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「東電撤退問題=菅前首相ウソ発言」:オフサイトセンターに関する訂正と論点の整理
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/915.html
投稿者 あっしら 日時 2012 年 7 月 28 日 00:53:38: Mo7ApAlflbQ6s
 


 福島第一原発事故で14日11:01に起きた3号機の水素爆発が、少なくとも前日の夕刻の時点で予測されていたことを端緒とし、今なお「東電撤退申し出」説を撤回しない菅前首相の問題を取り上げた投稿に多くのコメントをいただきありがとうございます。

※  末尾に関連投稿リストを掲載。


■ オフサイトセンター所在地に関する訂正とお詫び

 最初に、14日までのオフサイトセンターの所在地が間違っていましたので、お詫びして訂正させていただきます。

「菅前首相が今なお撤回しない「東電撤退」のウソは、命がけで対応した福島第一現場作業者の名誉をズタズタにする許し難い暴言」(http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/864.html)のコメント欄:

15. 2012年7月26日 09:02:14 : s3sayX4hUw
「14日夜、現地対策本部はオフサイトセンターから福島県庁へ移ることが決まり、センターは15日午前11時に閉じられた」(河北新報 http://bit.ly/JnAbBw )とある。機能していなかったとはいえ、少なくとも15日までは原発の西約5キロのオフサイトセンター(緊急事態応急対策拠点施設、大熊町)施設が、名目上にせよオフサイトセンターと自衛隊にも認識されていたと思うのですが…。
beatrice1600

というご指摘をいただきました。

 手元にあった「福島原発時独立検証委員会 調査・検証報告書」(一般財団法人日本再建イニシアティブ)により、ご指摘のとおりであることが確認できました。

 s3sayX4hUw(beatrice1600)さん、重大な誤りのご指摘ありがとうございました。

 いい加減な記憶と雑なチェックで、3月15日より前の時点でもオフサイトセンターが福島県庁に置かれていると思い、(※ このオフサイトセンターは、F1から5kmほどの場所にあったが機能できなかったことから、代替となった福島市の県庁と思われる)と書くだけでなく、その後の投稿でも、それを事実として“60Km以上離れた”や“北西方向の福島市”という表現を何度も使用しました。

 お読みいただいた方に誤った情報と感情誘導を行ったことを深くお詫びします。
 また、被曝の危険性が高いなか、通信手段や物資補給が困難な場所で事故対応や被災者対応に当たられた自衛隊をはじめとする多くの方々にもお詫び申し上げます。

※ 間違った場所の記載スレッド:「自衛隊「化学防護隊」の福島原発事故対応を無視し、3号機のメルトダウンを「物資調達」問題に求めたNHKの犯罪的報道」
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/821.html


※ オフサイトセンターの状況と移転の経緯

「福島原発時独立検証委員会 調査・検証報告書」(一般財団法人日本再建イニシアティブ)より引用:

P.155〜156
「 オフサイトセンターには、国が管理する通信回線として、一般の電話回線に加え、オフサイトセンターと官邸や経済産業省の緊急時対応センター(ERC)等とをつなぐ専用回線および衛星回線が整備されていた。この衛星回線は、6台の衛星電話(固定型1台、可搬型3台、車載型2台)が接続されていた。しかし、3月11日の地震発生後、これらの通信回線のうち、電話会社基地局の非常用バッテリーが切れたことで、翌12日昼頃までは衛星回線以外使用できなくなった。そのため、オフサイトセンターにおいては、政府のテレビ会議システム、緊急時対策支援システム(ERSS)、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)、電子メール、インターネット、一般回線を用いた電話及びファクス等が使用できず、オフサイトセンターとERC等との連絡は、衛星電話回線のみを使用して外部との通信を行わざるを得ない状況であった。また、オフサイトセンターでは、一部の参集要員によって事故対応が行われていたが、避難範囲の拡大等に伴って物流が止まり、13日頃からは避難区域内にあったオフサイトセンターでも食料、水、燃料等が不足し始めている。このような実態からみて、地震対策については十分に施設機能が維持できるような対応がなされていなかったことがうかがえる。その後、福島第一原発の事態の進展を受け、オフサイトセンター周辺及び内部の放射線量は上昇し始めた。例えば、12日15時36分の1号磯原子炉建屋の爆発直後、オフサイトセンター周辺の線量が一時的に上昇したほか、14日11時1分の3号磯原子炉建屋の爆発後は、放射性物質を遮断する空気浄化フィルターが設置されていないオフサイトセンター内の線量も上昇している。こうした事態を受け、現地対策本部は、ERCに置かれた原子力災害対策本部と協議しつつ、オフサイトセンターの移転の検討を開始し、14日22時頃、県庁への移転に備え、先遣隊を派遣した。
 今回の事態では、オフサイトセンターの代替拠点である県相馬合同庁舎も同じく地震による被害を受けていたことから、県庁に移転しているが、本来の代替拠点としての施設機能としては満足できるものではなかった。」


