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福島事故は"人災"で"回避可能"と日本の事故調は言うが、核施設への恐怖は世界的に増大
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2012年7月 8日 マスコミに載らない海外記事
2012年7月6日、金曜日
デモクラシー・ナウ!
日本の国会調査は、昨年の福島第一原子力発電所の炉心溶融は"大いに予想され得、防ぎ得たはずの人災"だと結論した。報告書と、それがアメリカの原発施設、特に福島原発と同じデザインの23基にとってどのような意味があるのかについて、元原発企業幹部アーニー・ガンダーセンと対話する。"最初に破壊した福島第1号炉については若干奇妙な情報が実際にあります。" ガンダーセンはいう。"あれはアメリカ企業、ゼネラルエレクトリック社と、アメリカの設計者/エンジニアによって建設されていたことです。ですからこれらすべてがアメリカ製だったのに、自分たちの責任なのだとは、日本にとって認めがたいのです。... 業界、アメリカ合州国の原子力産業は、それは日本の問題だというのを懸念しています。しかし、そうではないのです。" [以下はとりあえずの書き起こし]
ゲスト:
アーニー・ガンダーセン、アメリカ中の原子力発電所で70のプロジェクトをとりまとめた元原発企業の上級副社長。ガンダーセン氏は、NRC、国会や州議会や、アメリカ国内や海外の政府機関や幹部に対して、原子力や放射能問題に関する独立の証言を行っている。彼はウェアウインズ・アソシエーションのチーフ・エンジニアで、グリーンピース報告書、"福島の教訓"の共著者である。
書き起こし
フアン・ゴンザレス: 今日の番組は、新たな国会調査で、昨年の福島第一原子力発電所の核メルトダウンは避けることができた可能性があると結論を出した日本から始めます。日本の国会によって任命された調査委員会はこう結論を出しました。引用しますと"大いに予想され得、防ぎ得たはずの人災だった"です。委員会は、強烈な地震と津波が日本の北東沿岸を襲った後、2011年3月に起きた三重の炉心溶融は、政府、監督機関と原子力発電所の運営者の責任だとしています。
野村修也氏は原発事故調査委員会の委員です。
野村修也氏: いわば人災というふうに言える、ま今回の事故の原因を人災とまとめさせていただく、背景の理解だというふうに理解頂ければと思います。
フアン・ゴンザレス: 600ページ以上もある報告書は、原子力発電所にまつわる、より高度な安全対策を要請し、数ヶ月後に立ち上げられる予定の新たな原発監視機構を注意深く監視するよう国会に呼びかけています。原子力産業との関係についてより透明化するよう政府に促してもいます。
一方、先週末には、原子力発電再稼働に抗議して、日本中で何千人もが行進しました。日本では今年早々、1970年代以来始めて原子力発電を停止していましたが、土曜日、停止していた原発の一基を再稼働することで、再開したのです。抗議行動参加者のコンドウ・アキコさんです。
コンドウ・アキコさん: 大飯もあの、(聞き取れず)言いながら、ものすごく色々な事故が起きている。こんな事故、この状態で稼働するなんて、本当に政府は気が狂ったとしか言いようがないと思うんですね。
フアン・ゴンザレス: さて、より詳細について、元原発企業幹部のアーニー・ガンダーセンさんに参加頂きます。彼はフェアウインズ・アソシエーツのチーフ・エンジニアで、グリーンピースの報告書"福島の教訓"の共著者です。彼は原子力規制委員会や他の政府機関に対し、原発や放射能の問題で、独立した証言をたびたび行っています。
アーニー・ガンダーセンさん、デモクラシー・ナウ!にようこそ
アーニー・ガンダーセン: お招き有り難うございます。
フアン・ゴンザレス: 日本の国会が発表した報告書に対するあなたの第一印象はいかがでしょう?
