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(回答先: チョウの羽や目に異常=被ばくで遺伝子に傷か―琉球大 投稿者 ピノキ 日時 2012 年 8 月 11 日 02:41:39)
琉球大学の大瀧丈二准教授らのチームによるフクシマ事故での放射線によるヤマトシジミチョウの遺伝的異常の研究が昨日8月9日、イギリスのサイエンスレポート電子版に公開されました。
→●The biological impacts of the Fukushimanuclear accident on the pale grass blue butterfly
フクシマ事故での特定の昆虫に関する3世代研究としては、おそらく初めてのもので大変貴重であると思います。
これについて、共同通信と時事通信が以下のように報道しましたが、そこで 大瀧准教授は「影響の受けやすさは種により異なるため、他の動物も調べる必要がある。人間はチョウとは全く別で、ずっと強いはずだ」と話したとのことです。
そうであってほしいですが、人間にも徐々に様々な影響がでてくることは避けられないでしょう。
ちょうど67年目のナガサキ忌の日に公表されたこの小さなヒバクチョウの姿は、フクシマと原発稼働への大きな警告であることは間違いありません。
まず、日本での最初の報道です。
共同通信、→●原発事故でチョウに異常 琉球大チーム調査
ヤマトシジミは人が生活する場所に多く生息する。チームは昨年5月と9月、福島県内のほか茨城、東京など計10カ所で採集した。
5月に集めた成虫144匹から生まれた卵をふ化させて育て、孫の世代まで調べたところ、いわき市や広野町など福島県内のチョウは、子の世代で死ぬ 確率がほかの地域に比べ高かった。線量が高い地域ほどオスの羽のサイズが小さくなっていた。子の世代では全体の約2割で羽の配色パターンや斑点の数などに 異常があり、親の世代よりも1・5倍高い発生頻度だった。
事故による放射性物質の影響がほとんどないとみられる沖縄のヤマトシジミに低線量の被ばくをさせた実験では、同様の異常が出た。 大瀧さんは「昆虫は低線量の放射線に強いと言われていたが、ヤマトシジミは弱いことが分かった。事故が周辺の自然に影響を与えているのは間違いない」と話している。
東京電力福島第1原発事故による放射性物質の影響で、チョウの一種「ヤマトシジミ」に遺伝的な異常が出たとする調査結果を琉球大の大瀧丈二准教授(分子生理学)らの研究チームがまとめ、10日までに英科学誌電子版に発表した。
9月に採集した成虫約240匹では、子の世代の約5割で異常が見つかった。
大瀧准教授は「影響の受けやすさは種により異なるため、他の動物も調べる必要がある。人間はチョウとは全く別で、ずっと強いはずだ」と話した。
時事通信、→●チョウの羽や目に異常=被ばくで遺伝子に傷か−琉球大
東京電力福島第1原発事故の影響により、福島県などで最も一般的なチョウの一種「ヤマトシジ ミ」の羽や目に異常が生じているとの報告を、大瀧丈二琉球大准教授らの研究チームが10日までにまとめ、英科学誌に発表した。放射性物質の影響で遺伝子に 傷ができたことが原因で、次世代にも引き継がれているとみられるという。
研究チームは事故直後の昨年5月、福島県などの7市町でヤマトシジミの成虫121匹を採集。12%は、羽が小さかったり目が陥没していたりした。これらの チョウ同士を交配した2世代目の異常率は18%に上昇し、成虫になる前に死ぬ例も目立った。さらに異常があったチョウのみを選んで健康なチョウと交配し3 世代目を誕生させたところ、34%に同様の異常がみられた。
研究のオリジナルから図表をふたつだけお借りします。
これはチョウの採集場所と羽の縮小異常、放射線値との関係、眼の陥没異常などです。
もう一つ はチョウの眼の異常と羽の縮小の雌雄差、放射線値と生存率、その他の遺伝変質などです。飯館の成虫の生存率は40%ほどです。
http://tkajimura.blogspot.jp/2012/08/the-biological-impacts-of-fukushima.html
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