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2012-06-21 東京新聞の「1万2千人抗議活動」に関するお詫び(vanacoralの日記)
明日も午後6時から8時まで首相官邸前で大飯原発再稼動に対する抗議活動が行われますが、大飯再稼働決定を翌日に控えた先週金曜日は、過去最高の1万2千人(主催者発表)を記録しました(残念ながら、私は仕事で参加できずorz)。
にもかかわらず、ネット上で問題視された「野田首相遺影」(私的には無問題)のおかげかどうか知りませんが、あの東京新聞が掲載しないという異常な展開に(赤旗には取り上げられました)。この時ばかりは東京新聞に対して大いなる不満を抱きました。
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■ツイッター@広がる官邸抗議/原発なくせ思い140字に(21日付しんぶん赤旗)
「原発をなくしたい」と、インターネットのツイッターを使った首相官邸前抗議行動が大きなうねりに成長しています。3月から毎週おこなわれているこの行動。ネットの口コミで広がり、15日は再稼働に反対する1万2000人が官邸前を埋め尽くしました。
行動を呼びかけているのは、首都圏反原発連合の有志たち。140字以内の短文で情報をやりとりするツイッターで、参加を呼びかけています。
首都圏反原発連合とその構成団体である「TwitNoNukes(ツイットノーニュークス)」は、それぞれブログも開設。ツイッターを利用している人が「ツイートボタン」を押せば案内を拡散できる仕組みをつくっています。
たとえば6月8日の官邸前行動では、ボタンを押した人が5700人余で、参加は約4000人でした。自発的に参加した一人ひとりが感動を込めてツイートし、さらに輪が広がっていきます。行動には日本共産党をはじめとした超党派の国会議員が駆けつけています。
1万2000人が集まった15日は、ボタンを押した人数(8600人)を初めて参加者数が上回りました。
野田内閣が大飯原発3、4号機の再稼働を決めたのは16日。翌17日、福井市で開かれた再稼働に反対する集会には全国から2200人が集まりました。司会者の一人、レゲエミュージシャンのNATER(ナター)さん(24)がマイクで訴えました。「再稼働を決められてしまい、心に葛藤が生まれた。でも官邸前に1万人がつめかけたことを知って勇気が出た。あきらめずにたたかい続ける」
集会には、首都圏反原発連合のメンバーが東京から駆けつけました。平野太一さん(27)=介護職員=は「再稼働決定で終わりじゃない」と本紙に語り、ミサオ・レッドウルフさん=イラストレーター=も「2万、3万と参加者を増やし、原発をなくしたい」と話しました。
「なんだ、まともなのは赤旗だけか!」。官邸前行動の盛り上がりは、大手メディアの問題もあぶり出しました。
「メディアが黙殺」
広がるツイッターデモ
15日の行動を「大飯再稼働許すな 官邸1万人包囲」と1面トップで報じたのは「赤旗」でした。在京大手メディアは、「朝日」が1段見出しで、ほかは「読売」「毎日」「東京」「産経」も、NHKをはじめとしたテレビ各局も、黙殺しました。
官邸前行動の報道をめぐって、ツイッターではメディア批判が相次ぎました。
「これだけ大規模な集会をどうしてメディアは報道しないのか。どのメディアも中立ではないのが残念」
「首相官邸前に1万2千人集まった抗議集会を日本のマスメディア全てが黙殺した」
「取材に来ないのはたんに取材に来ないってだけだけど、撮りまくってんのに流さないって、端的に言えば検閲だよね」
「あんなに沢山(たくさん)のカメラはなんの為だったんだろうね。報道しないんなら、あの場所の分、抗議の人が官邸正面に来れたのに」
「赤旗」の報道は、日本共産党のホームページにも掲載されました。この記事には1300を超えるツイートが貼られています。
「首相官邸を1万人が包囲するなんて、日本の現代政治史に残る出来事だと思うが、在京の新聞・テレビには見えないらしい」
「なんだ、まともなのは赤旗だけか!」
「赤旗しか報じてないってどういうことよ」
「私は共産党支持者ではないがたまたま赤旗新聞に不思議な記事を見つけた。大飯原発稼働反対で首相官邸前に11000人規模のデモがあったようだが大手5紙もテレビ局も一切の報道がなかったが何故か? 国家権力による報道の自由の規制か? ここは北朝鮮?」
「メディアが沈黙した時、権力は暴走する!」
「赤旗だけが報じるこの国のマスコミ異常」
インターネットの動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」に、当日の動画が掲載されています。「抗議行動の中央から最後尾までを撮影しました。…あまりの感動に号泣してしまい、私の泣き声が入っています、すみません!」という撮影者のコメントがついた動画は、9万回を超えて再生されています。
