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《こちら特報部》 「脱原発 官邸前デモに過剰警備?」 2012/07/21(東京新聞) 
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/768.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 7 月 22 日 00:01:50: igsppGRN/E9PQ
 

【こちら特報部】「脱原発 官邸前デモに過剰警備?」 2012/07/21(東京新聞)
http://ameblo.jp/heiwabokenosanbutsu/entry-11308227879.html
2012/07/21(東京新聞) :平和ボケの産物の大友涼介です。


「再稼働」に抗議し、「脱原発」の声を届けようという金曜日恒例の官邸前デモ。自然発生的な個々人の集まりに、警視庁は「安全確保」として20日も国会周辺で厳重な警備を敷いた。参加者は「民意の表明がしにくい」「過剰規制によるデモ潰しでは」などと疑問視している。デモと警備のあり方を考えた。 (上田千秋・小坂井文彦記者)

「警備車両を駐車するスペースがあるんだから、そこを解放すればいいんですよ」

二十日午後六時前、友人とともに国会近くの歩道に陣取った埼玉県蕨市の仲内節子さん(67)はため息をついた。

生憎の雨となったこの日も、大勢の人が官邸前や国会周辺の歩道を埋め尽くした。時間が経つにつれて人は増えていったが、コーン標識を置いて歩道の四分の一ほどの幅を一般歩行者用に確保しているため、スペースは十分ではない。

雰囲気もものものしく、歩道に多くの警察官が立って警備に当たり、車道には警察車両の列。車両の屋根の上から目を光らせる警察官もいた。

仲内さんと一緒に参加した渡辺一枝さん(67)は「こんなに厳重にしても意味がないと思う。わざとトラブルを起こさせて、デモを潰す理由にしようとしているんじゃないか」と訝った。

仲内さんたちが訴えたいのは、「警備が過剰過ぎて逆に危険が増しているのではないか」ということだ。政府が大飯原発(福井県おおい町)の再稼働を決めて以降、参加者が急増したため、警視庁は警備体制を強化した。十三日の前回から地下鉄の出入り口の一部を一方通行にし、車道に人が溢れ出ないように鉄柵を置いたり、国会周辺の歩道に立ち止まれる「抗議エリア」を設けたりするなどした。

仲内さんは先月二十九日からデモに参加し、十三日も午後五時四十分ごろに国会前に到着。友人と一緒に歩いているうちにたまたま、道路の切れ目で、前に鉄柵に囲まれたスペースに辿り着いた。女性警察官がマイクで「指示に従って安全を確保してください」と繰り返していて、「警察官がデモの主催者のようですごく違和感があった」(仲内さん)。

午後六時にデモが始まると、前に進もうとする人たちが後方から少しずつ押し寄せてきた。後ろにいる人は、前が行き止まりになっていることはわからない。鉄柵と、押し寄せる人との間に挟まれ身の危険を感じ、鉄柵の向こうに避難しようとすると、警察官から「どこに行くんですか?」「こっちはダメです」と強い口調で止められた。

先に避難していた友人に手を引っ張ってもらってなんとか抜け出すことができたが、仲内さんは「暴徒と思ったのか、一市民に対する態度ではなく犯罪者のような言われ方をされた。今思い出しても悔しい」と憤る。

結局、安全が確保されていないと判断し、七時十五分ごろに現場を後にしたと言う。「本当は官邸前まで行きたかったし、八時の終了時刻までいたかった。警備体制や混雑の状況などを主催者がホームページ(HP)に掲載したり、可能な限り現場でアナウンスしてくれれば、よりスムーズに動けるのではないか」

