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関電は大飯原発3号機のフル稼働をもって、最大8基の火力発電所を止める計画らしい。
電力不足を理由にあげた野田総理はペテン師なのかアホなのかはともかくとして、もともと関電自身が「電力不足は関係ない」と言っていたのが大飯原発の再稼働である。
つまり大飯再稼働は「電力問題」というより「関電の財務問題」と考えたほうがよく、この火力停止も最初から原発再稼働とセットで組まれていたはずだ。
では計画どおり8基もの火力発電所を停止させたとき、どれくらい関電にとってありがたいことなのか、おおざっぱにそろばんを弾いてみたい。
読売新聞によると、停止予定の火力発電は合計384万キロワットである。ゼニ儲け第一だから優先的に止めるのは、燃料費のかかる石油火力だと想定する。
1万KWあたり必要な重油は1400リットルといわれるので、384万×1400万=53億7600万リットルの重油を減らせる計算となる。
重油価格は、現在1リットル77円ほどなので、これで計算するとおよそ4139億円の燃料費を削減できるという勘定になる。
これは燃料費だけで人件費は考慮していない。また原発もタダで動くわけではない。あくまで参考程度にとらえてほしい。
さて、関電は前期3000億円の営業赤字で、2500億円の純損失だった。
火力を8基止めるだけで約4000億円の経費削減だから、これだけで黒字化達成となってしまう。
夏本番になったらまた稼働させるのかもしれないが、とりあえず関電にとって喜ばしいことには変わらないだろう。
リストラ・給与カット・不要資産売却(PR館や関電病院などけっこうある)・配当停止(1株あたり6000円も出している)など過酷な合理化を免れることができたのだ。
なにより背後にいる銀行など金融家たちもホッと胸をなでおろしているに違いない。
あえて言わせてもらおう・・・。
原発おいすぃーーーーーーーーーーーーー!!!
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120707-OYO1T00340.htm?from=main1
関西電力は6日、節電要請期間2週目となる、来週の「週間でんき予報」(9〜13日)を発表した。大飯原子力発電所3号機(福井県おおい町、出力118万キロ・ワット)の再稼働で供給力が増強されることから、電気使用率は85〜88%の「安定」で推移する見通しだ。
日本気象協会によると、大阪市内の最高気温は30〜31度と平年並みの見通し。予想気温や直近の需要を基に、需要は2080万〜2170万キロ・ワットにとどまると見込んだ。
供給力は、大飯原発3号機が9日未明にもフル稼働に達することで、2421万〜2466万キロ・ワットを確保できるとし、最大8基の火力発電所(計384万キロ・ワット)の運転を停止する計画だ。
また、経済産業省が6日発表した9〜13日の電力需給見通しによると、各電力会社の最大電力使用率の中で高いのは、北海道電力の91%(10日)、四国電力の85%(11、12日)、九州電力の84%(10日)、北陸電力の83%(9日)。
(2012年7月7日 読売新聞)
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