アーニー・ガンダーセン: ええ、我々は最早あれを福島第一事故とは呼べないということですね。事故というのは、不意に稲妻が落ちて、一体なぜ、何が原因で起きたのか全くわからない場合をいうのです。この報告書は核心をついています。これは人為的なものなのです。日本は少なくとも20年間は、そして恐らくもっと長い期間、福島第一を襲った規模の津波が、実際有り得ると知りながら、一切何もしなかったのです。日本だけでなく、世界中で、監督機関と原子力発電所を運営している人々との間には馴れ合いがあるのです。この報告書は日本における監督機関と原子力発電所所有者との間の関係に焦点を当てています。
フアン・ゴンザレス: そして、報告書で興味をそそる一つは、少なくとも原子炉の一基は、実際には津波によってではなく、実際は津波以前の地震そのものによって損傷したと述べており、これは少なくともこれらの原子炉の地震に耐えるためのデザインにおける重大な構造的欠陥を示唆しているでしょう。
アーニー・ガンダーセン: はい、実際に福島第1号炉については奇妙な情報があるのです。最初に故障した炉です。また興味深いのは、それがアメリカ企業、ゼネラルエレクトリック社と、アメリカの設計者/エンジニアによって建設されたことです。ですから、これらすべてがアメリカによる設計であったのに、自分たちの責任だとは、日本は認めがたいのです。津波が福島第一の一号炉を襲う前に、奇妙なことが起きました。
福島第一の第4号炉には若干たわみがあるのです。そして、こうしたたわみにはある呼び名があります。オイラーの第一次支柱座屈です。しかもそれは明らかに地震でひき起こされるものです。ですから、原子力産業は、自分たちの耐震基準が間違っていた可能性があるとは認めたくないでしょうが、私はそういうことは確かに有り得ると思いますから、報告書に同意します。
フアン・ゴンザレス: アメリカ合州国の他の原子力発電所、例えば日本の1号炉と同じデザインかも知れないものに対し、このことによって予想される影響はいかがでしょう。
アーニー・ガンダーセン: 第一原発で爆発した三基全部と本質的に同一のものが、アメリカ合州国には23基あります。そして、そういう炉はすべて停止すべきだというのが私の意見です。70年代当時は、まずいデザインだったのです。この設計はまずかったことがわかっています。一連の一時しのぎ対策はとられましたが、これは格納容器としては小さすぎるという根本的原因の本当の対策は決してとられませんでした。これは興味深いことです。事故から二日後に、原子力規制委員会の主要な人々がそれを論じていて、彼らの一人が、"こいつらは世界最悪の格納容器だ"とうっかり口走ったのです。ですから彼らがこれらが世界最悪の格納容器であるとわかっているのなら、一体なぜそういう23基の原子炉がアメリカ合州国で依然稼働しているのでしょう?
フアン・ゴンザレス: アメリカのそうした23基の炉は一体どこにあるのですか?
アーニー・ガンダーセン: 東部にいくつかあります。ピルグリム、バーモント・ヤンキー、オイスター・クリーク。イリノイ州にはたくさんあります。シカゴのすぐそばのドレスデン原発やクオードシティー原発。また南東部にも何基かあります。ですからこれらの原発は全て基本的にミシシッピ州の東部にありますが、人口密度が高い地域の近くです。
フアン・ゴンザレス: また国会報告書は、政府と第一原発の運営者、東京電力による災害への対応について非常に批判的です。これについてもお話いただけますか?
アーニー・ガンダーセン: はい。CNNで事故の三日後に、これはチェルノブイリと同じぐらい深刻だと申しあげました。ところが日本は8週間決してそれを認めませんでした。そして、それは緊急計画に影響しています。女性や子供達を、放射能の高い地域から十分迅速に退避させませんでした。独立した観察者達には既に起きているとわかっていることを、本当に彼らは認めようとはしなかったのです。そして、それは、そういうことがおこり得るとたっぷり警告されていたという事実とは別の災害です。
フアン・ゴンザレス: 当初、チェルノブイリと同じくらい深刻だと警告されたと言われましたが、明らかになったあらゆる追加情報も考慮すると、日本で起きたことの長期的な影響の可能性について、今のあなたの評価はいかがでしょう?
アーニー・ガンダーセン: 運が良いことがあったとすれば、風が沖合に向かって吹いたことで、放射能のおよそ80パーセントが太平洋に落下したことです。放出された放射能の量は、明らかにチェルノブイリと同程度ですが、大半は海に向かったのです。これは、ちなみに、例えば、原子炉があらゆる方向で囲まれているイリノイにはあてはまりません。今後30年間以上、この結果、およそ100万の癌が生じることになるというのが私の予想です。そして、もちろん風が海方向に吹いていなかったなら、もっと深刻だった可能性があります。
フアン・ゴンザレス: 報告書はまた、彼は実際、災害を制御しようとする現場の作業員の取り組みを邪魔し、遅らせたと述べて、災害が起きた日の内に現場に急行した首相の判断を批判しています。これについてくわしくご説明願えますか?
