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社員のレジャー費にも30億円 東電料金値上げデタラメ中身
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2012/6/14 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
原発維持費、ボーナス計上だけじゃない!
どこまで国民をバカにすれば気が済むのか。
利用者に電気料金の大幅値上げを押しつけようとしている東京電力が、福島原発6基分の維持費を値上げの原価に計上していた問題。再稼働の可能性はゼロなのに、2012〜14年度の平均で、年間900億円もの維持費を家庭向けの電気料金値上げに盛り込んでいたからフザケている。
それでなくても、値上げの内訳をめぐっては、これまでにも数々のデタラメが発覚している。東電社員のボーナスとして、今冬の147億円(1人当たり40万円)に加え、13、14年度の計3年間で732億円も計上していた。今夏のボーナスを出さないかわりに、来年度の社員の年収を46万円もアップしようとして批判が殺到したばかりなのに、平気の平左である。
驚くのは早い。いま、経産省の有識者会議「電気料金審査専門委員会」で議論されている電気料金の内訳を知れば、もうア然、ボー然なのだ。
「東電は人件費をカットしたと言い張りますが、手厚い福利厚生は温存されています。例えば、都内に多くある家族向け社宅の1カ月の家賃は、平均3万円です。
家賃補助は既婚者の場合、平均4万円を超えます。このほか、持ち家財形貯蓄奨励金として年20億円、自社株を買うための持ち株奨励金に2億円という具合。さらに、年間32億円が計上されている『カフェテリアプラン』なる選択型の福利厚生制度は、勤続年数や資格の有無でポイントがもらえ、提携ホテルの利用など好きなサービスが選べるものです。どうして東電社員のレジャーー費用まで、電気料金で払わなければいけないのか」(経済ジャーナリスト)
値上げをめぐっては、火力発電向けの燃料の調達価格も、市場価格より2〜6%も割高だったことが分かり、批判を浴びている。何から何までムチャクチャなのだ。
ムダを削らず、負担ばかり押しつける。どこかのアホ政権にそっくりだが、この調子じゃ、今後も何が出てくるか分からない。
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