらず、いかに原発を再稼動させるために原発ロビーが暗躍しているかを確認することができた。 (インタビュアー:エリザベート・シュルテス(7月24日ラルザス紙上に公開)

以上である。

【すさまじい隠蔽】

この記事が本当だとしたら、いますさまじいことが福島県立医科大学で進行しつつあることを示している。ぜがひでも安全神話を守ろうとする必死の動きだ。

「福島医大では原発について話してはいけないという指令が出されている。1人だけ環境学の教授で原発事故の子供への影響を研究しようとしている人がいるが、たびたび脅迫に遭っている。大半の大学職員は規律を重んじ、自分達のキャリアを守るために目を瞑っている」

またこれが事実なら、低線量内部被曝の健康被害はすでに相当深刻な状況にあるのかもしれない。

「私は同大学の教授四人に会うことが出来た。心臓科、泌尿器科、内科そして眼科の医者だ。彼らは全員放射能汚染に起因する疾患に関してまったく無知だったようだ。そして若い患者の間に心筋梗塞や糖尿病、眼科疾患が出現するのを見て大変驚いていた」

【高度な自己判断が必要】

何度も書いていることだが、低線量内部被曝の人間や動物への影響は100%証明されたわけではない。この記事で引用されてるバンダシェフスキー博士に対する批判も十分に承知している。

しかし、やはりデータから見て低線量内部被曝の健康への影響は限りなく黒に近いと見るのが妥当であるように思う。そうであるなら、あと数年すると大変な状況が明らかとなり、もはや政府も隠し通すことはできなくなるだろう。

政府や行政機関が安全神話の保持に躍起になり、情報の隠蔽が進むいま、高度な自己判断による行動が必要になる。

これからも放射能の影響に関する情報はどんどん記事にする。


11. 2012年8月25日 09:03:38 : J6fizEI2cU

チョウの羽や目に異常=被ばくで遺伝子に傷か−琉球大
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012081001219

東京電力福島第1原発事故の影響により、福島県などで最も一般的なチョウの一種「ヤマトシジミ」の羽や目に異常が生じているとの報告を、大瀧丈二琉球大准教授らの研究チームが10日までにまとめ、英科学誌に発表した。放射性物質の影響で遺伝子に傷ができたことが原因で、次世代にも引き継がれているとみられるという。
大瀧准教授は「影響の受けやすさは種により異なるため、他の動物も調べる必要がある。人間はチョウとは全く別で、ずっと強いはずだ」と話した。

今回の件は、次のショウジョウバエ、マウス、カニクイザル、人の場合で異なることと同じ結果になる可能性はないのか?今は、いたずらに不安を煽るべきではない。

1927年マラーはショウジョウバエの精子にX線を当てると突然変異による遺伝的影響が生じる事を発見し、X線量と突然変異の頻度が直線的に正比例することを突き止めた。

さらにここからが大事なのだが、遺伝的影響はX線の総線量に比例し、線量率効果はないとされた。線量率効果とは、線量を分割あるいは低線量で時間を長く照射すれば影響が小さくなる事で、今は放射線生物学の基礎的常識であるが、マラーの実験結果では、低線量で長く照射(低線量率)しても高線量で短く照射しても総線量が同じなら影響は同じ(線量率効果なし)だった。これだと、わずかな線量でも加算して大きな線量になれば同じ影響が出る。どんなに微量でも有害という事になる。

しかしその後、アメリカのラッセルらは数百万匹のマウスによる実験(メガマウスプロジェクト)から、精原細胞が被ばくすると線量に比例して子孫に突然変異が発生する事を確認したが、マラーの実験結果との違いは、低線量率照射で突然変異誘発率が低下する。すなわち、線量率効果が認められた事だった。分割あるいは低線量率ではDNA損傷の修復が有効に行われるためである。カニクイザルの研究も同様で、急性照射に比べて緩やかな照射では影響が10分の1くらいに下がる。

では何故、ショウジョウバエの実験で線量率効果がなかったのか。それは、マラーが用いた成熟精子はDNA損傷に対する修復機能を持っていなかったためで、ラッセルの用いた精原細胞は修復機能を持っていたからである。ショウジョウバエでも、他の細胞では線量率効果が見られる。成熟精子にDNA損傷修復機能が無い事は既に証明され、遺伝学ではよく知られた事実である。

ICRPは1958年マラーの実験結果が人間にも当てはまるとして1958年勧告に採用し、放射線は微量でも危険と長年言い続けてきたが、その前提に誤りがあった事は言うまでもない。その後、ショウジョウバエの精母細胞(精子の元になる細胞で、DNA修復機能を持つ)の実験では、ある線量までは影響が出ない(閾値がある)ことも明らかになった(Radiat Res 167:217,2007,174:46,2010)。さらに、低線量・低線量率では突然変異誘発率がコントロールよりむしろ低下する事も示され、DNA修復機能が活性化されたと考えられている。

なお、人では子孫への遺伝的影響は確認されておらず(原爆のデータから両親の平均400ミリシーベルトで影響無し)、人での遺伝的影響をどう考えればいいのか、結論は出ていない。急性被ばく400ミリシーベルト以下では影響が出ないと言えるが、それ以上の線量についてのデータはない。余談だが、この約8万人の原爆被ばく者の調査では、被ばく者と家族の方たちは、原爆遺伝病という誇張された報道と好奇の眼に晒されながら、黙々と協力されたという事も記録にある。


12. 2012年8月25日 10:03:03 : Q82AFi3rQM
 10番さま11番さま、情報をありがとうございます。

何年も前から広瀬隆氏が言っておられたことが現実となっている。
福島県行政、あるいは福島県知事が日本政府とともに何をしようとしているのか、この頃見えてきたようです。


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