官邸前デモは三月末から始まった。ネットやツイッターで知った個々人が自主的に集まり、今や万単位に膨れあがった。官邸前での巨大デモは六十年安保闘争以来だ。

仲内さんは「今までデモに縁がなかった人たちが来ていて、まったく様相が違う。それなのに厳重警備に怖くなって二度と来なくなってしまうんじゃないか」とこう訴えた。

「これからも誰もが安心して参加できるよう、車道の一部を開放するなど対策を考えて欲しい」

デモの抗議エリアは官邸前にはない。警視庁は「歩道が狭いので、人が集まると危ない」と安全上の理由と説明する。

では、歩行者天国は無理でも、車道の一車線を歩道として二時間程度開放できないのか。

デモで車道を利用するには、東京都公安委員会の許可が必要だ。開始する七十二時間前までに、出発地点を管轄する警察署に申請書を出さなければならない。

だが、申請はやぶへびになる可能性が高い。デモを主催しているのは、市民団体などで組織する「首都圏反原発連合」。奇妙なようだが、実は連合をはじめ誰もデモの申請をしていない。仮に官邸前や国会周辺で申請した場合、公安委はデモの場所や日時を変更させることができる。

警視庁の幹部は「政治の中枢で集団の力を行使されると、行政機能の麻痺も有り得る。申請があれば、場所を変えてもらうことになる」と言う。申請がないため、警視庁は官邸前デモを「抗議行動」と呼び、容認している。参加者を「花火大会などのイベントに集まった人たち」と同じ扱いでとらえているという。

規制強化について警察は「主催者との相談の上」と発表したが、同連合はHPで「事実と異なる。残念ながらこちらからの要請は受け入れられていない。今後も規制緩和などを警察と交渉していきます」としている。

「『デモ』とは何か」の著書がある高千穂大学の五野井郁夫准教授(国際政治学)は「警察が車道を開放せざるを得ない状況をつくればいい」。最も有効なのは、参加者がさらに増えることだという。欧米でのデモで、車道に人が溢れるケースは、「許可を取っていることもあるが、人が集まり過ぎて危険だから警察がその場で黙認することもある」と語る。

警察が最も恐れているのは、二〇〇一年に兵庫県明石市の歩道橋で、花火大会の見物客十一人が死亡したような事故が起きることだ。警視庁幹部も「危険を防ぐため、場合によって開放も有り得る。今は、設定した『抗議エリア』に参加者が入りきれているから開放の必要はない」と話す。

「前向きに考えましょう」と唱えるのは、新党日本代表の田中康夫衆院議員だ。「逆に警察はリスクを負った。この中にいないと危ないですよ、と規制する以上、負傷者が出た場合、責任問題でしょ」

田中氏は十三日、デモ終了後に赤いコーン標識を片付ける警察官の「原発反対」というつぶやきを聞いたという。「現在のデモは、官対民のような二項対立ではない。組織に属している人も、人間の体温に溶かしていく運動なのです」

今月から参加者に「白い風船」を配る運動を続けている。参考にしたのはベルギーで一九九六年十月にあった「純白の行進」。少女連続誘拐事件の司法当局の対応に抗議し、約三十万人が白い風船や白い花を持って静かに街を歩いたデモだ。

「暴力的でなく楽しみながらするのがデモ。風船が、官邸前のデモがこれからも続くための触媒になるといいな、と思っている」

※デスクメモ 十三日を挟んで前後のデモに参加した。東京新聞は霞が関付近にあり、歩いて行ける。前は官邸前で熱気を体感したが、以後は規制強化の誘導で国会正門前に回った。分散で「国会包囲」となるものの一体感は薄れる。官邸前が歩道と車道で危険というなら、国会正門内の広場を一部開放したらいかがか。(呂デスク)


 

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コメント
 
01. 2012年7月22日 00:45:32 : ee7BOlLwXo

生きている日本人の心からの叫び。この国民の怒り、国民の「眞の意志」が自らの権利を付託した国会議員に理解してもらえないという憤り。それを表現する方法がこれしかない。つまり、止むに止まれぬ思いで雨の中出かけてゆく。

 フランスのルモンド紙が取り上げて初めて、日本のNHKや他の既存のマスメディアが取り上げた。全てがこんな調子である。

 今の日本には正義も公正も公平も、倫理や道徳など人間のあるべき道は閉鎖されてしまっている。
 人の道を切り開くのは貧しき我々国民である。我々国民が立ち上がらなければ、日本という国は米国の一州にされてしまう。
 スレーヴメンタリテーの野田政権、自民党、公明党など、日本人の誇りを捨て去った奴隷に我々の誇り高き精神がわかってたまるか!


