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2012年8月4日 北海道新聞
同志社大シンポ・小出裕章氏&たね蒔きジャーナル存続運動8/4北海道新聞(内容書き出し)
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2012-08-13(12:33) みんな楽しくHappy♡がいい♪
編集委員報告 徃住嘉文(とこすみよしふみ)
■反原発の声
関西電力大飯原発(福井県)の再稼働をめぐり関西でも反原発の声が高まっている。
7月29日、京都の同志社大で、反原発を訴えてきた小出裕章京都大学原子炉実験所助教が
「放射能を出し続ける東電福島第一原発、放射線管理区域並みに汚染されている首都圏など、
今そこにある危険から目を背けるな」と2時間半にわたり講演した。
また大阪では31日、小出さんも出演するラジオ番組の存続に絡んで聴取者らによる街頭行動も起きた。
小出さんの講演内容を紹介するとともに、講演やラジオ番組を支える人々に思いを聞いた。
■危険性訴え続けた小出裕章助教 講演で「目を背けるな」
原発は機械で、壊れない機械はない。
原発を動かしているのは人間で、誤りを犯さない人間はいない。
だから原発は安全とは、絶対言えない。
第一原発の核燃料は、溶けて土台のコンクリートに漏れている。
地下に防壁を造れと言ってきたが、何もできていない。
政府発表で、大気中にばらまかれたセシウム137は広島原爆168発分。
実際はその数倍と思う。海にも流れている。
京大にはおもちゃのような原子炉がある。
実験室は放射線管理区域といって、
出るとき、1平方メートルあたり4万ベクレルの汚染があると出られない。
ところが政府調査で、福島はもちろん首都圏の多くが同じくらいの汚染と分かった。
何百人もが放射線管理区域に住んでいる。
技術に平和利用も軍事利用もない。
あるのは平時利用か軍事利用かだけ。
国民の多くは日本は核兵器を造らないと思っている。
だが高速増殖炉を断念しないのは核兵器の材料のプルトニウムを造るためだ。
マスコミは、原発報道には推進と反対のバランスが大事という。
でも3・11以前、反対の声を取り上げるところは皆無だった。、
■日本の悪い点 全て出た。シンポ企画 同志社大・浅野健一研究室 事故直後の報道分析
小出さんの公演を主催したのは同志社大学社会学部メディア学科浅野健一研究室。
原発の「安全神話」と沖縄米軍基地の「核の抑止力」は、
ある利益のためうそをつき、他者に犠牲を強いている点で同じではないか―。
そんな問題意識からこの二つをテーマに2日連続の講演とシンポジウムを企画した。
講師は7月28日は沖縄密約を暴いた西山太吉元毎日新聞記者、
29日は小出さんらが務めた。
原発がテーマのシンポジウムでは学生たちも、
原発暴走から1週間分のNHK,BBC(英国)等、テレビ6局の報道を分析し、発表した。
政府や東電の「健康に直ちに被害が出るような放射線ではありません」
という発表をまず流し、専門家に「安全ですよね」と確認を求め、
「安全です」との回答を受け国民に「冷静な対応」を呼び掛けるー。
これが日本のパターン。
BBCは発表に常に懐疑的で、最悪の場合どうなるかを伝えていた。
大学院生の矢内真理子さんは言う。
「福島の女性が悔しがっていた。『外に出るな』の一言があれば無駄な被ばくをせずに済んだのに、と。
原発報道は、日本のジャーナリズムの悪い点が全て出ていた」
研究成果は「デイズ・ジャパン 検証原発事故報道」(デイス・ジャパン)にも掲載されている。
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★「デイズ・ジャパン 検証原発事故報道」★
http://books.rakuten.co.jp/rb/%E6%A4%9C%E8%A8%BC-%E5%8E%9F%E7%99%BA%E4%BA%8B%E6%95%85%E5%A0%B1%E9%81%93-2012%E5%B9%B4-04%E6%9C%88%E5%8F%B7-%5B%E9%9B%91%E8%AA%8C%5D-%E3%83%87%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3-4910164980420/item/11586045/?scid=af_ich_link_urltxt
【内容紹介】
検証・原発事故報道ーあの時伝えられたこと
運命の1週間2011年3月11日〜17日ーTV・新聞・ツイッターそして検証報告
12人の証言ーおしどりマコ、伊田浩之、綿井健陽、太田尚志、亀松太郎、
白石草、上杉隆、浅野健一、新免貢、沢田昭二、矢内真理子、広河隆一
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同志社大学 小出裕章氏 講演会 7月29日
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心折れる壁いくつも。
大阪のラジオで発信 亘記者
市民が番組存続求め運動
「番組をやめないで」
31日、大阪の毎日放送前で30〜40人の市民がプラカードなどを掲げた。
月〜金曜日午後9時からの報道番組「たね蒔きジャーナル」の存続を求める運動だ。
番組は3・11以降、小出さんら反原発派を次々招いた。
毎日新聞論説委員も出演し、公平を期した。
他のマスコミは原発は安全という専門家を出演させる中、異なる見方を知る貴重な発信源となった。
聴取者が内容をネットで流し、全国的に人気に火がついた。
番組担当の亘佐和子記者は、
「原発報道にはスポンサーの圧力があると思われているが、記者レベルでは非常に少ない。
問題は現場の自己規制だ」と話す。
「原発は安線という学者がた草にるから論破にはものすごい勉強が必要。
でも警察の夜回りなどで余裕はない。
3・11前は世間の関心が薄く聴取率も稼げない。
『やりたいならフリーで』と言われそうで心が折れる壁がいくつもある」
なぜ「たね蒔き」は壁を越えられたのか。亘さんは
「3・11で社会の関心が変わったから。ラジオという比較的小さなメディアだったことも幸いした」
という。
31日の運動は、秋の番組改編で打ち切られるのではとの見方が広まり、ファンらが集まったが、
同社は「未定」という。
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