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8月8日に投稿した「北九州市は、環境モデル都市でなく環境マフィア都市?」に以下のようなコメントがありました。
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05. 2012年8月10日 16:41:12
自分のとこにくるのを反対する気持ちはわからなくはありません。
ただ、ほんの1000kmちょっと離れたところで本当に困っている人たちを助けなきゃと思うのが当たり前です。ただ反対、批判するだけの人たちはその先の意見を言わなきゃダメだと思います。
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私も、北九州市民の安全が確保されれば、喜んで瓦礫を受け入れようと思っています。しかし、北九州市が作成した資料では安全が確保されているとは思えません。参考として北九州市が作成した住民説明資料のURLとQ&AのURLとその抜粋を添付しています。私が疑問に思っている主な点は以下の点です。
<放射性物質の基準>
Q&A 7-5では、100Bq/kg以上は有害であり人にふれてはならないと認めています。100Bq/kg以上8,000Bq/kg以下 は、安全に処理するために定めた基準であるとしていますが、北九州市では処分場に330Bq/kgの飛灰を合計約79億ベクレル埋めて、その上に20cm仮覆土し、その上を防水性、通ガス性のシートで覆い、さらに砂利を20cm覆土するだけです。このような方法が、放射性物質を安全に処理する方法なのでしょうか?本来であれば、これらの飛灰は低レベル放射性廃棄物として適切に処理管理されるべきです。
<管理目標を超えた場合の対応>
Q&A6-9の管理目標を超えた場合の対応については、飛灰の放射能濃度が管理目標である330Bq/kg を超えた場合には、焼却処理の際の攪拌作業に問題がなかったのかを検証するとあるだけです。作業に問題がなかったら、基準値を超えてもやむを得ないというような言い方です。一般的に考えた場合、直ちに処理を中止して、安全な対策が確立された後に処理再開と書くべきではないでしょうか?なんとなく、原発の対応と似てないでしょうか?
<防水シートの耐用年数>
Q&A6-10では、 防水シートの耐用年数は、30〜50年以上の耐久性があるとされているという記述になっています。まるで他人事です。耐用年数が30年もたなかったら、どうするのでしょう?セシウム-137の物理学的半減期は約30年だったと思います。
北九州市が焼却飛灰を低レベル放射性廃棄物として適切に処理管理していくのであれば、私は瓦礫を受け入れたいと思います。
ただ、今のように基準資料などを都合のよいように解釈し、また基準値をオーバーしても検証を行うのみ、さらに防水シートについても他人事のようなコメントを出している市の説明には納得できません。
結局、事故などが発生した場合は、福島と同様に誰も責任を取らず、地元住民は補償もしてもらえず、泣き寝入りするだけです。
他の地区での処理内容は知りませんが、このようにして放射性廃棄物が一般廃棄物として処理され、全国いたるところに放射性物質がばらまかれることになると思います。
瓦礫受け入れの一般的な問題は以下のHPにまとめられていますので、参考にしてください。
http://www3.hp-ez.com/hp/kakusan/page2
<北九州市資料>
北九州市作成の住民説明資料
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000115681.pdf
北九州市作成の災害廃棄物の受入れに関するQ&A
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000116144.pdf
以下抜粋
Q7-5 政府の基準は最初100Bq/kg と言っていたのに、今では8,000Bq/kg と言っており信用できない。政府の基準についてどう考えているのか。
A7-5 2つの基準の違いをひとことで言えば、100Bq/kg は「廃棄物を安全に再利用できる基準」で、8,000Bq/kg は「廃棄物を安全に処理するための基準」である。
100Bq/kg は、原子炉等規制法に基づき、運転を終了した原子力発電所の解体等により発生するコンクリート、金属を想定し、原子力発電所や一般社会での再利用を推進するために定められた基準である。
廃棄物を再生利用した製品が、日常生活を営む場所などの一般社会で、様々な方法(例えばコンクリートを建築資材、金属をベンチなどに再生利用)で使われても安全な基準として、放射性セシウムについて100Bq/kg 以下と定められている。
また、8,000Bq/kg は、原子力発電所の事故に伴って環境に放出された放射性セシウムに汚染された廃棄物について、一般的な処理方法(分別、焼却、埋立等)を想定し、安全に処理するために定めた基準である。
8,000Bq/kg 以下の廃棄物は、従来と同様の方法により安全に焼却したり、埋立処分したりすることができる。焼却施設や最終処分場では、排ガス処理、排水処理や覆土によって環境中に有害物質が拡散しないように管理が行われていることから、周辺住民の方にとって問題なく安全に処理ができる。
Q6-9 管理目標を超えた場合、どうするのか。
A6-9 飛灰の放射能濃度が管理目標である330Bq/kg を超えた場合は、焼却処理の際の攪拌作業に問題がなかったかなど、なぜそうなったのかを検証する。
Q6-10 埋立処理した場合、放射性物質を囲い込む施設〔防水シート〕の耐用年数は。
A6-10 防水シートは、ポリエチレンを主体とし、ガスは透過するが、防水性能を有する特殊加工されたシートを計画しており、紫外線劣化対策により30〜50年以上の耐久性があるとされている。
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