02. 2012年7月22日 01:45:36 : uoGMDZF5ZQ
「XX大学全共闘」なんて旗を掲げた爺婆がたくさんいるんだから、
その分警備が厳しくなって当然でしょう。
この爺たちが警備を厳しくさせようとして挑発の旗を揚げているのかどうかは知らないが。

03. 2012年7月22日 10:36:23 : w18f1GkoJs
>>02

それホント?6月のデモに行った時はそんなのは、まだ見なかったが。
(全共闘世代らしい、じいさんやばあさんは結構いたが、旗は持っていなかった)
今さら全共闘でもないだろうと思うよ。そもそもあの時代に大学に行っていたのはまだ少数だったはず。わざわざそんな旗を揚げるなんて、変な「エリート意識」があるようにも見えるよ。一市民として、自分のオリジナルのメッセージでも書いて持っていた方がずっとかっこええわ。


04. 2012年7月22日 11:01:53 : w18f1GkoJs
そういえば、昔、旧制高校出身のじい様たちが学帽かぶってマント着て寮歌とか歌ってた映像を何かで見たの思い出したわ。w 「全共闘の旗」なんて俺にはそんな感じだな。

05. 大阪府民 2012年7月22日 12:03:22 : 2fc9REJTmRlzM : LGtLUVFW1w
デモをするのは過激派という
デマを飛ばしている輩が出没してるので
皆さん気をつけましょう

06. 2012年7月22日 12:40:09 : 4wQHigiXKg
全共闘だろうが革マルだろうが左翼だろうが右翼だろうが新興宗教だろうが何でもいい。カビの生えた40年前の発想でレッテル張りしてるんじゃないよ。

アルカイダやムジャーヒディーンやタリバンでも一向に構わないぞ。


07. 2012年7月22日 15:59:11 : uoGMDZF5ZQ
http://www.news-postseven.com/archives/20120718_129962.html
17万人反原発デモに同窓会のウキウキ感 女性作家が現場ルポ

 灼熱の東京で17万人が集った反原発デモ。現場を訪れた作家・山下柚実氏の目にはどう映ったか。

* * *
 東京はカンカン照りの炎天下。山の手線を降りた時すでに、JR原宿駅は異様な雰囲気。「危険なのでゆっくり進んでください!」と駅員が叫ぶ。階段やエスカレーター、通路など駅の構内に、人が詰まって動かない状態。

 やっと改札を出ると、無数の人が流れのように連なり、代々木公園へとなだれ込んでいました。

 7月16日、代々木公園「さようなら原発10万人集会」と銘打った集会。作家・大江健三郎氏や瀬戸内寂聴氏、音楽家・坂本龍一氏が「10万人目指して集まろう」と呼びかけた。

 現場へ足を運ぶと、見たこともない人の群れ群れ、群れ。午後2時、「目指していた10万人をゆうに超え、17万人が集まっています」というアナウンスが響く。最初は数千人だった首相官邸前の脱原発のアピールが、週ごとに膨らんでいき、あっという間に17万人に。

 一つの主張の呼びかけに応えて、17万もの人が集まり行動する。このところの日本では聞いたことの無い出来事です。

 見渡すと、政治スローガンを連呼する人からドレッドへア、ロックバンド風、赤ちゃん連れまで、ファッションもスタイルも実にさまざま。家族、若い男女のカップル、一人で来たおばあさんと、年齢層は多岐に亘っていました。

