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なぜ、ふくしまで集団疎開が実現しないのか/知っておくべき「隠された福島の真実と現実」
ほくと未来ネットワーク
2012年 07月 24日http://mirainet.exblog.jp/18436920/
中通りの福島や郡山ぐらいの線量の高いところでは、人間が長時間どどまることが危険だということは、チェルノブイリ周辺での現在もつづく悲劇的な事態を見てもはっきりしています。
しかし政府やマスコミはその事実を隠しつづけて、もっとも危険な子どもたちの避難が必要だという声に耳を傾けることがないという異常な事態が続いています。
昨年から始まっている子どもたち集団疎開を求める裁判で、市民の訴えはあっけなく「却下」されています。
その裁判の弁護士である柳原敏夫さんはブログで「なぜ、ふくしまで集団疎開が実現しないのか」という詳しい検証を行なっています。
その目次を見るだけでも大変な労作で、今こそ最も注目すべき論文ではないかと思います。
http://fukusima-sokai.blogspot.jp/
目 次
1、はじめに−−二度目の3.11(人災)
2、福島原発事故の未来は原発事故の過去にある
3、三大政策の1つ「情報を隠すこと」の核心が子どもの被ばく情報だった
4、三大政策の1つ「様々な基準値を上げること」の動機が子どもの疎開を阻止するためだった
5、なぜキエフで子どもたちの集団疎開が実現したにもかかわらず、日本では実現しないのか
6、認識をまちがえた善意の献身が最悪の事態をもたらす――事故直後の犠牲者の殆んどが事故の認識をまちがえた善意の献身者たちで、落命は避けられた人災だった
7、「最も悪いのは放射能を怖がる精神的ストレス」論の起源はベトナム・シンドローム
8、原子力ムラの御用学者の起源は「水爆の父」と呼ばれたエドワード・テラー
9、原発事故は形を変えた核戦争であり、放射線と戦争の原理原則が貫徹される
10、事故5年後に制定された住民避難基準はチェルノブイリの憲法9条である
11、もし住民避難基準がもっと早く事故直後に制定されていれば98万人余の犠牲は避けられた
12、もし戦争終結がもっと早ければ、ヒロシマ・ナガサキの悲劇はなかった
13、おわりに−−泣くのなら、今思い切り泣く、5年、10年後には泣かない
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