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<福島産魚介>タコと貝、震災以来1年3カ月ぶり店頭に
毎日新聞 6月25日(月)11時33分配信
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相馬沖の試験操業で水揚げされ、震災以来初めて店頭に並んだタコを手に取る地元の買い物客=福島県相馬市のヨークベニマル相馬黒木店で2012年6月25日午前9時39分、木葉健二撮影
福島県沖の試験操業で県漁連が水揚げしたタコと貝が25日、県内のスーパーで販売され、福島の魚介類が震災以来初めて1年3カ月ぶりに店頭に並んだ。27日には3回目の試験操業を行い、県外にも出荷される。
【「どんなに難しくても少しずつ前に歩む」】相馬沖で水揚げされたタコの放射能検査をする漁協職員
販売されたのは、相馬双葉漁協の漁船が22日に取ったミズダコ、ヤナギダコ、シライトマキバイ(ツブ貝)の3種類。食品スーパーのヨークベニマル(本社・同県郡山市)が漁協の地元、相馬市の2店に並べた。県漁連の放射性物質検査ではいずれも不検出(検出限界値は1キロ当たり5〜7ベクレル)で、店頭には検査結果と捕獲海域を示す地図も掲示した。
価格はミズダコ100グラムで148円など震災前の3〜4割安。開店と同時に買い物客が訪れ、試食した同市内の主婦、鎌田ひとみさん(40)は「軟らかくてとてもおいしい。心配ないことはないけれど不検出なので安心できそう。子供たちにも食べさせたい」と、ミズダコをかごに入れていた。鮮魚担当の有馬善二・同社執行役員は「独自に検査もしたので安心して提案できる。福島県の漁業再生の第一歩なので私たちも協力したい」と話した。【高橋秀郎】
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原発・フッ素25
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