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【東電事故調】放射性物質、90万テラベクレル放出 2号機から4割
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120620/dst12062022320038-n1.htm
2012.6.20 22:31 産経新聞
東京電力の社内事故調査委員会の最終報告書は、福島県飯舘村などを汚染した放射性物質の主要な放出源は2号機だったと断定した。だが損傷箇所や放出経路は不明のまま。高い放射線量や汚染水に阻まれ、現地調査ができていない場所も多く、“謎”が残った。
報告書は、第1原発から大気中に漏れた放射性物質の総量を約90万テラベクレル(テラは1兆)と推定した。最も多いのは2号機で、約4割を占める。昨年3月15日には約18万テラベクレルが放出され、飯舘村など北西方向の汚染要因になったと結論づけた。
だが、2号機は1〜4号機で唯一、水素爆発しておらず、原子炉建屋も見た目は無事だ。放射性物質がどこから、どのように外部に漏れたかはっきりしない。放射性物質を外部に逃すベント(排気)が成功したかどうかも不明で、大きな謎になっている。
2号機では同3月15日午前6時すぎ、爆発音とともに圧力抑制室の圧力が急低下。当初、2号機で爆発が起きたと考えられていたが、その後の地震計の解析で、爆発があったのは4号機と判明した。
一方、午前7時ごろから、第1原発の正門の放射線量は急上昇し、数時間で毎時数百マイクロシーベルトから約1万マイクロシーベルトまで跳ね上がった。ほぼ同じころ、定点カメラには2号機周辺に白い煙のようなものが写っていた。報告書は「格納容器から直接、汚染度の高いガスが建屋経由で漏洩(ろうえい)した」と推定したが、放出経路の詳細は分かっていない。2号機は今年3月の内視鏡調査で、格納容器の水位が約60センチと判明。汚染水が今も漏れ続けていることはほぼ確実だが、どこが、どのように損傷しているかは不明だ。
また、地震の原発への影響は「ほとんど認められない」と結論づけた。津波が来るまでは原発のデータに異常がなかったことや、津波被害が少ない5、6号機で、重要機器に損傷がなかったことを根拠とした。
ただ、「汚染水や放射線の問題から建屋や地下の機器の確認は現在は困難」との実情も認め、「1〜3号機の調査は限定的で未確認事項もある」と結んだ。
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