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吉永小百合「脱原発」日本母親大会で訴え
日刊スポーツ 2011年8月1日
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20110801-813838.html
広島市で7月31日開かれた日本母親大会で、
原爆詩を朗読した女優の吉永小百合(66)が
「地震の多い日本では原子力発電所をなくしてほしい」と語った。
冒頭で吉永は「原子力の平和利用という言葉がよく使われていて、
私自身あいまいに受け止めていた」とこれまでを振り返り、
「高速増殖原型炉もんじゅは恐ろしいと聞いてはいたが、
普通の原子力をもっと知っておくべきだった」と厳しい表情で話した。
「東北からの出席者に祈りを込めて詩を朗読します」と語り掛け、「にんげんをかえせ」で知られる峠三吉さんの「原爆詩集」の序詩や栗原貞子さんの「生ましめんかな」など6編を朗読。広島市の小学生ら約80人とともに平和への願いを込めた「折り鶴」を合唱した。
原爆詩の朗読は、吉永がライフワークとして1986年から続けている。今回は、30日から広島市で開かれていた日本母親大会の特別企画として招かれ朗読した。
福島の原発事故を受け、長女(5)と初参加した神奈川県茅ケ崎市の主婦広瀬純子さん(35)は「吉永さんの透き通るような声が心に染みた。事故前は原発は安心で必要と考えていたが、今は被爆国日本で核エネルギーが利用されることに反対だ」と話した。
◆日本母親大会 女性のための社会運動の一環として1955年(昭30)に東京で第1回大会が開催。年に1度の開催で今年は57回目。54年にビキニ環礁でアメリカの水爆実験が行われた。女性運動家平塚らいてうら「原水爆禁止」の訴えが契機となり同大会が誕生した。
[2011年8月1日8時15分 紙面から].
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「脱原発をめざす女たちの会」の賛同人に吉永小百合、竹下景子
http://lucian.uchicago.edu/blogs/atomicage/2011/10/10/women-to-halt-nuke-plants-with-yoshinaga-and-takeshita/
脱原発をめざす女たちの会 2011年11月23日(水・祝)開場 午後1時 開演 午後1時30分 開催場所: 座 高円寺2
◇ 関連記事:
・吉永小百合さん、竹下景子さん、杉田かおるさん、落合恵子さんを始め、多くの賛同人が集まり、ついに『脱原発をめざす女たちの会』が発足しました! via 楽天ソーシャルニュース(ただし、元記事は削除あるいはアクセス不可能です。)
吉永小百合さん原爆詩朗読 ピアノ坂本龍一さん
http://www.youtube.com/watch?v=lEalWrdso8w
onesizjkさんが 2011/10/29 にアップロード
イギリスで吉永小百合さんが原爆詩の朗読会 坂本龍一さんがピアノ伴奏 オックスフォード大学
吉永さんの朗読は、必ずこの詩から始まる
『序』 峠三吉
ちちをかえせ ははをかえせ
としよりをかえせ
こどもをかえせ
わたしをかえせ わたしにつながる
にんげんをかえせ
にんげんの にんげんのよのあるかぎり
くずれぬへいわを
へいわをかえせ
『慟哭』 大平数子
しょうじ(昇二) よう
やすし(泰) よう
しょうじ よう
やすし よう
しょうじ よおう
やすし よおう
しょうじ よおう
やすし よおう
しょうじい
しょうじい
しょうじいい
http://bit.ly/u7N3HT (エピソード)
『あい』
逝ったひとはかえってこれないから
逝ったひとは叫ぶことが出来ないから
逝ったひとはなげくすべがないから
生きのこったひとはどうすればいい
生きのこったひとは何がわかればいい
生きのこったひとは悲しみをちぎってあるく
生きのこったひとは思い出を凍らせて歩く
生きのこったひとは固定した面(マスク)を抱いて歩く
風さん 風さん 風さん
あなたが世界中をくまなく吹いて どこかで私のこどもをみかけたら
私が 待って 待って 待ちくたびれて
それでも望みを捨てないで まだ待っているからと
あの子に伝えてくださいな
お月さん お月さん お月さん
あなたは 365日そうして歩いておいでだから
あなたはなんでも見えるでしょうから
私のこどもも 道が多くて帰れないと泣いていたなら
迷わずまっすぐ帰ったらいいと
おしえてやってくださいな
雁さん 雁さん 雁さん
あなたが帰っていく北の国に
もしも私のこどもが寒さに震えていたら
私がおまえを探していたと
こどもに言ってくださいな
月のいい晩には 笛を吹いて待っていると
あの子に告げてくださいな
雨の降る晩には あかげたを鳴らし
帰ってくる道を歩いていると
あの子に 告げてくださいな
つばめさん つばめさん つばめさん
あなたがいた南の国に
もしや私のこどもが帰るのを
わすれて遊んでいやしないでしょうか
あの子は もの覚えのいい子だから
きっと私を思い出してくれるでしょうけれども
南の国は あったかいから 南の国は
いっぱいいっぱい花が匂うているから
花の香りに むせて私のこどもが
帰るのを忘れているのかもしれないのです
もしあなたが 私のこどもをみかけたら
私が 待っているからと あの子に告げてくださいな
『とてつもなく ながいよる』
とてつもなく みじかいひる
とてつもなく ながいよると
とてつもなく ながいよると
とてつもなく ながいよると
とてつもなく ながいよると
こどもたち あなたは知っているでしょう
正義ということを
正義とは 剣をぬくことではないことを
正義とは 愛だということを
正義とは 母さんを悲しまさないことだということも
みんな 母さんの子だから
こどもたち あなたは知っているでしょう?
<坂本龍一のメッセージ>
福島で起きた最悪の事故は、原子力を平和的に使うという
幻想から私たちを目覚めさせました
武器であろうと電力であろうと
核と人類は共存できないと世界に証明することが
次に必要なことなのです
<和合亮一の詩>
見えない姿の 子どもたちが 悲しい心の 子どもたちが
この土手に来て 鯉のぼりを 見あげている
津波が 津波が 来たんだね
つらかったね こわかったね 子どもたち
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