http://www.asyura2.com/12/genpatu26/msg/352.html
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この国には「原子力委員会」という名の「秘密組織」がある。
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65818472.html
2012年08月08日01:39 ざまあみやがれい!
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この国には「原子力委員会」という名の「秘密組織」がある。「ざまあみやがれい!メールマガジン」vol.269
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もはや隠蔽という言葉だけで表現するのは難しいのではないか。秘密会議の議事録やメモが一切残っていない。「メモをとっていた」という証言があるものの、その提出を拒む。これはもう隠蔽とよぶような状況ではない。「秘密組織」といっていい。
今報じられているのは、原子力委員会の「秘密会議」での、「選択肢削除」の調査結果だ。
原子力委員会の「秘密会議」は、原子力推進側の電力事業者や監督官庁が参加するもの。その会議おいて、脱原発側に不利になるように、議論の選択肢を削った事件があった。
▼原子力ムラ秘密会議の陰謀「もんじゅ廃止シナリオ隠蔽」をわかりやすく
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65811661.html
これがきっかけとなって、「秘密会議」が、いつも当たり前のように開催され続けてきたことが明らかになっている。
その「秘密会議」について、
▼原子力委員会検討小委員会での検討に関する検証結果の公表について - 内閣府
http://www.cao.go.jp/others/soumu/kensyou/kensyou.html
これは内閣府による調査報告書だ。僕はまだ全文目を通していない。今後目を通して、メルマガで報告しようと思う。
だが冒頭の調査スケジュールを見れば、その調査の雰囲気がわかる。
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6月11日 検証チーム設置
6月14日 後藤内閣府副大臣名で関係機関等に協力要請
6月22日 関係機関等から資料提出
6月26日 聞き取り調査開始(〜7月25日 ※再調査を含む)
7月13日 顧問委嘱
7月20日 内閣府メールサーバーに保存されている電子メール調査(〜7月26日)
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・任意の資料提出
・聞き取り調査
・内閣府のメールサーバーに保存されているメールのチェック
こんなことじゃ情報が出てくるはずがない。だが、これぐらいしか出来ないのが現実なのだろう。
そして、それを元に、毎日新聞が以下のように報じている。
▼核燃サイクル:秘密会議問題 内閣府検証 「徹底調査」ほど遠く 原子力委への影響「可能性否定できぬ」− 毎日jp(毎日新聞) 変更する
http://mainichi.jp/feature/news/20120807ddm012010051000c.html
ここから、いかに「秘密会議」の議事録の情報が出てこないか、を記した部分を引用する。
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『検証チームに対し、鈴木達治郎・原子力委員長代理は「(秘密会議で)経済産業省と電気事業連合会はメモをとっていた」と証言した。しかし、経産省は「メ モは見つかっていない」、電事連は「組織で管理しているものではなく(個人的なものなので)提出を控える」と回答した。検証チームの吉川晃内閣府官房審議 官は6日、記者会見で「議事メモがあるかどうか経産省に2度3度聞いたが『ノート1枚も取っていない』という。非常に不自然だと思う」と異例の言及をし た。』
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ポイントを箇条書きにしてみる。
・鈴木達次郎・原子力委員長代理は、経産省と電事連はメモをとっていたと証言
・経産省「メモは見つかってない」
・電事連「メモは個人的なものだから提出しない」
・検証チーム吉川氏の発言「経産省はノート一枚も取っていないという。不思議」
議事録がないのだ。
その上で、メモは取ったという証言がある。
そのメモを電事連は提出を拒んでいる。
経産省の態度には矛盾もある。
「見つかっていない」という逃げの証言と「ノート一枚も取っていない」という証言もある。「ノート1枚未満ならとっている」という意味にもとれるがどうか。
そういう推測はさておき、この記事を読む限り、原子力委員会の秘密会議は、議事録を取らないという大前提で行われていただろうということだ。
それは「原子力委員会」は秘密組織である、ということを意味する。秘密にしなければいけない理由は皆さんの想像にお任せするが、記録を残さないということは、「スパイ活動や陰謀の世界」と同質のものだとみなされても仕方がない。
というより、これを、秘密組織と呼ばずに何を秘密組織と呼べばいいのだろうか。
僕らは、陰謀などというのは、映画の中や歴史上の出来事だと思いたがるが、こうやって見てみると、リアルタイムで、内閣府のもとで行われていることがよく分かる。
ただし、メモ書きは残っている。ここが重要だ。メモまでは禁止していなかったということだ。原子力委員会委員長代理の鈴木達次郎氏が証言しなければ、メモの存在すらが明らかにならなかったのかもしれない。
そういう視点で見れば、原子力委員会もまた一枚岩ではないということだ。
続けて、同じ毎日新聞の記事から引用しておく。
※続きはメルマガで書いています。
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