■ 「東電撤退問題=菅前首相ウソ発言」をめぐる論点の整理

のんぽりさんから「自衛隊と東電社員を同列に扱う愚」(http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/874.html)というフォローアップ投稿をいただいたり、恵也さんをはじめ数名の方からいコメントをただきましたが、率直に言って、論点がずれているのではないかと思っています。

※ 念のため、のんぽりさんの考え方や「原子力安全保安院」担当官の当日の行動とその後始末に関する提起に異を唱えているわけでありません。

 何人かからは、今さらこの問題を蒸し返しても仕方がないとか、パニックを避けるための措置だからやむをえないというコメントもいただきました。
 そのようなコメントについては、同意できないとしても、論点としては合っていると思っています。

 まず、自衛隊が、「第1原発2号機が危険な状態」であることを理由に、郡山の駐屯地に撤退したこと自体を批判しているわけではありません。無用な被曝はなんびとであれ避けるべきだと思っています。

 批判の対象は、郡山に撤退しなければならないほど「第1原発2号機が危険な状態」であると認識していながら、政府(原子力災害対策本部)が12日夕方に発した「半径20km圏住民に避難指示」のままやり過ごしたことであり、当時の最高責任者であった菅前首相が、15日未明の東電の動きを今なお“勝手な撤退の申し出”としていることです。

 自衛隊(防衛省)が、独自で事故分析を行い、独自で危険性の高さを認識し撤退を決めたわけではないはずです。それはそれで、最高責任者(最高指揮官)をないがしろにした行動で処罰に値するとも言えます。

 14日夜までに「第1原発2号機が危険な状態」と判断したのは、原子力災害対策本部であり、その本部長である菅前首相も当然のように知っていたはずです。

(※ いただいたコメントのなかに、菅前首相はつんぼ桟敷にされており何も知らなかったというものもありましたが、たとえそれが事実だとしても、その後首相を辞め代議士として原発問題にも関わっている菅氏が、私ごときが知っている情報を知らないで済むはずもありません)

 菅氏がどういう意図でウソをついているかはわかりませんが、14日20:56の時点で「第1原発2号機が危険な状態」と原子力災害対策本部が認識していたのなら、東電が“撤退”や“一部撤退”を言い出す前に、現場作業者から必要以上に犠牲(被曝リスク)を出さないため、必要不可欠な要員を残し、他はことが収まるまで一時的に避難するよう東電に指示するのが本筋だろうということです。

 自衛隊の一部は、オフサイトセンターから郡山に撤退する前だと思いますが、住民が避難している場所に出向き、重大な事態が起きるので早く避難したほうがいいと説明しています。
 これは、命令によるものではなく、やむにやまれぬ気持ちから出た自主的な行動だと思われます。

 一連の投稿のなかでも書きましたが、東京新聞は、今年3月12日付け朝刊で南相馬市防災安全課係長大石雄彦さんの話として、「驚いたのは、十四日のことです。夜十時ごろ、防護服を着た自衛隊員が小走りで庁舎に入ってきて「原発が爆発するから、百キロ以上離れて」って大声で説明しはじめたんです。最初、何のことか理解できませんでした。自衛隊はすぐに、隊列を組んで避難していきました。庁舎には市民も大勢いて「どうなってるんだ」と叫ぶ。一斉に飛び出していきました。でも、私たち職員は避難してくる人もいるし、離れるわけにはいかなかった」という内容の記事を掲載しています。

