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“中間貯蔵”12候補地 国の提示に地元苦悩
“中間貯蔵”12候補地 国の提示に地元苦悩 投稿者 tvpickup
報道ステーション 2012.8.20。
福島県内の除染で発生した放射性物質を含む土などを保管する中間貯蔵施設。
その候補地をきのう政府が示した。
あくまで中間貯蔵ということで30年以内に最終処分場に移されることにはなっているが、候補地の住民の間には波紋が広がっている。
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http://digital.asahi.com/articles/TKY201208190209.html
中間貯蔵施設の候補地提示 政権、福島の3町内12カ所(朝日新聞)
野田政権は19日、福島県内の除染で出る汚染土などを保管する中間貯蔵施設の具体的な候補地を地元自治体に示した。同県の双葉、大熊、楢葉の3町内の原発周辺の計12カ所で、すべて設置場所となる可能性もある。政権は地質調査への同意も要請。佐藤雄平知事は「預かって双葉郡と実務者で論点整理をする」として、回答を保留した。
福島市内で19日に開かれた県や双葉郡8町村との協議会で、細野豪志環境相が示した。今年3月に3町に建設する意向を表明してから膠着(こうちゃく)状態にある設置計画を加速させ、除染を本格化させる方針だ。
中間貯蔵施設の候補地とされたのは、双葉町が東京電力福島第一原発の北西の双葉工業団地周辺の2カ所、大熊町が夫沢、小入野、熊川の各地区の一部など9カ所、それに楢葉町が福島第二原発の南西の波倉地区の1カ所。南相馬市や浪江町など8市町村で出た汚染土を双葉町の施設、いわき市と広野町の汚染土を楢葉町の施設、残る市町村の分を大熊町の施設に搬入する計画だ。提示した細野氏は、放射性物質が地下水に漏れ出さないかといった現地調査の実施に向けて、自治体に同意を求めた。
候補地を12カ所とした理由について、自治体との協議を終えた細野氏は「1カ所に大きなものを造ると大変な交通混雑が出る」と記者団に説明。「汚染土を仮置き場から3年以内に搬出するために必要な施設だ。できるだけ早く造らせていただきたい」と語った。
汚染土や落ち葉などを燃やした後の焼却灰は最大で約2800万立方メートルと、東京ドーム23杯分になるとの試算がある。このため環境省は、中間貯蔵施設を造るには3〜5平方キロの面積が必要とみて、「地元の同意が得られれば、12カ所すべてに施設を設置することもあり得る」としている。
政権の要請に、自治体からは反発も出ている。候補地には人が住んでいた地域も含まれるうえ、政権が県外設置を約束する最終処分場計画の見通しも立たないからだ。井戸川克隆・双葉町長は終了後、記者団に「とんでもない話だ。もっと丁寧に下から積み上げる議論をしてほしい。唐突に出されてどうですかと聞かれても、答えようがない」と不快感を表明。地元との調整は難航しそうだ。
政権はこの日の協議会で、中長期の避難者向けに住宅や公共施設を別の自治体につくる「仮の町」構想の工程表も示した。設置する場所や移転する世帯数、必要な施設を2013年度中にまとめ、14年度には居住を始める内容だ。
■中間貯蔵施設などをめぐる政権の提案
・中間貯蔵施設の候補地は双葉町の2カ所、大熊町の9カ所、楢葉町の1カ所
・地元の同意を得たうえで、水質、ボーリング(地質)、放射線量、測量などの調査を実施。調査結果を踏まえて設置場所を決定
・南相馬、相馬、伊達、浪江、新地、国見、桑折、飯舘の8市町村の汚染土壌は双葉町へ。いわき、広野の2市町分は楢葉町、その他の福島県内の市町村分は大熊町へ
・2013年度中に「仮の町」の場所などを決め、14年度にも居住を開始
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《中間貯蔵施設》 東京電力福島第一原発事故に伴う除染作業で出る土壌など放射性物質を含む廃棄物を一時保管する施設。地下をコンクリートで仕切り、容器に汚染土を入れて密閉する。野田政権は3月、福島県双葉郡の双葉、大熊、楢葉の3町に設置を提案した。来年3月までに場所を決めて、2015年1月から廃棄物の搬入を開始。30年以内に県外で最終処分する計画を示している。
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