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先日6月29日 「北九州ひまわり革命」スタートしました。
北九州市役所・正面玄関前抗議集会(日時:毎週金曜日・17:00〜19:00★首相官邸前集会の北九州版です。)に参加してまいりましたので、北九州の近況と合わせて、報告致します。
数日前、町内会で配られた、北九州市の“市政だより”には、 “広域処理なくして被災地の復興なし” 、“瓦礫は安全”、“風評対策は万全”、また、石巻市長の「広域処理を北九州市にお願いします」という文面が踊っております。
しかし、一方、宮城県議会では、“いのちを守る森の防潮堤構想”もあり、全会一致で広域処理に反対している事実や、また、前回書いているように瓦礫そのものは、もうすでに、鹿島JVに1900億で落札されていて、広域処理で北九州に回す瓦礫自体がない、という事実。
要するに広域処理すべき瓦礫がない、広域処理そのものが不要なのに、北橋市長だけが、“絆”という美名の下、一人で勝手に暴走し、震災被災者と北九州市民、市役所職員に迷惑をかけていることは一切書かれていません。
また、一方、地元北九州では、瓦礫広域処理に反対する立場を取っている“震災被災者お話会”の記者会見内容についても、TV(NHK)で放送したことと言えば、
ただ、「瓦礫広域処理反対の市民団体がさきほど記者会見しました」
以下がその記者会見の模様です、と言って、マイクとマイクに向かって喋る人の顔とテーブルを見せただけ。声も何も全く聞こえないし、はい、それで終わりです。
肝心の北九州に回す瓦礫はすでに、宮城県にはない、また無理にもってくれば、それは瓦礫の二重処理になり、当然違法だし、費用は国民にとって二重の負担になるし、契約変更をしない限り、鹿島JVは何もしなくて、お金だけもらうことになる。
そんな説明も全くありません。
したがって、情報源が新聞TVに限られている者は全く真実は知らされない状況です。
北九州市は今や、完全な情報統制下にあると言って全く過言ではないと思います。
これが、今の北九州の真実です。
この完全情報統制下で我々、瓦礫広域処理反対派は、広域処理をストップさせるまで、戦わなくてはいけません。
これは長期にわたる大変厳しい戦いにならざるを得ません。
マスコミが、ほんのちょっとでも真実を言ってくれたら、状況は格段に好転するのですが、全くどうにもなりません。
北橋市長は、風評被害対策本部、市災害廃棄物受入対策本部を設置。全ての部署が、がれき対策部会を持つという一種の臨戦態勢に突入しています。
更に北橋市長は東京まで飛び、野田総理に会い、誉められたそうです。
何が何でも、被災者や、北九州市民の健康、いや西日本全体への汚染、迷惑は、放置して、8月中旬の本格的瓦礫広域処理、焼却へ一気に暴走する腹を決めているようです。
そして、宮城県知事は、広域処理は必要ないことがわかっていながらも、その北橋市長のためだけに、ないはずの瓦礫をなんとか北九州に回そうとしています。
避難者お話会の弁護士によると、瓦礫の二重処理については、会計監査院に監査請求をするとのことですが、それだけで、野田総理に誉められたと言う北橋市長の暴走を止められるでしょうか?
自分としては、大変不安でなりませんが、8月中旬、本格焼却直前までには、テスト焼却時、遠く熊本県、山口県、福岡市から皆さん、駆けつけてくれました。そんな遠くの仲間もきっとまた戻ってきて、いっしょに戦ってくれると信じてます。
今回は最初で、約30名程度、皆一生懸命、声を張り上げ、広域処理の不要性を道行く人々や市庁舎に向かって訴えていました。中にはチェルノブイリの奇形児の写真を道行く人々に見せておられる方もおられました。
参加者の顔ぶれを見てると、若い女性、中年のおばさん、年配の男性、若者、労務者風の人、全く人それぞれです。
こういう参加者の顔ぶれを見てると、“人間って、全く見かけによらないな”
“人間の内面”というのは外見からではわからないものだ”そう思います。
また、自分は自分達や子供の命と健康を守るための抗議活動は、大学教授、医師、弁護士、お坊さん、教諭、幼稚園や保育園の保母さん、医療従事者、それから、特に社会的制約ない自由な立場の学生は特に率先して参加すべきだ、と思います。
しかし、実際には社会的地位の高い方々や、学生の参加はありません。
ごく普通の方々ばかりです。それを見ていると、人間の価値というのは、職業や社会的地位、収入には全く関係ないな。つくづくそう感じます。
この集会は、金曜日毎回定期的に集まりますので、段々参加者が増えていくことを期待してます。そしてまた、その都度、阿修羅にて北九州の近況の変化も合わせて、皆様に報告したい、と考えています。
我々は、最後の最後まで諦めず、北九州の広域処理が止るまで、自分達の生命と健康を守るため、最後まで諦めず戦い続けるつもりです。どうか全国の皆様、応援を宜しくお願いします。
更に詳しい内容については、震災避難者お話会のブログを参照してください。また、記者会見の内容をビデオで見ることもできます
http://www22.tok2.com/home/clionet/
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