 また、冒頭のスレッドのコメント欄に、20.FNoZi7drBQさんが、

「14日の深夜。町全体が壊滅状態の福島県南相馬市の石神第一小学校の体育館には、津波から逃れてきた1000人もの住民が避難していた。燃料もなく体を寄せ合って眠っている中、突然、自衛隊がジープで乗りつけ、避難住民に向けて大声で叫んだ。
「私たちは上の命令で退避するように命じられたので南相馬市から引き揚げます。これは私見ですが、福島原発は非常に危険な状況にきていると思います」
この上の命令というのは政府・北澤ではない、自衛隊内部の上司だ。
 そう言うやいなや、隊員たちはジープに乗って去って行ってしまった。
館内は騒然となり、避難住民は出口に殺到。
止めてあったマイカーに分乗し、大急ぎで福島市方面に逃げ出した。おかげで県道12号は大渋滞。
ところがクルマは、規制の影響でガソリンが5〜10リットルしか入っていないからたまらない。
みんな最初の峠あたりで次々とエンストしてしまった。
満州から我先に逃げた関東軍だ。
この米軍情報を自衛隊が握り、政府(つまり国民)に知らせず、
自分たちだけが部内上司情報で、避難所の避難民を置いて逃げた。
おそらく東電社長にはこの自衛隊(米軍)情報が入っていた。
軍部と財界が、極秘情報を握り、自分たちだけが助かろうとしたんだ。
菅がブチ切れた理由と
今の今まで東電が「菅叩き」をする理由は、
「米軍情報によって自衛隊だけが逃亡」という絶対知られたくない事実が明らかになるからだ。
14深夜の南相馬・石神第一小学校の体育館の避難民を取材すれば分かる。
http://esashib.web.infoseek.co.jp/tohokuzisin01.htm

と書かれています。


 わかりにくい文章のせいだと思っていますので、それを少しでもクリアにするため、一連の投稿の趣旨をまとめます。


 自衛隊の活動については、「緊急災害対策本部・原子力災害対策本部レポート 3月15日17:00版」(http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/pdf/201103151700.pdf)に依っています。防衛省(自衛隊)関係は、P.31から記載されています。


[経緯的なまとめ]

(1)自衛隊(防衛省)は、14日11:01に起きた3号機の水素爆発も、13日17:57「福島原発で空中散水を目的とした放射線モニタリングを16:15から実施する予定だったが、3号機の水素爆発の危険性を考慮し、モニタリング及び空中散水を一時中止」という記述でわかるように、その可能性があることを前日の時点で認識していた。
 それでも、20km圏を超える住民への新たな避難指示は出されなかった。


 ※ 3号機の水素爆発を予測しながら、原子力災害対策本部が危機は去ったと誤認したため、水素爆発時点でに3号機に近づいていた自衛隊員が負傷してしまう、
 また、水素爆発の予想は、3号機がメルトダウンを起こしているという認識があったことを示唆する。5月になってメルトダウンを認識したという政府の説明は、ウソなのである。
 住民に水素爆発予測情報を開示するほうがいいかどうかは議論が分かれるところだと思うが、SPEEDI的解析はされていたのだから、同心円状ではなく、被曝リスクが高い地域の住民を避難させる手法は可能だったはずだ。


(2)大熊町のオフサイトセンターを拠点にしていた自衛隊は、14日20:56「第1原発2号機が危険な状態のため、全員オフサイトセンターから郡山駐屯地に移動」した。

(3)菅前首相ら官邸側が主張している東電の「撤退」申し出は、15日未明(菅氏が知ったのは午前3時ころ)とされている。東電の撤退申し出も、福島第一2号機の危機的状況に対応したものとされている。

(4)官邸(原子力災害対策本部)は、少なくとも東電が撤退を申し出た時刻の6時間前、自衛隊が郡山に向け移動を開始した14日20:56時点で、「第1原発2号機が危険な状態」にあると認識していたはずである。

 仮に、東電が15日未明に「撤退」を申し入れたとしても、ぎりぎりの事故対応要員を残すかたちであれば当然の申し入れであり、それを、今なお、“撤退騒動”とし東電本店に乗り込んだ理由としていることは許しがたい。

 なぜなら、福島第一の現場には5千人規模の作業者がいるのだから、残すべき要員と避難させるべき作業者を峻別し、スムーズな避難ができるよう、遅くとも14日9時頃には東電に指示を出すのが、原子力災害対策本部(菅本部長)の使命だと考えるからである。

 もしも、原子力災害対策本部(菅本部長)が、ほんとうに、15日未明に東電が申し出をするまで、危機的状況に備えて東電に必要な対応策を採るよう指示しなかったとしたら、「東電撤退騒動のウソ」よりもずっと罪が重いと思っている。


※ 細野原発担当大臣(当時首相補佐官)は、菅氏の決然たる態度が東電の撤退を阻止し、日本を救ったかのように語っているが、まったくのデタラメである。
 “東電撤退騒動”は、福島第一サイトと映像ベースでリアルにつながっている東電本店に菅前首相が出向くための言い訳に使っただけだと思っている。


