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政府と原発マフィアの面々は相変わらず原発は安全だというキャンペーンを懲りもせず盛んに発信しているが、このキャンペーンは全くのお門違いである。攻めたい気持ちはわかるが、攻める方向が根本から間違っている。はっきり言って効果はない。徒労に終わる。時間と金の無駄だ。即刻中止することをおすすめする。
理屈での説得には必ず反論が存在する。
タバコをやめるべきだとどんなに理論的に説明しても、吸いたい人は見事に反論して見せることを思い起こせば瞬時にわかるはずだ。
ましてタバコのケースとは違い、原発安全理論には真実がない。
私は日本の美しい自然と風土が大好きだ。その美しい風景の中に、原発というどうにもやりきれない汚物が存在しているのだ。
例えばここにきれいに掃除された美しい和室があったとする。その部屋の真ん中に犬の糞が落ちていたらどう感じるだろうか。たとえそれが精巧に作られたゴムの糞であったとしてもそこで食事をする気にはならないだろう。ましてやそこで創造的な仕事など出来る訳もない。
しかもその犬の糞は、時として本物の糞に変化する可能性があることを知っていたらなおさらである。
頭の上から下向きの日本刀が吊るされている状況を想像してみても良い。吊るしてあるロープは絶対に切れない、と言われても切れたことがあることを知っていたら何をやろうとしても手につかなくなるのは当たり前だ。
犬の糞も、吊るされた日本刀も、その状況に慣れることは決してないことだろう。その不安や違和感はそれらが存在する限り続く。
原発を再稼働しないと日本経済は破綻する、と政府は言う。
しかし原発稼働下で、意識的にせよ無意識的にせよ、間接的に日本人の心に与える圧迫感が与える経済的な影響について考えたことがあるだろうか。仕事をしていても、遊んでいても、眠っている瞬間にもそのストレスは人の心を蝕み続ける。それは強まることはあっても弱まることはないだろう。そんな心の状態でまともな創造的活動、経済活動を営むことが可能だろうか。日本経済崩壊の遠因にもなりかねない。
日本国内にとどまらず、そのストレスはやがて世界を覆うことになるだろう。韓国や中国が今後原発を作り続けていくのは勝手だが、それを理由に原発の開発を断念せざるを得ない時が必ず訪れる。
なぜなら原発が稼働する国に、投資しようとする人や企業や国がなくなるだろうからだ。資本はリスクの存在する場所を避けるのだ。
それらの、将来訪れることが予想される現実を前にしてなお、原発を稼働しないと日本経済が成り立たないなどという詭弁を振り回し続けようというのだろうか。
それを理解するなら、一刻も早く脱原発を果たすことだ。一日伸びればそれだけダメージは大きくなる。早ければ早いほどよい。
原発の存在による社会的、文化的、経済的なダメージについては理論的に説明することは困難だ。ましてやそれを数値化することなど不可能だろう。
だからといってそれが全くないと言い切れる人はいないだろう。官邸を覆う人の群れを見れば明らかだ。ダメージを理論で証明することができないということは、そう感じている人を理論で説得することも不可能だということになる。
徒労に終わるので、権威と虚しい理論で固めたと思い込んでいる、原発安全キャンペーンを即刻中止しろ、と最初に述べた根拠がここにある。あくまで経済優先主義のあなたたちのためを思って言っているのだ。
ゴムの糞が時として本物の糞になり、ロープが時々切れることがあることがバレてしまった以上、最初から勝負はついている。あなたがた金の亡者はそれを一刻でも早く理解することだ。そうでないと命より大切な金が逃げるぞ。
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