http://www.asyura2.com/12/genpatu26/msg/593.html
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以下抜粋による要約(詳細は以下URL参照)
http://www.magazine9.jp/oshidori/120808/
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「ピーチプロジェクトって知ってる?」とチラシが送られてきたのは7月28日のことでした。
大阪の茨木の小学校5・6年生を福島の伊達市に8月16・17日と泊りがけで連れて行って、除染情報プラザを見学したり、桃の食べ放題をしたりするというプロジェクト。 で、主催の福島ステークホルダー調整協議会って何? 福島の方々に電話しまくってお聞きしたけど、みなさん「聞いたことなーい!」。伊達市の職員もご存知なく。了解、調べます。
この協議会は今年の5月から発足していました。福島県の田村市に住所があり「放射能全般に関わるより正確な認識共有プロジェクト(通称:心の除染プロジェクト)」をするための団体です。心の除染…。お金の出所はどこ〜? と調べると、内閣府の新しい公共支援事業交付金を使った、福島県が地域の問題解決にあたる仕組みを作るための、地域づくり総合支援事業の募集で選定されてますね。こちら。おもな活動は月4回以上の講演会、家族のリスクマネジメント勉強会を開催、そしてICRP(国際放射線防護委員会)と調整して8月に「心の除染・国際シンポジウムin福島」を開催してメッセージを国内外に発信ですって。
で、ピーチプロジェクトに戻ります。福島県内のあちこちの方々に伺うと、みなさん絶句してました。
「大阪の子供を福島に連れてきて桃の食べ放題? うーん、それより、福島の子供をどこか線量の低いところに連れていって果物食べ放題させてよ!」
「桃は汚染されてないって聞くけど、だからといって『心の除染』のアピールに他所から子供を連れてくるのはちょっとね…」
「うちも農作物が売れないから大変だけど、でも、うちの子供に食べ放題をさせて売ろうとは思わないよ」
「安全なら、県知事や大臣の孫や子供に食べ放題させたらいいんじゃない? そのほうがアピールになるよ」
などなど、ピーチプロジェクトに関してみなさん否定的でした。
で。このピーチプロジェクトがネットで話題になって、小学生を連れてくることは中止になりました。代わりに大学生を連れてくる計画になったそう。 おぉ! もとのチラシをよく見たら「ピーチプロジェクト・ジュニア」と書いてある! ジュニアでない、ピーチプロジェクトを行うのかな?そして、この関連で、福島ステークホルダー調整協議会の事務局長である半谷(ハンガイ)輝巳氏が大阪の茨木で講演をされたのですが、半谷氏についてもいろいろ調べました。 半谷氏の活動の「たむらと子どもたちの未来を考える会」が発展して、福島ステークホルダー調整協議会になったようです。他の事務方も、半谷氏の経営する塾の講師の方々。しかし、協議会の代表者は東大名誉教授安井至氏ですし、ICRP委員と放射線審議会会長の丹羽太貴氏も名前を連ねてますよ! 半谷氏は積極的にあちこちで講演をされていて「今後200回開催する予定」とのこと。ん? でも大学のご専門は全然別だよね? お仕事は塾の先生だし、なぜ放射線のリスクに関する講演をされたり、伊達市の放射線アドバイザーをされているんでしょう? 経歴を拝見すると、放射線関連は「放射線安全フォーラム」に属されているのみ。えー、これって…。前回の記事の田中俊一氏が副理事長をされているところですよね…(脱ってみる? 第48回「原子力規制委員長になりそうな田中俊一氏は『除染マニア』で『自主避難者の敵』の件。」)。そして半谷輝巳氏と田中俊一氏の共通点として、お二人とも伊達市で放射線アドバイザーをされていますね。田中氏が「放射線安全フォーラム副理事長」として原子力委員会で除染活動について、発言されている議事録のくだり。前回も書きましたが重要なのでもう一度。福島ステークホルダー調整協議会の事業計画書には、「ICRPと意見調整のうえ、福島で『心の除染・国際シンポジウムin福島』を開催して、今後の放射能と向き合うためのメッセージを国内外に発信」とありますが、どんなメッセージを発信されるか、気になります。 半谷氏が講師として関わっている「家族のリスクマネジメント勉強会」や、副代表をされている「たむらと子どもたちの未来を考える会」も、10μSV/h以下だと問題ない、という観点からだと、心配ですね!
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他にも、半谷氏のご発言で興味深いものがあったので抜粋。「量子放射線利用普及連絡協議会」第15回会合・議事メモより。ここで半谷氏は、「福島ステークホルダー調整協議会、AFTC AFTC の活動と福島からの思い」 という講演をされています。その記録から。
NHKが報道したNHK追跡!真相ファイル「低線量被ばく揺れる国際基準」についての毎日新聞の小島さんが主催した勉強会において、原子力関係者が「NHKに謝罪させる方法をレクチャーして欲しい」と相談した。(へぇ、そんなことがあったのね、原子力関係者は強気ですね!)
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南相馬市での除染を東大の児玉龍彦先生が実施した。放射線量は下がらなかったが、住民の方々は「こんな偉い先生が、我々住民と一緒になって、汗をかいて、除染をしてくれた。本当に有難い。」と言って感謝していた。この場合、除染によって、放射線量は下がらなかったが、住民は不満に思うのではなく、感謝している。その活動により、放射線量が下がった下がらないの問題ではなく、意義のある活動であったといえるだろう。(うーん、児玉先生はお医者さまで、除染のエキスパートではないものね、といいますか、除染して、放射線量が下がらないと、無駄に被ばくしちゃうだけのような気がしますよ? そして、効果的な除染をやったほうが絶対にいいと思うのだけれど?)
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< 関連記事 >
大阪の子どもを福島県へ−
福島ステークホルダー調整協議会の黒い霧: 院長の独り言
http://onodekita.sblo.jp/article/57285153.html
NPO福島ステークホルダー調整協議会について
http://togetter.com/li/316129
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農業経済活動保護の為だけに、他府県の議員・教師を使い、「安全とは言い切れないが、ただちに影響のでない汚染食品」を強制的に子供達に食べさせようとする。しかも、除染できると言っておいて、除染できなかった線量の地域へと誘致するのか?しかし、ネットで話題になった程度で、計画が中止されるようなおそまつな企画ですが、大学生なら良いのか?という疑問も残る。
「心の除染プロジェクト」という立派なお名前ですが、まずは、できもしない除染をやってからでしょ。
無知な国民への、放射能安全啓蒙 原発マフィアの洗脳活動は終わらないが、子供の未来を守りたい親には通用しない。
<平成23年3〜5月測定> 月間降下物におけるストロンチウム90 (福島・宮城は計測データなし) http://radioactivity.mext.go.jp/ja/contents/6000/5808/24/194_Sr_0724.pdf
茨城600万Bq/m2、群馬190万Bq/m2、山形160万Bq/m2、栃木120万bq/m2、東京89万ベクレル/m2、 岩手74万Bq/m2
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