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(回答先: 機動隊が強制排除開始、市民らと小競り合い 大飯原発 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2012 年 7 月 01 日 19:19:38)
誰かが「非暴力、不服従」なんて言ってますが、その言葉の真の意味、重みを知って言ってるんでしょうか?
ガンジーの「塩の行進」事件を例にとってみましょう。
塩の専売制度を敷き、インド人民がインドの海から塩を作る行為を禁止したイギリス総督府の支配は不当である、私たちは認めない、服さない、というアピールのために、ガンジーは何をやったか。
同志たちを集め、自ら海岸へ行き、海水を煮詰めて、塩を作る。そんでもって、その塩を支持者が金を出して買う。
警官(署長や警部はイギリス人で、巡査はインド人でしょうね)が来る。
「やめろ、さもないと逮捕する!」
「はい、どうぞ。逮捕しなさいな」
ここでは抵抗しない。おとなしく逮捕され、留置所へ行く。
(だが、実際には相当な暴力が振るわれていたようです。支配に公然と反抗する者を、警官はひどく憎む習性があるから)
ここからが正念場です。
大勢の支持者が後に続いたのです。
「おい、俺も塩を作ってるぞ。どうした? 俺は逮捕しないのか?」
もちろん警官が来る。逮捕。留置所へ。
だが、後から後から支持者が続く。塩を作り続ける。
「おい、俺も作ってるぞ。どうした?」
しまいに手錠も底をつく。留置所も満杯。事実上もう逮捕できない。
それでも支持者は続く。「おい、俺もやってるぞ。どうした? 逮捕しないのか?」
逮捕したい。取り締まりたい。でもできないという状況に追い込まれてしまったのは、総督府のほうだったのです。
ちょうどこの頃、ラジオやニュース映画が登場、新聞も発達して来た時代なので、世界中にほぼリアルタイムで報じられていました。
非武装の群衆への弾圧、しかも、地元住民の手製製塩すら禁止という抗議への弾圧という非道さに、大英帝国は大変な批難にさらされました。
そしてついに、インド植民地支配の全面崩壊を怖れ、総督府は海岸部住民の製塩許可という譲歩をせざるをえなくなったのです。
これはインド独立運動の、非常に重要な転換点と考えられています。当時も、今も。
私が何を言いたいのか、おわかりでしょうか。
皆さん、逮捕を怖れないで下さい。 後から後から続いて下さい。 あなたの逮捕は、勝利への一里塚だから。
もし、目の前で誰かが逮捕され、あなたが逮捕されなかったら、「助かった」なんて思わないで下さい。
「おい、俺も逮捕しろ!」と団結して叫んで下さい。逮捕された者とされなかった者を分断し反目を起こさせるのが奴らの目的です。
どうしても現地にいけないという人たちは、この抗議行動に我が身を捧げた人たちを、英雄として扱って下さい。
もし、解雇等の不当処分を下すような会社があったら、不買運動を起こして潰してやればいいじゃありませんか。
本当に私たちが日本の多数派だと言うのなら、そんなことは簡単なはずだ。そうでしょう?
これがガンジーの「非暴力不服従」運動の真髄です。
この覚悟もないやつが「非暴力不服従」などと称するなど、笑止千万。
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