アーニー・ガンダーセン: 首相を引き入れると、注意は本当に重要なこと、つまり原発事故からそらされてしまいます。ジミー・カーターはスリーマイル・アイランド直後にそうしました。事故の三日後に社会不安を鎮めようとしてやって来たのです。しかし、これは違う話です。東京電力と首相官邸との間には深刻な断絶がありました。彼らはお互いを信じていませんでした。そして、もちろん、首相は、彼が東京電力に現場を放棄しないよう強制したと主張し、自分の手柄にしています。そして反対の主張は、彼が現場にやって来て、注意を逸らせてしまったというのです。より広範な事実問題にとって、それは二次的な問題だと思います。監督機関と公益企業は本質的に同盟しているのです。
フアン・ゴンザレス: それに、報告書が、日本文化、お上に異論を唱えない国民の性向、異義を唱えるのを許さないこと等いくつか批判をつきつけ、日本国民の態度と文化が変わる必要があると実際に示唆しているのは極めて異例です。この種の報告書で、これは異例なことと思われますか?
アーニー・ガンダーセン: 文化的に、自分たちが本当にお上を敬っていることを認めるのは、日本にとってつらいことです。また私は、あれこれ言い合う、より健全な対話が必要だという報告書の指摘は正鵠を射ていると思います。しかし日本だけの問題ではないのです。私が上級副社長だった時に、首にされた際、ワシントンで、原子力分野で高名な弁護士と話をしました。そして彼は言いました。"アーニー、この業界では、あなたは我々の味方か、敵かのいずれかですが、あなたは最後の一線を越えてしまったのです。" ですから、アメリカであるか日本であるかと無関係に、業界は本質的に閉鎖された要塞であり、無所属の専門家が自分達の意見を放送してもらうというのは実に大変なことなのです。
フアン・ゴンザレス: また、この報告書がアメリカ合州国に対して、どのような影響があるとお考えでしょうか? 明らかに、オバマ政権は、アメリカ合州国国内における原子力発電所の増設を支持していることを公表しています。またこれが、オバマ政権や、議会の多数の共和党議員の支持の行方にどのように影響するとお考えですか?
アーニー・ガンダーセン: はい、私は、業界、アメリカ合州国の原子力産業が、それは日本の問題だと言うのではないかと懸念しています。しかしそうではありません。大企業の資金の効果は議会に対し陰険な影響を及ぼします。そしてそれは実際、民主党やら共和党やらという問題ではないのです。核の話になると、民主党も共和党もありません。彼ら全員が原発推進派です。我々はそれをまざまざと見たばかりです。NRC原子力規制委員会委員長だったヤツコ委員長に対する聴聞会が何度かありました。業界は彼が規制しようとしていたという事実が気にくわず、実際に彼を叱責しようとして、連中は議会聴聞会を開催させました。そしてその結果、彼は辞任しました。ですから、議会に対するこの種の大企業の圧力は、委員以下、ずっと下まで機能します。委員は五人います。そして委員は職員に影響を与えます。ですから、日本同様、アメリカでも陰湿なのです。そして実際、世界規模だと思います。
フアン・ゴンザレス: アーニー・ガンダーセンさん、有り難うございます。元原発企業の幹部で技術者です。ご出演有り難うございます。少しおやすみさせて頂きますが、すぐに再開いたします。そのままお待ちください。
記事原文のurl:www.democracynow.org/2012/7/6/as_japan_says_fukushima_disaster_man
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こうした素人のインチキ翻訳でなく、番組をきちんとした日本語字幕で報道していただけるよう、Democracy Now!へのご参加をよろしく。
月刊誌『世界』の「メディア批評」毎回楽しみにしている。8月号も期待通り。
「これらの重要問題がひしめき合う五月以降、トキの巣立ちに始まり、国民の関心を逸らすか、歓心を買うニュースが多いのに驚く。」53ページ
「続発する"大ニュース"は、原発再稼働・消費増税を推進するメディアにとって、その問題から読者の注意を逸らす、好都合の材料だったに違いない。」54ページ
頭狂土地爺の尖閣買い取り暴挙、更にはパンダ誕生、イジメ自殺問題もその一環だろう。
脳力まだ衰えてはこまるが、連載記事「脳力のレッスン」効果はあるのだろうか?今回はオランダ・プロテスタント発展の理由を検討しておられる。