(5)結局の所、東電も、50人ほどの要員を残し、5千人ほどは避難している。自衛隊と東電は、差し迫った2号機の危機に対応して回避行動をとったが、20km圏を超える地域に住む人たちは、危機情報はともかく、避難指示など支援を受けることはまったくなかった。

※ 関連投稿リスト

「「SR弁」・「配管漏れ」・「物資調達」を持ち出したNHK「メルトダウン連鎖の真相」のマヤカシ度やデタラメ度を検証(前編)」
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/781.html

「自衛隊「化学防護隊」の福島原発事故対応を無視し、3号機のメルトダウンを「物資調達」問題に求めたNHKの犯罪的報道」
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/821.html

「前日から予測されていた3号機の水素爆発:それでも住民への避難指示は20km圏のままでやり過ごした日本政府」
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/827.html

「“福島第一原発事故の最大危機”で「総員撤退」に踏み切ったのは、東電ではなく、自衛隊だった!」
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/833.html

「菅前首相へ:国家国民のために隠し事やウソをつく意義は認めるが、あなたの隠し事とウソは国家国民を破滅に導くもの」
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/854.html

「菅前首相が今なお撤回しない「東電撤退」のウソは、命がけで対応した福島第一現場作業者の名誉をズタズタにする許し難い暴言」
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/864.html

「民間事故調の細野豪志環境・原発事故担当相ヒアリング:東電の撤退話が首相の耳に届いたのは15日未明の3時ごろ」
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/839.html

「細野豪志環境・原発事故担当相ヒアリング:東電を叱り統合対策本部をつくった菅前首相が「日本を救ったと今でも思っています」」
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/840.html


 

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コメント
 
01. のんぽり 2012年7月28日 02:43:51 : 7p9CCripgLT3w : 9eT1aewpjk
 論点がズレているのはそちらでは?

 東電撤退の申し出がウソだとする論拠を、自衛隊撤退後にあったからとするのはどうなんだろうね。
 おいらのフォローアップ投稿にも書いたように、自衛隊は原発の構造や運転技術、非常事態への対処法などの知識はあるとも思えない。緊迫した状況の中、撤退するのは当たり前すぎるだろう。
 しかし、東電は違う。安全だ安全だと騒ぎながら、どうしようもない状態になったから放棄したいでは済まされないだろう。チェルノブイリのような爆発事故になれば最低でも東日本全体が、最悪日本全体が住めなくなる可能性があるのに、撤退は許されないだろう。
 そして、時系列の矛盾は自衛隊の機能と東電の機能を考えれば解消される。

 地震後、不要不急の人員は避難指示が出されていたか、自主的に避難していたはずだ。東電社員の家族は知り合いに避難を勧めていたという話もどこかに書いてあったように思う。というより、下請け作業員が東電の用意した避難用バスに乗り込もうとしたら、これは東電社員用だからと乗車拒否されたという話もある。
 東電社員と作業員との待遇差についてはここでもいろいろ話が出ているが、作業員を蔑ろにしているのは政府というよりも東電そのものだろう。

 まあ、地震や津波後に原発に残った人間が必要最小限かどうかは分からんが、このような経過を考えれば、あっしら氏の東電撤退説はウソの論拠は極めて薄弱なものになるとおいらは思うね。

 で、おいらはそんな不確か(とおいらが考える)な論拠として自衛隊を原発板や政治板に何度も取り上げていることに非常に違和感を覚え投稿した次第。

 無論、政府がウソをついてないなどというつもりはもうとうない。
 撤退論が本当だとも言えない。
 住民への説明不足やspeediデータ隠し、許容限度の改竄と放射能汚染の有無を改竄基準に照らして安全かどうかを言い募るだけで、具体的数値を提示しないなど、許しがたい行動は多々ある。

 蛇足だが。このような政府の行動は誰にでも予測可能でもあった筈だ。
 水俣病やエイズ薬害等々で政府がどのような行動をとってきたのか。
 それにもかかわらず、利権ばかりで官僚に支配されているそんな政治屋を選択してきたのは他ならぬ有権者自身であることをもっと強く認識すべきだろう。
 反原発運動の盛り上がりに変化の兆しは感じ取れるが、選挙予測をみると相も変わらずパフォーマンスやタレント人気投票でしかないところに絶望すら感じさせられる。

