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本社幹部が右往左往=「地震、やめてくれ」−原子力部門出身者も・東電テレビ会議
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012082100473
東京電力福島第1原発事故後の同社の対応が録画録音された東電のテレビ会議映像。一部公開されたその内容から、原子力部門出身の本社幹部が右往左往し、現場に対する助言やサポートが不十分だった実態も浮き彫りになった。
昨年3月13日朝。吉田昌郎所長(当時)は、水素爆発で1号機原子炉建屋上部が吹っ飛び、使用済み燃料プールがむき出しになったため、「手を打ちたいんだけど、知恵が出てこない」と本社に相談した。応対した小森明生常務はかつて同原発所長を務め、事故時も原子力・立地本部副本部長という原子力部門の要職にあった。しかし、「実現可能性の話はなかなかすぐに思いつかない」と述べ、明確な対策を示すことはできなかった。
「また地震だ。やめてくれ、もう」。14日午後、圧力が高まった2号機原子炉の爆発を防ぐため、格納容器の水蒸気を放出する「ベント」や海水注入の進捗(しんちょく)状況を現場から聞いていた本社の高橋明男フェローは、携帯電話から鳴り響く地震速報の音に、声をうわずらせた。
高橋フェローは柏崎刈羽原発所長を務めたこともある原子力部門出身者。現場の作業が難航するなど気をもんでいたとみられるが、地震の発生場所が長野県と知ると、思わず「長野県だからいい」と口走った。
原子力部門のトップだった武藤栄副社長(当時)。13日夜にはオフサイトセンターから「こんなときこそテプコ(同社の略称)スピリッツの発揮どころ」と社員らの士気を鼓舞していた。本社に戻った後の14日夕には、ベントがうまくいかない2号機に危機感をあらわにしたが、「これが大事だよ」「頑張ってください」と現場に声を掛けることしかできなかった。(2012/08/21-14:17)
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