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福島の後に沈黙しているのは野蛮だ 坂本龍一(音楽家)
さようなら1000万人アクション「発言録」さようなら原発10万人集会;代々木公園:2012年7月16日
http://sayonara-nukes.org/2012/07/120716hatugen/
福島の後に沈黙しているのは野蛮だ
皆さんこんにちは。いま、ここにたどり着くのが困難なほどの人波です。四つの会場、すべて人で埋まっています。
想い起こせば、四二年前、私はまだ一八歳でしたが、ちょうどここ代々木公園にいたのです。その時は、日米安保改定に反対する学生と労働者の集まりでした。今日は、毎週金曜日の首相官邸前の抗議と同じように、多くの普通の市民の方が来ていらっしゃると思います。僕も一日本人、一人の市民としてここに来ました。
四〇年ぶりに日本の市民が声をあげています。感無量です。それほど、原発に対する恐怖や、日本政府の原発政策に対する怒りが充満しているからだと思います。
毎週金曜日の首相官官邸前の抗議はすばらしいことです。しかし、残念ながらそれだけでは原発はとまらない。再稼働されてしまった。もちろん、あきらめずに声をあげていくことは大事ですが、それだけでは政府の耳には届かないらしい、
残念ながら……。
今日のような大きな集会を催したり、パブリックコメットを書いたり、あるいは脱原発の首長を日本に増やしていきましょう。今月末(七月二九日)に行なわれる山口県知事選挙に飯田哲也さんが立候補していますが、地方にも見識のある首
長が多くいますので、そういう声を集めていきましょう。
それから、これは長期的なことですが、我々にできることは何かといえば、電力会社への依存を少しでも減らしていくことです。こういう声が彼らにもプレッシャーとなって届きますし、電力会社の料金体系の決め方の問題や発送電分離、地域独占などを自由化していけば、原発に頼らない電気を私たち市民が選ぶことができるようになります。
また、家庭や事業所がどんどん自家発電をしていく。時間はかかりますが、そうやって少しでも電力会社への依存を減らしていけば、私たちのお金が電力会社に渡って原発に使われることもなくなります。電力会社に払うお金を少しでも減
らしていくことが大事だと思っています。
言ってみれば、「たかが電気」です。たかが電気のためになぜ命を危険にさらさなければいけないのでしょうか。僕は今世紀の半ば、二〇五〇年ぐらいには、電気は各家庭や工場、事業所で自家発電するのが常識だという社会になっているという希望を持っています。そうなってほしいと思います。
たかが電気のために、この美しい日本を、そして国の未来である子どもたちの命を危険にさらすようなことはするべきではありません。お金より命です。経済より生命です。子どもを守りましょう。日本の国土を守りましょう。
Keeping silent ater Fukushima is barbaric ー「福島のあとに沈黙しているのは野蛮だ」というのが私の心情です。
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