 政策で人を選べ。
 期待はずれだったら切り捨てろ。
 政治に利を求めるな(有権者も)。
 情緒的風説は信用するな。(マスコミや年寄りの常識は疑え。)
 英雄崇拝や待望論は捨てろ。(清濁併せ呑むなんて言っているやつらは・・・)
 ・・・・

 こうすれば政治は変わる。


02. 2012年7月28日 07:34:57 : 8qrxEvXVag
記事も長いし、01のレスも長い。

オフサイトセンターに関しての前の記事での間違いは、あっしら氏が自信を持って
書き込んでいるので、読んでいてあまりに奇妙な話でSFでも読んでいるのかと思ったよ。


03. 2012年7月28日 11:05:52 : miif0uNav2
東電の言い分には呆れ返る。
そもそも原発の非常時の対応がお粗末だからこうなった。
税を投入し電気料金値上げして悪態ついて言い逃れこんな企業は解体するべき。

04. 恵也 2012年7月28日 11:13:58 : cdRlA.6W79UEw : x8uTgoC03M
>> 政府(原子力災害対策本部)が12日夕方に発した「半径20km圏住民
>>  に避難指示」のままやり過ごしたことであり

間違い!
15日の4号機の爆発後に、15日11時に20km〜30km圏内屋内避難を出し25日
には自主避難要請に変更してます。
(民間事故調 P187 より)

>> 自衛隊(防衛省)が、独自で事故分析を行い、独自で危険性の高さを
>> 認識し撤退を決めたわけではないはずです

自衛隊だって独自に事故分析をしてるよ。
まあ撤退の前に総理には報告したと思うけどね。

>> 他はことが収まるまで一時的に避難するよう東電に指示するのが本筋だろう

14日の時点では、原発の詳細な事情は東電にしかわかりません。
経産省保安院職員は8人とも逃げ出してるし、生のデータの情報源がない。
東電本社を通して連絡員から伝えられてては東電に任せておくしかないでしょう。

官邸に生データが判ったのは、菅総理が東電に乗り込み細野補佐官が東電に
常駐出来るようになった15日5時26分以降です。
その30分後には4号機まで爆発しましたけど・・・
(民間事故調 P86 より)

>> SPEEDI的解析はされていたのだから、

官邸の机の上にSPEEDIを置かれただけじゃ話にならんだろ。
むしろ文科省官僚がバカすぎての対応ミス。 

>> 官邸側が主張している東電の「撤退」申し出は、15日未明

官邸の人間が主張してるのは14日19時〜21時にかけて海江田大臣の
秘書官に何度も清水社長から撤退の話が入ってます。

海江田大臣は20時ころに清水社長からいわれた言葉として
「第一原発の作業員を第2原発に移動させたい。何とかなりませんか」
と記憶しておられます。
(プロメテウスの罠 P195 より)

>> なぜなら、福島第一の現場には5千人規模の作業者がいるのだから

間違い!
この時にはすでに逃げ出した作業員が多く、700人くらいしかいません。
まあはっきり言って、パニックの中で責任感のない連中はとっくに逃げ出した状態で
残った数少ない人間で何とかやってたようなものだ。

多くの下請けは、作業員に一時撤収を3月11日命じてます。
翌朝に東電などが呼び出しをしましたが、連絡が付かない方が多かったようだ。
(ヤクザと原発 P123 より)

爆発後には線量計も足らず、食事もクラッカーや缶詰ペットボトル1本だ。
飲まず食わずで働いてる現場に、5000人なんて常識はずれ。


05. 2012年7月29日 13:33:34 : FEC1zKK4NY
去年は、東電の敵前逃亡はいいのがれができない”事実”だったのだが
よほど、敵前逃亡は都合が悪いとみえて、最近では月に数度の頻度で
「あれは敵前逃亡ではなかった」というテーマがぶりかえされる。

どういうルートでこの逃亡の撤回をひろめようとしているかは知らないが
なんとも、しつこいものだ。


06. 2013年9月09日 03:42:32 : e6SdEWw9lQ

もしも、原子力災害対策本部(菅本部長)が、ほんとうに、15日未明に東電が申し出をするまで、危機的状況に備えて東電に必要な対応策を採るよう指示しなかったとしたら、「東電撤退騒動のウソ」よりもずっと罪が重いと思っている。

斑目氏ではなく、トラブった原子炉の進捗に詳しいあっしら氏が原子力安全委員長をやってたら良かったのにとつくづく思うよ。



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