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放射能汚染土すら解決できない野田政権に原発再稼働の資格なし
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2012-08-20 06:50:26 生き生き箕面通信
おはようございます。
生き生き箕面通信1350(120820)をお届けします。
・放射能汚染土すら解決できない野田政権に原発再稼働の資格なし
野田政権は昨日8月19日に、除染汚染土を保管する中間貯蔵施設の
具体的な12候補地を地元自治体に示しました。しかし、招集された福島
県知事と双葉、大熊、楢葉の3町長の中には強い抵抗を示すところもあ
り、当然のことながら難航です。まして最終処分地の選定作業はまった
く進んでおらず、政府の原発再稼働だけが突出する形となっています。
処分が必要な汚染土や焼却灰は、最大で東京ドーム23杯分になるとの
試算があります。この汚染土の処分が進まなければ復興も進めにくい関
係にあります。しかし、政府は原発事故から1年半にもなろうというのにこ
れまで「先送り」してきました。もうこれ以上先延ばしはできない限界になっ
て、地元自治体との調整も不十分なまま、いわば「見切り発車」で候補地を
示すということになりました。
汚染土は、どの自治体にしても「迷惑土」です。どこも引き受けたくない。
しかし、それでも処分地を見いださなければならない。最終処分地は、使
用済み核燃料の処分地と同じような「嫌われ地」になります。中間処分地
にしても、それがあるだけで、避難者は「もう家に戻れない」という気持ち
になってしまいます。
こうしたむずかしい問題に対し、朝日と読売はどんな紙面を作ったか。
本日の朝刊で、朝日は1面と2面を大きく割いて、比較的丁寧に問題点を
指摘していました。「先送り政府」の怠慢と、無責任さにも触れていました。
しかし、読売は、「政府が方針を示し、地元側は『預かって検討する』と
返答した」と、昨日の事実経過を伝えただけでした。地元自治体の反応
には、一応触れていますが、「地元の調整は難航も予想される」と指摘し
ただけでした。そのあっさりした書きぶりからすれば、汚染土問題自体は
大して重要ではない印象です。読売は、原発に絡むやっかいな問題は、
できるだけ小さく見せようと意図的です。大きな問題を小さく見せて時の
政権の片棒を担ぐなら、その立場を明確にしてから主張すべきです。そ
れをあたかも「中立」であるかのように装って、自説を通そうとするのは
「サギ」だと断定できます。読売は少なくとも、使用済み核燃料の最終処
分についても、自社の見解を明確に表明すべきです。
私たちは、「先送り・無責任政府」が稚拙な統治を行い、それをインチキ・
ジャーナリズムが支えるような構図です。こうした状況が「日本沈没」を現
実のものにしつつあります。私たちは次の世代、次の次の世代にも責任が
あります。
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