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あす官邸前・関電本店前行動 午後6時から
首都圏反原発連合の有志たちは、大飯原発再稼働決定の撤回を求めて22日、官邸前で抗議行動をおこないます。大阪市でも市民たちが関西電力本店前で抗議行動をおこないます。いずれも午後6時から8時まで。
7月29日には、首都圏反原発連合が国会大包囲行動を計画し、「さようなら原発1000万人アクション」や「原発をなくす全国連絡会」などが協力します。
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一方東京新聞の投書欄では、応答室から不掲載の理由が述べられました。
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■応答室だより 再稼働抗議デモの不掲載について(21日付東京新聞第5面)
野田政権が関西電力大飯原発3,4号機(福井県おおい町)の再稼動を決める前日の十五日夕、首相官邸周辺で大規模な抗議デモがありました。本紙の翌十六日朝刊には、このデモを報じた記事や写真はなく、読者の皆さんから左記に代表される批判が百件以上寄せられました。
東京電力福島第一原発事故以降、本紙は、事故が起きた原因を検証する一方、原発に頼らない社会に向けた報道に取り組んできました。主権が権力を握る政治家や官僚にあるのではなく、市民の側にあることを確認するため、市民の行動や声を紙面できちんと扱うことにも努めてきました。
再稼働決定前夜のデモは当然報じるべきでした。掲載に圧力がかかったわけではありません。取材を担当する部署内の連絡ミスで、当日、現場に出向いた記者がいなかったのです。官邸前に足を運んだ多くの市民に寄り添うことができず、肝心な取材を怠ってしまう結果となりました。これを重く受け止め、ミスをなくす取材態勢を整えました。
時の政権への市民の異議申し立てを記録していくことは、ジャーナリズムの重要な役割です。「主権在官」を打破し、主権者の意思を国の政策決定に繁栄させる。それを後押しする本紙の姿勢は揺らいでいません。
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以上を読者応答室から読者の皆さんへの返答とし、ご理解をいただければと思っております。
(室長・鈴木賀津彦)
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読者からの主な意見
●首相官邸前に「原発再稼働反対」と1万1000人以上の人々が集まったことに対し1行の記事もないのはどうしたことなのでしょう。団体でも動員でもなく、個々の老若男女が集いました。日本の「ジャスミン革命」の萌芽(ほうが)と思いました。東京新聞が全く振れていなかったことに、びくりした。(東京都・女性)
●どのように取り上げてくれるのか楽しみにしていたのでがかり。このような大規模なデモは、国民の意思が政治に全く届いていないことを不満に思う市民の気持ちがよく表れていて、ぜひ全国の人にも知ってほしかった。(茨城県・女性)
●外部の圧力があったのか自己規制なのか私には分かりませんが、非常に残念です。国民のために新聞を作ってください。(東京都・男性)
●組織的な動員なしでこの人数。一目見れば政治家にとって驚異と映るであろう光景でした。1面に載せても不思議ではなかったのにおかしい。(東京都・女性)
●一般市民は、国からも企業からも裏切られた状態で迷子になっている。納得のいかないまま再稼働され不安な中に投げ出され、だからこそ本当の情報を知らせてくれる新聞に期待しているのです。(東京都・女性)
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応答室の回答ですが、にわかには首肯しかねる所があります。主催者サイドで数日前から告知を行い、ツイッターで数日前から情報が拡散されていたのですから、東京新聞サイドも数日前から情報をつかんでいたはずであります(そもそも、毎週金曜日に抗議活動を継続してきた訳ですし)。
ともあれ、応答室の方で上記の通り宣言した以上、明日の抗議活動は是非東京新聞様に掲載していただきたいものです。
最後、私を含めて当日参加できなかった人のためにこちらのようつべ。この熱気がいつまでも続き、再び原発ゼロを達成できます様に!!
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