 現場に足を運んで、ある現象に気付きました。

 中高年男性たちのニコニコした顔、実にいきいきとした表情です。なんだかクラス会、同窓会にむかう時のウキウキ感すら伝わってくる元気ぶり。いろいろな市民や地域グループの旗に混ざって、「明大全共闘」「芝浦工大全共闘」「日大全共闘」などの旗も。1968〜1970年代に盛り上がった全共闘運動、その古い友と再会し、懐かしき経験を共有する喜びに溢れている人々の環のように見えました。

 世は空前の「同窓会ブーム」です。背景にFacebookやmixiといったデジタルツールがある。昔の友達と再会するチャンスががぜん増えた。しかしもしかしたら、デジタルツールによる再会とはまた別次元で、脱原発デモが「同窓会の火付け役」そのものになっているのかもしれない。

 単に顔を合わせて話をするだけの同窓会を超えて、「デモ」という、青春時代に共有した行動をあらためて再体験し心も体も活性化。認知症予防や生き甲斐を提供する、優れた「回想療法」としても、デモが機能しているのかもしれません。

 昨今の同窓会は、年々参加者が増えていくのが特徴です。なんと言っても人は「懐かしさ」に強く引き寄せられる動物。加えて、「原発やめよう」という新たな課題が掲げられているのだとすれば……今後も人数が増殖していくことはあっても、減ることはなさそうです。

 野田首相は気付いているでしょうか?

「時間が過ぎれば人数も減る」「熱しやすく冷めやすい」などとタカを括って脱原発の声を「騒音」だと思っていると、足下を揺るがされかねないことを。


08. 2012年7月22日 16:01:01 : V0ZGO9NuVU
毎週金曜日なんてのがもう必要ないだろ
これでは電力マフィアのパシリ警察の思うつぼだ
勝俣なんかを必死で守り善良でおとなしい一般市民を鉄さく警察車両で歩道に閉じ込める、地下鉄駅から出させなくするなど電力マフィアのパシリ警察は腐っている

要塞勝俣屋敷】テルアビブの米国大使館よりも堅牢―炭小屋に身を潜める電力業界の最高権力者
http://tanakaryusaku.jp/2011/12/0003387


09. 2012年7月23日 11:51:01 : FHVyh15Kso
6月29日の状況と7月20日の警備状況を単純に比較したら「過剰」とも言えるだろう。
主催者は、抗議活動がオーバーヒートして「警察と衝突する事」を避けたい、
警察は、抗議活動はあくまで「警察の指揮の中で行われる事」を徹底させたい、
田中康夫らの便乗政治家は、デモにコミットする事で、反政府系運動の主体を「労働組合などから奪い取りたい」
という、三者の思惑が一致した結果でしかない。

主催者が「抗議活動指定エリア」という「談合」を受け入れ、「官邸前の車道に溢れだしそうな参加者」を、国会議事堂前に誘導した事で、
警察は、官邸前を「主催者が安心して抗議できる聖域」として「他の地域と区分」した。
国会前に追い出された参加者には、田中康夫らが「君たちは暴力的な左翼活動家じゃない」とゴマを擦り迎え入れた。
官邸前から排除された参加者は、警察が「野田総理の邪魔にならない所で大声を出してね」と言われた場所で、
2時間大声コンテストを行って「満足して」地下鉄で帰って行く。

警察の警備によって「抗議活動が警察と直接衝突しない事」を保証された事で、
主催者は、「原発再稼働反対」を叫ぶものの、事実上、再稼働の決定権を野田総理に預けてしまった。
もはや、毎週金曜の夜に行われる「ガス抜きイベント」になり下がってしまった。

警察の警備が「過剰」と感じるのは、警察=国家が「このデモの形態」を定着させたい、という維持の現れだ。


10. 2012年7月25日 00:55:55 : LVWnS57XWw
主催者が「反核首都圏連合」だから抗議活動に参加してる人は非常に少ないのに
おかしなことになっている。
「反核首都圏連合」に再稼働を止める気など無い。

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