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67年目の広島原爆忌に思う〜核武装論者と「共闘」する脱原発運動などありえない(ぽむさんの日記より)
今日は67年目の広島原爆記念日でした。
私のブログに的確で鋭いコメントを入れてくださるぽむさんが、とても大切なことを示唆してくださってますのでお持ち帰り。
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核武装論者と「共闘」する脱原発運動などありえない(67年目の広島原爆忌に思う)
護憲団体「市民の意見30の会」の機関誌最新号に寄せた法政大学教授でTBSサンデーモーニングのコメンテーターとしても知られる田中優子さんのことばから。「『脱原発』を言うだけでは、本当の脱原発はできません。言うだけなら、あの橋下徹市長にも野田首相にも枝野さんにも言えるのです。本当の脱原発は、核武装を含めた反核を背景として持っている必要があります。それを支えるのは非戦、非暴力の決意です。」
あまりにもあたりまえのことで、被曝国・日本の脱原発運動でこんなことが問題になるほうがおかしいくらいだ。
しかし、核武装論者である西尾幹二氏との「脱原発共闘」まで言い出す「九条護憲論者」池田香代子氏の妄動など見てると、真剣に逆も問われるべきのようだ。
3.11以降、日本の反核運動の問題点として「核兵器のみしか対象にせず、原発問題を同等のものととらえる意識が乏しかった」ことが厳しく指摘されるようになった。また、唯一の被曝国・日本が狭い地震が多発する国土になぜ54基もの原発を立てる「原発大国」となったのかという切実な疑問が国の内外からあがっている。当然のことだ。
しかし、唯一の被爆国が「原発大国」となったのも理不尽だが、唯一の被爆国の脱原発運動で、脱原発で一致さえすれば核武装論者と共闘しようと考える「護憲派文化人」やそれを支持する「リベラル」が存在するというのは更におかしなことではないだろうか。何かが狂っている。
新しい市民意識の芽生えを感じさせる脱原発デモの盛りあがりと同時進行で大阪維新の怪のような全体主義的政治勢力が伸張しているという奇妙な現象も起こっている。
そして、盛り上がっている「脱原発運動」も、様々な問題が露わになりつつある。「脱原発運動」そのものの主旨は正しいけれど、運動の進め方に戦後ずっとひきずっている民主主義の未成熟に加えて80年代以降加速化している反動化、右傾化が投影されていると思うのだ。まともな民主主義社会ではごく普通に市民権を得ている労組が忌避され、政治に働きかける運動のはずなのに、異様なまでに「非政治性」を強調し、それが「従来にない新しい市民運動」という美名でコーティングされているのもおかしな現象だ。「新しい市民運動」も決して手放しで賞賛できることばかりではない。また、政治思想・立場にこだわらず様々な考えの人と協力するいっても限度がある。核武装論者との「共闘」まで一部で支持する人がいるというのがこの運動がかかえる危うい一面を象徴しているように思う。
しかし、「核武装論者と『共闘』する『脱原発運動』など決してありえない。67年目のこの日に改めて断言したい。
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以下は、福島から広島に避難した小学6年生の女の子が書いた作文の一部です。「平和の歌声・意見発表会」(広島市教委主催)で優秀作に選ばれました(全文はこちらをどうぞ。)
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私は、戦争をすると、する分だけ、世界から幸せが消えると思います。でも、戦争をしていなくても放射能のことを心配してくらさなければならない今の日本も決して平和とは言えないと思います。
今、福島には、自分の家でくらしたくてもくらせない人がたくさんいるし、反対に福島第1原発からはなれたくても仕事でそこに入らなければならない人もいます。
私は、世界から戦争が消えて、放射能の心配も消えて、いろいろな国と仲良くできたら良いと思います。早く世界のみんなも幸せになってほしいと願っています。そして、私も一日でも早く、福島で家族5人が安心して、楽しくくらせるあたり前の日が来てほしいと思っています。
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この女の子の作文は、反原発と核兵器廃絶は同じ問題であることを見抜いていると思います。
ところがわざわざ核武装論者で且つ極右である西尾幹二氏のもとを尋ねて一緒に「脱原発」をやろうと手をつなぐ、所謂「右も左もない」が、あたかも脱原発に向けての好ましい「連帯」の象徴であるかのように考えている大人達がいます。
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https://twitter.com/masa_kazui/status/230260552901996545
「反原発の大衆行動は、まだまだ広がる気配である。多くのフリーターやニートも参加している。もっと大規模になる予測。団塊老人たちには、そういう動きにブレーキをかけてほしくない。旧態依然たる組合・反体制団体は、大衆行動に足を引っ張っていると自覚すべき。」
https://twitter.com/masa_kazui/status/229599947996135425
「デモ隊には、子連れも多いと聞く。安全を何よりも配慮してほしい。団塊の世代のアホな年寄りが、警察とトラブルをおこすケースが多々あるみたい。本当に恥ずかしい。やめてくれ。時間通りに終わり、ルールを守れよ。当り前だが、団塊老人よりも、20代30代のデモに参加する若者に期待している。」
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ぽむさんのおっしゃるとおり、なんと倒錯しているのかと思わざるをえません。
このことがこれからの日本の反核、反原発に悪影響を与えないことを祈るばかりです。
こちらも是非ご一読を。
◆きまぐれな日々
「原子力の発電への利用」に反対なら当然「核廃絶」だろう
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1263.html#comment_head
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