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線量計の操作なんて日常茶飯事
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2012-07-21 福島第一原発作業員日誌
昨日から今日にかけて、線量計を鉛のケースで覆って数値をごまかしたというニュースがしきりに流れている。
厚生労働省の担当者は「事実であれば厳正に対処したい」(日本経済新聞)と言っているが、福島第一原発の作業員が線量計(APD。警報機付線量計)の数値をごまかしているのは、僕らからしたら “常識” に過ぎない。昨年の原発事故以後に始まったことではなく、実は原発が稼動したころから綿々と行われてきたことなのだ。
現在、福島第一原発で横行している手口には、
@線量計とガラスバッジを休憩室に置いて作業に出る。
A他人の線量計を借りて作業に出る。
B線量計に鉛素材を巻いて作業に出る。
などがある。
放射線量の数値をごまかすために使われている手口で多いのは@だ。シンプルなやりかただが、みんなで見て見ぬふりをすれば、上にバレることはまずない。そういう意味では、今回のビルドアップのやりかたはお粗末だが、たぶん、何年も前から“普通”に行ってきたことなのだろう。
1Fでは、アトックス(ATOX)という会社が、放射線管理を一手に担っている。線量計の貸出所、ガラスバッジの回収所、身体サーベイをする場所等々、放射線にかかわる場所にいるのは皆アトックスの人(大部分は下請け、孫受けの作業員たち)で、彼らに対してインチキを働くことはできない。
だから、数字そのものをごまかすしかない。
なぜ被爆量をごまかすのか。なるべく長く原発で働きたいからだ。
年間の被爆量は50ミリシーベルト(5万マイクロシーベルト)と法律で決められている。でも50ミリいっぱいまで働けるわけではない。たとえば、僕が働いていた元請会社には40ミリという自主規制値があったし、30ミリとか20ミリという会社もある。
また、1Fのあと別の原発で働こうと思っても、1Fでの被爆量が多いと入構を拒否されてしまう。知人の話では、20ミリを超えると新潟の柏崎刈羽原子力発電所では事実上雇ってもらえないらしい(未確認情報)。福井の原発作業員も、東北方面へ行くときは、たとえ観光であっても報告がいるとのこと。
原発の管理者たちは、作業員に癌が発生することを非常に恐れているのだ。先日、中部電力の社員が「事故から今までに癌にかかった人はいない」旨の発言をしていたが、そんなことなど有り得ないことは、電力会社の幹部は重々承知しているのだ。
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