著者は三井物産戦略研究所会長。三井といえば、三井住友。モンサントの代理人、米倉経団連会長も古巣は住友化学。原発を製造している東芝も三井グループ。虎の子の原発を手放すなどという頭の体操、著者は決してされるまい。
「脳力のレッスン」の次ぎのページは豊下楢彦教授の「尖閣購入」問題の陥穽。頭狂土地爺のよた話を聞いたり、大政翼賛官報を読んだりされる時間がおありなら、まずこの論文や、孫崎享氏の『不愉快な現実』や『日本の国境問題』をお読み頂きたいもの。
大政翼賛官報、別名マスコミは、国会事故調査委員会報告書についても、しっかりその機能を発動してくださった。報告書の文言を利用して、委員会が思ってもいなかったであろうあらぬ方向に世論を導こうと大活躍。
夕刊にTPP反対論を矮小化する駄文が載っていた。「農業問題に矮小化するな」というような内容だったと思うが、良く覚えていない。正気だろうかと、じっと記者近影をながめた。
事故調査委員会報告書の大政翼賛広報による歪曲報道の狙い通り、新聞記事だけで、
国会事故調査委員会のメンバーも、「原子力ムラ」の雇われ人でしかなかったわけです。まあ委員会の人選を見れば、これは十分に予想できたことですが、あまりにひどい。
言い換えれば、この報告書は原発をこれからも推進する、あるいは維持するためのものとしか思えません。
と判断される方もおられる。日頃拝読させて頂いているブログなので、いつもの文章とは異質の激しい語調にびっくりした。
委員会の人選を見れば、これは十分に予想できたことですが、あまりにひどい。
と書いておられるが、本当だろうか?小生は、石橋名誉教授、田中三彦氏については、昔から著書を拝読し、事故後も新刊を拝読したり、崎山比早子氏講演もビデオで拝見したりしている。少なくともこのお三方は推進派とはほど遠い。思わず大変失礼な質問をしてしまった。素人の小生、その方より、専門家であるガンダーセン氏の解釈を信用せざるを得ない。
歪曲報道にもかかわらず、報告書の意図を率直にくみ取られる方もおられる。例えば、国会事故調査報告書の発表に思う
「大いに予想され得、防ぎ得たはずの人災だった」と訳した部分は、英語版のエグゼクティブ・サマリーに書かれた委員長巻頭言にある。
日本語の本編にも、要約にも、文章にぴったり対応するものは見あたらない。なぜこうした発言部分を、日本語と英語、なるべく近い表現にできなかったのだろうか?
日本語と違うこの部分、案の定、外国報道陣にあげあしをとられているようだ。
野村弁護士の発言は英語訳を日本語にもどすのではなく、実際の記者会見での発言を書き起こした。
コンドウ・アキコさん発言は英語がかぶって聞き取れない部分がある。あしからず。
6日金曜の官邸前・再稼働反対抗議行動、雨の中、警備はいっそう強化されていた。
近寄らせない。集まらせない。分断する。歩き回らせる。疲れさせる。あるいはまごまごしている連中はすぐに帰らせてしまう、等ありとあらゆる作戦を駆使している?
霞が関から遥々歩いて官邸に近寄ろうとすると「坂の下に行くよう」誘導員に言われた。
「苦労して歩いて来たのに坂の下に行けとは、帰れということか?」と訪ねると、「歩道は人で一杯なので、坂の下で待っていてくれれば、もしも車道が解放されたら上にあがってもらえるかも知れません」といわれた。
「帰れ」と言われたような気がしたが、溜池山王、永田町と大回りしてみた。
途中、河野太郎夫妻らしき方々とすれ違った。
早々帰る雰囲気の子供連れの方々ともすれちがったが無理もない。合計一時間ほど雨の中を歩かされたようで、多少メタボ是正効果があったカモ。(実際は、帰宅後ビールを飲んだので、腹囲はそのままか増大。)
結局、官邸前ではなく、国会前にならばされ、雨の中、同じことを繰り返し考えていた。
折角「再稼働反対」で集まり、NO田打倒をうたっても、来る選挙で、
•大本営広報官報、別名マスコミがほとんど触れない絶滅危惧種政党
•原発の危険さを以前から指摘し、再稼働に反対する政党
•TPP加盟に反対する政党
•消費税増税に反対する政党
•基地拡張・オスプレイ運用に反対する政党
•集団的自衛権なる、気ままな先制攻撃合理化に反対する政党
が増えなければ、自民・公明・異神?の大連立による地獄への急降下が待っている。想像したくもない未来だ。
いじめ、中学校でだけおきているのではない。
1%の国民のための決められる政治により、日々99%の国民がいじめられている。
パンダの赤ん坊のように、99%の国民、生かさぬよう殺さぬよう棄民扱い。
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