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道路封鎖に「海路輸送」で対抗…大飯周辺、安堵と緊迫
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120701/dst12070122180006-n1.htm
2012.7.1 22:10 産経新聞
関西電力大飯原発3号機(福井県おおい町)が1日、昨年3月の東京電力福島第1原発事故後、定期検査で停止した原発で初めて再稼働にこぎつけた。約1年3カ月ぶりとなる運転再開に、町の活性化を期待する地元住民には安堵(あんど)の声が広がったが、周辺では反原発を訴えるグループなどが多数集まり、緊迫した雰囲気に。原発に直結する道路の封鎖で、原子炉の起動に立ち会う牧野聖修経済産業副大臣や原発作業員らが海路で現地に向かう異例の事態となった。
「政府決定から今日まで非常に長く感じられた」。おおい町で農業を営む男性は、再稼働の日を迎えてほっとした表情を浮かべた。
町内には原発の定期検査に関わる中小企業が多い。地元商工会の木村喜丈(よしたけ)会長は「地元にとって大きな一歩になる」と歓迎した。
政府による6月16日の再稼働決定から2週間。起動に向けた準備作業が進められてきた大飯3号機では、取水口付近の排水ポンプが詰まって警報が作動するなど、これまでに計9件のトラブルが明らかになった。
町議の一人は「起動は途中経過にすぎない。国の責任で今後、安全対策をしっかりやってもらい、ぶれない原子力行政をお願いしたい」と注文をつけた。
一方、原発周辺には前日から反原発を訴えるグループなどが県内外から続々と到着。周辺の路上は全国各地のナンバープレートをつけた車でごった返した。
1日には大型バスで現地入りする集団もみられ、雨が降る中、約200人がずぶぬれになって機動隊とにらみ合った。
反対派は前日夕から、十数台の車を並べるなどして道路を封鎖。「再稼働反対」とシュプレヒコールを上げた。関電側は陸路をあきらめ、作業員約500人と経済産業省原子力安全・保安院の検査官数人を船で原発内に送り込んだ。
関電によると、関電管内の原発で、海路による作業員や物資の輸送が実施されたのは「記憶にない」といい、保安院の担当者も「検査官を船で原発に送り込むのは初めてだ」と話した。
封鎖現場で警戒を続けていた福井県警は「規制に従わない場合、公務執行妨害の摘発もやむを得ない」と道路を開放するよう求め、1日夕には機動隊員が封鎖の解除に乗り出した。一部反対派が道路に座り込むなどして抵抗し、小競り合いとなった。
過熱する反原発運動に地元住民は冷ややかだ。原発作業員向けの民宿を営む森下弘治さん(55)は、再稼働に慎重な考えも抱きつつ「乱暴な騒ぎは信用をなくすだけだ」と語った。
◇
【原発再稼働】「一歩踏み出した」経産副大臣、反対派には不快感
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120701/trd12070122370018-n1.htm
2012.7.1 22:35
牧野聖修経産副大臣は1日夜、大飯原発3号機の起動操作に立ち会った後、おおい町内の別施設にいる記者団とモニター画面を通じて会見。「国論が二分する中、政府として避けて通ることができない再稼働に一歩踏み出した」と緊張した様子で語った。
反対派グループによる道路封鎖で海路での現地入りせざるを得なかった点については「いろんな考えを持っていることは分からないではないが、ルールを踏み越えた行為は避けてほしい」と不快感を示した。
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