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福島原発・やみくもに注水つづけるが/官邸“うまくいっている”/東電会議映像
「しんぶん赤旗」 2012.08.08 日刊紙 15面
1号機の原子炉を冷やそうと海水注入を始めたものの、状況が分からず、やみくもに注水し続けるだけだったのに、官邸が注水がうまくいっているかのように記者発表していたことが7日、東京電力のテレビ会議の録画映像で明らかになりました。
1号機が水素爆発したのは事故発生翌日の昨年3月12日午後3時半ごろ。その日の夜から海水注入が始まりました。
録画映像には本店から福島第1原発に対して、官邸が13日午前1時に1号機の原子炉圧力容器が海水で満水になると記者発表しそうだと伝え、満水になる時間を現場で計算してほしいと要求する場面が映っています。
しかし、同原発の現場では「水位計が生きてないから、決め切れなくて」と回答。吉田昌郎所長も「水位が完璧にいくらか分からないから何時にというのは言えない」と言います。
そして消防車で注水しているのに、原子炉の水位が上がらないことが話題に―。
本店では「一つは水位計がおかしいんじゃないか、もう一つは、(原子炉内の)あるレベル(高さ)で、穴が開いているかもしれない」と推測。「つまり、いくら水を入れてもそれ以上、水位が上がらないのは、みんなドライウェル(格納容器)に落ちているんじゃないか」と。現場も「(満水になる)2時間たっても水位が明確に回復していないので、満水操作を続けます」と繰り返します。
ところが13日午前1時、官邸から圧力容器が満水になったと発表。
本店は「ニュースで言っちゃったそうです。現実に満水になるの、何時ごろってことにしましょうか」と吉田所長に打診。吉田所長は「満水になっているはずが、なってないという所なんです」と返答。
その後は、「水位計がおかしいのではないかという前提で、もうどんどん水を入れていきます」と吉田所長が言えば、本店は「ずっと続けるだけだよね」と、会話が交わされています。
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<参照>
写真・映像ライブラリー 映像(東京電力)
http://www.tepco.co.jp/tepconews/library/movie-01j.html?bcpid=45149870002&bclid=70148088002&bctid=248365551002
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