68. 2012年7月16日 15:48:02
: aEO0wOOUox
不当な削除は止めるべきだ。既にこの掲示板の異常さに気付いている人も増えている。66. 2012年7月16日 14:11:26 : 4Lnuy7Wu17 <31. 2012年7月16日 00:08:59 : ShxP13GCGE 甲状腺がんの原因は放射性ヨウ素だけではない。セシウム137も甲状腺内で濃縮されることがわかっている。 チェルノブイリ原発事故で亡くなったのは、事故直後、直ちに原発へ駆けつけ、鎮火作業などに当たった所員や消防士です。
決死隊として飛び込んだ彼ら134人は1000〜8000ミリシーベルトの大量の放射線を被ばくし、うち28人が急性放射線障害によって事故から3カ月以内の間に死亡しています。 残りの22人が事故から25年の間に死亡しています。発がんが原因と推定される人もいれば、心臓疾患で亡くなった人もいて、原因はさまざまですが、各人詳細に特定されています。この50人を除いた残りの人たちは存命です。 つまり、134人中、原発事故によって亡くなった人の人数は50人ということです。 ロシアの原子力専門の科学者によると、事故処理の作業者(決死隊134人とは別。原発から30km圏内で働いた作業者)、一般市民を含めて今でも記録を取られている人が50万人いて、このうち198人が事故から25年経つ間に白血病で亡くなっています。 198人全員が事故の影響によるがんかというと、そうではありません。血液のがんと言われる白血病は、普通に暮らしていている人でも発症します。 198人のうち、事故の被ばくによるものと推定される白血病の死亡者は80人です。これは一般市民ではなく、原発から30km圏内の事故処理作業者です。 では、一般市民への影響はどうだったのでしょうか。 さまざまながんが増えるのではないかと危惧されましたが、増加が報告されているのは唯一、小児甲状腺がんだけです。 甲状腺がんはヨウ素が原因です。チェルノブイリは黒鉛式の原子炉ですから、爆発によりたくさんの黒鉛が燃えました。黒鉛を含む煙の柱は上空1.5kmまで到達しています。煙はヨウ素など放射性物質を含んでいます。風に乗って飛散し、原発から250kmも離れた場所でも、高濃度のヨウ素が検出されています。ヨウ素は揮発性があり、大気中に放出されると風に乗って遠い場所まで運ばれます。雨が降る空を漂えば、水滴に溶けて地上まで到達します。福島の原発事故でも原発から離れた首都圏でヨウ素が検出されたのはそのためです。 チェルノブイリ原発事故により広範囲に飛び散ったヨウ素による被ばくで、甲状腺がんを発症した子供は5000人に上り(2006年時点)、このうち9人が死亡しました。 事故から25年を数える2011年では、約6000人ががんの手術を受け、うち15人が亡くなっています。 甲状腺がんは治療から5年後の生存率が95%以上と高く、「治るがん」の代表と言えるものです。 原子炉が爆発したチェルノブイリでは、セシウムをはじめ様々な放射性物質が環境中に飛び散ったはずですが、なぜ、ヨウ素だけが甲状腺がんを誘発したのでしょうか。 健康調査のために現地入りした科学者や専門家も、当初は原因が分かりませんでした。犯人がヨウ素であるとは、広島・長崎のデータにもヒントがなかったからです。 そこで科学者たちは事故の時に子供だった人と、事故の後に生まれた子供の甲状腺がんの頻度を調べました。すると事故の時に0〜5歳の子に集中して発症しており、当時、お母さんのお腹にいた子や事故の後に生まれた子に増加は認められなかったのです。 犯人を消去法で考えてみます。爆発によりヨウ素とともにセシウムも放出されました。これは放射能が半分に減るまでの期間(半減期)が30年と長いため、事故の後に生まれた子にも影響を与えるはずです。しかし、事故の後に生まれた子に発がんの増加はありません。これでセシウムが容疑者から外れました。 これに対し、ヨウ素は半減期が8日と短いのです。事故の直後にこれを取り込んだ人には影響を与えますが、事故の後、しばらく経ってから生まれた子には影響しません。 もともとヨウ素は甲状腺に取り込まれやすい物質です。甲状腺に取り込まれ、甲状腺ホルモンを作るための原料になります。放射性であろうとなかろうと、ヨウ素という物質の性質は同じですから、甲状腺は放射性ヨウ素をおかいまいなく取り込んでしまいます。 科学者たちはヨウ素に目星をつけ、それがどのように小児の体内に取り込まれたのか経路を調べると、牛乳をたくさん飲んだ子に発症の確率が高い事が分かりました。 結局、ヨウ素で高濃度に汚染された牛乳を飲んだことが甲状腺がんを引き起こすメカニズムと分かったのです。 チェルノブイリでは、福島で行われたような牛乳や食品の摂取制限が行われず、食品を介しての被ばくを防ぐ手だてがなかったのです。事故が起きたことさえ、隠蔽される状況ですから、対策を望む方が無理なのかもしれません。そのため、子供達は、何も知らずに汚染された牛乳を飲んでしまいました。子供は大人より牛乳を多く飲みますし、同じ量の被ばくで大人より子供のほうが発がんリスクは高いのです。 チェルノブイリと福島はよく比較されますが、大きな違いがあります。 チェルノブイリは運転中の原子炉自体が爆発し、ありとあらゆる放射性物質が外部に飛び出しました。福島は原子炉とそれを取り囲む格納容器は残っており、格納容器を覆う原子炉建屋が水素爆発によって破損しました。 少し工学的になりますが、日本の原発は、核分裂してエネルギーを生む燃料を原子炉の中に閉じ込め、それを格納容器が取り囲み、さらに外側を原子炉建屋で覆うという構造になっています。チェルノブイリは格納容器がなく、爆発した原子炉を閉じ込める機能の一つがなかったのです。 チェルノブイリでは、牛乳などに対する規制が遅れ、多くの子供たちが10シーベルト(10,000ミリシーベルト)以上といった莫大な線量を甲状腺に浴びてしまいました。 当初、事故そのもが隠され、計画的な避難や、放射性物質に汚染された食品や牛乳の摂取制限も実際には行われなかったのです。避難するべき場所でも、住民は日頃と変わらぬ生活を続けていました。事故は1986年4月26日に起きましたが、1986年5月1日のメーデーでは放射性物質が出ているのに、多くの人が街頭行進をしています。政府は食の安全を確保したと言いながらも、村々では日頃と同じものを食べる暮らしが続いていたのです。 一方、福島では、事故直後から、避難や牛乳などの食品に対する規制が行われました。そのため、半減期が8日と短く、’初動’対応が大事なヨウ素についても、被害は最小限に食い止められました。実際、福島の1,000名を超える子供たちを対象に甲状腺の被ばく量を測定した結果、最大でも35ミリシーベルトに留まることがわかっています。チェルノブイリの被ばく量とはケタが3つ違いますし、甲状腺の被ばく量として、50ミリシーベルト以下ではがんは増えていません。「福島で甲状腺がんが増えることはない」と言えるでしょう。 放射性ヨウ素はほぼ甲状腺だけに被ばくを与えますが、チェルノブイリでのセシウムによる全身の被ばく量は、高線量汚染地の27万人は50ミリシーベルト以上、低線量汚染地の500万人は10〜20ミリシーベルトの被ばく線量と計算されています。 しかし、セシウムによる発がんは、25年以上経過した現在まで確認されていません。福島では、セシウムによる被ばくもはるかに少なくなっていますから、どんながんも増えることはないでしょう。
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