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気温30℃を超えると、作業員の顔からは汗が噴き出し、マスクはすぐに曇ってしまう。建屋内では通常の防護服に加え、重さ13sの空気ボンベを背負って働くことも
まるでサウナ!熱中症でダウンする作業員が続出する現実を告発する 体感温度50℃!フクシマ原発「地獄の作業現場」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/33229
2012年08月10日(金)フライデー :現代ビジネス
連日続く猛暑。福島第一原発の作業員たちも、この酷暑の中で過酷な作業を強いられている。東京電力の下請け企業で働く40代のA氏が、悲惨な状況を明かす。
「強烈な日差しと、30℃を超える暑さの中、作業員は全面マスクに完全防護服という姿で働かなくてはなりません。通気性はほとんどなく、服の内部はサウナのような凄まじい状態で、体感温度は50℃を超えます。15分も動いていたら、体中汗だくです。意識は朦朧とし、マスクのシールドは熱気で曇り、視界はどんどん狭まります。新鮮な空気や冷たい飲み物が欲しくてたまらず、気が狂いそうになることもあるんです。まさに地獄ですよ」
A氏の証言は、決して誇張されたものではない。7月29日には3号機の瓦礫の撤去をしていた二人の作業員が、熱中症の症状を訴え救急搬送された。6月からの2ヵ月間で10人もの作業員が熱中症や脱水症で倒れているのだ(7月31日現在)。だがA氏は「実際に暑さでダウンする作業員は、その何十倍もいる」と語る。
「確かに、午後2時から5時までの最も暑い時間帯には作業が制限されたり、休憩所にエアコンが完備されるなど、昨年より状況は良くはなりました。ただ大事になるのを恐れて、熱中症になっても医務室に行かない作業員は大勢います。別の下請け会社の知り合いも先日、作業中に激しい頭痛と吐き気に襲われながら、休憩所でしばらく休んだだけで医務室には行かなかったそうです。理由を聞くと、彼は悔しそうにこう答えました。『社長から、具合が悪くなっても医務室に行くなと言われてるんだよ。作業中に体調を崩した人間がいると、その会社は元請けに、社員の体調管理怠慢のお詫びと、今後の対策を講じた書類を提出しなければならないからな。熱中症になっても、会社へ迷惑をかけるなということさ。下請け作業員の多くは、よっぽどのことがなければ医務室には行かないんだ』と」
心配なのは、作業員の健康だけではない。猛暑のため、作業が遅々として進まず進行に支障を来しているのだ。
「炎天下では1回の作業が30分以内と決められているため、予定が大幅に遅れているんです。また多くの作業員が暑さで疲弊し、効率も下がっている。私の上司は『スケジュールを守るために、特例で作業時間を延長することも考えなければ』と真面目な顔で言っていましたが、とんでもありません。中には『休日も出てもらえるとありがたい』と上司からお願いされた同僚もいますが、奴隷のように都合良く使われることに、作業員の間では不満がたまっています」
東電は、こうした過酷な作業現場をどのように認識しているのだろうか。
「通気性を上げた防護服の下に、保冷剤を入れたクールベストの着用をお願いするなど対策を進めています。現場の意見を汲みつつ今後も対応します」(広報部)
気象庁によると、今年は10月上旬まで厳しい暑さが続くという。それまで完全防護服姿の作業員たちは、猛暑に襲われながら仕事を続けることになるのだ。
「フライデー」2012年8月17日号より
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