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除染モデル事業 目安下回らず
動画 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120630/k10013227801000.html
6月30日 4時5分 NHK
福島県の避難区域で、効果的な除染の方法を探るために国が行ったモデル事業の結果がまとまり、原発に近い地区では放射線量が最大8割下がったものの、依然として年間50ミリシーベルトを超える厳しい結果となりました。
国が直轄で除染を行う福島県の避難区域では、効果的な方法を調べるためのモデル事業が行われ、環境省は最終結果を公表しました。
このうち、原発に近い大熊町の夫沢地区では、農地、宅地、森林など5つの区分で除染が行われ、年間の積算線量が▽農地で328ミリシーベルトから65ミリシーベルトまで80%下がったほか、▽宅地でも290ミリシーベルトから76ミリシーベルトまで下がりましたが、いずれも目安としていた50ミリシーベルトは下回りませんでした。
また、方法ごとのコストや効率も明らかになり、農地では表面の土と下の層の土を入れ替える方法は、表面を剥ぎ取る方法と比べ処理の必要な土が出ず、コストも大幅に低い一方で、1日に除染できる面積は10分の1にとどまりました。
一方、雨どいの除染では、高圧洗浄と拭き取りの方法でコストや効果はほとんど変わりませんでした。
環境省は「放射線量の特に高い場所では、除染に限界があると言わざるをえない。今後はより効率的な技術を取り入れることなどで、効果を上げていきたい」と話しています。
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除染で線量最大85%低下 モデル事業で最終報告
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201206290183.html
'12/6/29 中國新聞
環境省と日本原子力研究開発機構は29日、東京電力福島第1原発事故を受けて原発周辺の警戒区域などで行った除染モデル事業の結果、空間の放射線量が最大で85%下がったことや、除染をすれば放射性廃棄物の仮置き場でも線量が上がらないことなどが分かったとする最終報告をまとめた。
事業は原発周辺の11市町村計約210ヘクタールが対象で、昨年11月から今年4月まで大手ゼネコンに委託して実施した。
富岡町内の中学校では、グラウンドの表土を削り取ることで地上1メートルの高さの平均空間線量が毎時5・4マイクロシーベルトから同0・8マイクロシーベルトへと約85%下がった。
大熊町夫沢地区の農地や宅地でも70%以上低下したが、森林や未舗装の道路では除染後も70マイクロシーベルト前後と線量が高く、環境省は「全体として年間50ミリシーベルトを下回る水準までは下げられなかった」とした。
除染で約3万4千トンの放射性廃棄物が発生したが、仮置き場を設置前に除染して、土のうや防水シートで覆ったことで、15カ所すべてで保管前より線量が低下した。
報告によると、放射性セシウムは、農地や公園では地表から深さ5センチ以内、舗装道路では2〜5ミリ以内にほとんどが残留。公園の遊具では劣化したゴムや金属のさびた部分に多く付着しており、たわしなどで拭き取ると効果がみられた。
除染作業員が1日に浴びる平均線量は、田村市が2マイクロシーベルトと最も低く、最高は大熊町夫沢地区の90マイクロシーベルトだった。環境省は「高線量地域での本格除染では、作業員のローテーションや作業時間制限など厳格な被ばく管理が必要だ」としている。
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