★阿修羅♪ > 原発・フッ素25 > 732.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
「不安をあおる」という名の隠蔽工作  天木直人 
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/732.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 7 月 20 日 10:46:18: igsppGRN/E9PQ
 

インターネットを通じて被ばく線量を推計するシステムのイメージ図(福島県の開示資料から)毎日新聞


「不安をあおる」という名の隠蔽工作
http://www.amakiblog.com/archives/2012/07/20/
2012年07月20日 天木直人のブログ


 きょう7月20日の毎日新聞が一面トップで報じていた。

 独立行政法人「放射線医学総合研究所」が福島県民向けに被ばく線量
を推計できるシステムを開発したにもかかわらず、福島県側が「不安を
あおる」と反対し、導入が見送られていたことがわかった、と。

 調査を実施しないほうが不安や不満を高める結果になることは専門家
の一致した意見であるというのにである。

 奇しくもこれと同じような記事を7月20日の読売新聞栃木県版に
見つけた。

 すなわちその記事の要旨はこうだ。

 栃木県那須塩原市は市民全員を対象にした放射線による内部被曝を
測定するボディカウンターの購入を見合わせた。ボディカウンターの購入
は今年1月の市長選挙で当選した阿久津憲二市長の選挙公約であったに
もかかわらずである。
 その理由は、近隣地町村が最近行なったサンプル調査(130人)では、
検出限界値を上回った人は7人で、その数値も「いずれも健康への影響が
懸念される値ではない」からだという。

 この那須塩原市の決定はあきらかにおかしい。

 いまでも那須塩原市の一部は毎時0・565マイクロシーベルトである
という事が、その記事のとなりに平気で明記されているのである。

 この二つの記事が教えていることは、この期に及んでも行政は放射線
被曝について隠蔽し続けているということである。

 それにしても渡辺喜美は何をしているのだろう。

 阿久津憲二新市長は渡辺喜美の「みんなの党」として当選した市長だ。

 脱原発を唱えホットスポットである地元那須塩原市の住民を救う立場に
ある。

 渡辺喜美はこの那須塩原市長の決定を知っているのだろうか。

 地元住民の一人として渡辺喜美に問いたださなければならないと思って
いる。
               

       ◇

線量ネット調査:「住民配慮を」福島県側、放医研批判
http://mainichi.jp/select/news/20120720k0000m040171000c.html
毎日新聞 2012年07月20日 02時30分(最終更新 07月20日 02時54分)


 東京電力福島第1原発事故に伴う外部被ばく線量を、住民がインターネットを使って調べることができるシステムが「お蔵入り」していたことが明らかになった。「何を考えているんだ」。非公開の会議で交わされた議論では、福島県側の幹部らが、ネット調査を提案した放射線医学総合研究所(放医研)側に激しい言葉をぶつける場面も。混乱を恐れる「地元感情」に配慮する形で、システムは封印されていった。

 関係者の証言や資料によると、昨年5月13日に福島市の福島県立医大で開かれた健康調査に関する検討委員会準備会には、被ばく医療に携わる広島大や放医研などの研究者のほか、内閣府や文部科学省、厚生労働省の担当者、県保健福祉部幹部や県立医大教授、県医師会幹部ら23人が出席。進行役はこの2カ月後に県立医大副学長に就任する山下俊一・長崎大教授が務めた。


 「こんなシステムができただけでも住民への心理的影響は大きい」。県医師会幹部らは、放医研幹部から同22日に同県田村市でシステムについて説明する考えを示されると語気を荒らげた。県幹部も「住民の生活は落ち着いていない。時期尚早だ」と反対。「本人確認の機能が不十分」との声が上がり、補助金を出した文科省の担当者からも後押しの発言はなく、ある出席者は「放医研は『袋だたき』だった」と振り返る。

 田村市での説明会は「母と子の放射線教室」と題して開催されたが、放医研は放射線に関する一般的な説明にとどめ、ネット調査の紹介は控えた。

 文科省は「県など地元の理解が得られるまで導入は見送らざるを得ない」と放医研に指示。本人確認の機能は翌6月に整備されたものの、結論が覆ることはなかった。【日野行介、町田徳丈】


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2012年7月20日 12:16:09 : ZbEkMfgIXY
-「何を考えているんだ」と線量率の公表システム導入について、
袋だたきに遭う、、、じつはこうした放射能汚染の現実や健康被害の現実を
オープンにし語り合うあらゆる動きが、かような恫喝によって一つ一つ沈黙
させられています。今後もますますそうなるおそれがあります。
なにも福島県内のみではありません。東日本一帯がそうです。
東京都を見て下さい。昨年、あそこは公式にはセシウム一つ検出されていません。
ラジウム瓶にすり替えられた。誰かが現実が公けにされるのを怖れている。
そして住民の名の下、恫喝し隠してきた。
大事なのは、怒鳴りあいです。
今回、放医研は正しいことをしようとしたが、一歩足りなかった。
それは怒鳴り返すことです。
「何を考えているんだ」。といわれたら、どの方も、
「お前こそ、何を考えているんだ」とすかさずやり返して下さい。
でないとどんどん隠蔽が進みます。笑うのは利権者どもだけで、住民は
病に泣き濡れるだけです。大丈夫だと言い張ってきた手前、いったん発症しても
ひた隠しにするのですから。

02. 2012年7月20日 17:51:04 : 8fvRDAdblE
ああ、これね。
http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/922.html#c171

このようなもの使う場所は人がいてはいけないところです。
いくら開発にか方のだろう。
お金の使い方が間違っている。


03. 2012年7月21日 00:20:45 : WMJxreUfvU
>>01
>>それは怒鳴り返すことです。

子供の喧嘩かw
怒鳴って変えらるほど社会は単純じゃない。

それは、合気道のようにテクニックによっていなされる。
今、毎週のデモによってのーさん(名前忘れた・)政権が風前の灯火。

どなるより、心理に目覚めよ。
政治家の駆け引きと国民の乖離、官僚システムを生んだ学歴システム。
いじめや人や動物をケヲトスシステムより思いやるシステムを構築せよ。



04. 2012年7月21日 05:10:31 : QmHh8nOLco
そういった隠ぺい工作はソ連KGBの戦法で、
現在の極東ロシアや中国共産等中国軍中国公安部の常套手段です。

05. 2012年7月21日 11:59:49 : Uzzt27smXI

ここは、俺らの日本だ!

山下俊一をみんなで日本の医学会から追い出すべき!


06. アホ山 2012年7月22日 20:07:52 : 6ZHZPeF/7Ggwo : iS8OrupHTG
>「こんなシステムができただけでも住民への心理的影響は大きい」

って言われたら、「ご心配頂いてありがとう。しかしながら私は当事者なのです。私は私の人生の主人公で、私の体の持ち主なのです。なんでもきちんと調べて次の行動にうつさなくてはなりません。」
と答える。怒鳴らず言えるよ。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素25掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素25掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